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白帯柔術マンの奮闘記0004「白帯柔術マンになるまで②裏」

とまぁ、なんで柔術始めたの?て話になれば表で書いたことを答えますが
僕の中ではもう1つあります。


まず、人間は本能的にサボりたがる生き物だと思っています。
物事に対して逃げたがる生き物だと思っています。
だからこそ何かに打ち込んで向き合っている人はキラキラ輝いてかっこよく見えるのです。

僕はフルコン空手を小、中学生時代にやっていたのだけれどもそれなりに勝てていて県大会での優勝経験もありました。
それでも自分に自信が持てず試合が憂鬱で一度だけ大会を仮病で棄権したことがあります。
仮病の僕を父母はずっと心配してくれていたのが辛くて申し訳なくて情けなくて罪悪感でずっと俯いていたのを覚えています。
当時は小5ぐらいだったかな病気がちなおじいちゃんは体調が良くないのに頑張って来てくれて棄権を伝えた時にシクシク泣いていたのが忘れられません。

あれからずっと僕は逃げっぱなしの人生です。
高校で3年、社会人で2年していたボクシングも試合が怖くて怖くて言い訳を用意して試合から逃げていました。
それでもこのままじゃダメだと勇気を出して試合に出るも最初から心が負けているので結果は散々です。
ダメダメな僕は「ほらやっぱり出ない方がいいじゃん向いてないじゃん」とダメな方の思考ばっかりしていました。
ボクシング時代は勝ちより負けの方が圧倒的に多いです。
最後まで自分に勝てずグローブを壁にかけボクシングから離れました、その時は肩の荷が降りてすごい楽になりました。

それでも僕は格闘技が好きだ。格闘技を観るのが好きだ。でもやるのは嫌い。

ではなくて

格闘技に向き合えてない中でやっていた自分が嫌いなのです。
当時は若く未熟で自分には才能がないだの人のせいにしたりだのとどうしようも無いやつでした。

でも今なら……今ならちょっぴり大人になって少しだけ客観視出来るようになった今なら今度こそ格闘技に向き合えるのではないのでしょうか?

柔術は自分の中で答え合わせのつもりで始めました。
たかがへなちょこアラサー野郎がねちねち言っているだけで
大したことない事を大きく捉えすぎているのも分かっています。
分かっていてもこの物語に終止符を打ちたいのです。
自分で蒔いた種を回収する物語なのです。

柔術「お前の個人的な事で勝手に巻き込むな」
て声が聞こえてくるけどなのでこれは裏テーマです。
ここでしか書けない事を書きました。
頑張ります。

白帯柔術マンの誕生です。

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