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【FM24】サッカーそんなに詳しくないプログラマがFM24やってみた。

「Football Manager 2024」(以後「FM24」)というゲームをやってます。
タイトル通りと言いますか、サッカーのゲームですが、自分で選手を直接操作して行うのではなく、まさしくマネジメントのゲーム、監督になって戦うゲームです。
こう書くと、私のような40代の方だと、当時、PS2で流行った「サッカークラブをつくろう(通称:サカつく)」なんかを思い出す方もいるかも知れません。
「サカつく」は、家庭ゲーム機用にカジュアルに作られている印象ですが、FM24を含めたFMシリーズは、すごく硬派に作られているゲームと言いますが、あまりに監督業についてシミュレートが細かくされているために「サッカー監督訓練シミュレータ」なんて言い方されている場合もあるようで。
登場する選手などは、実在・架空混みで数万と出てくるので。

と、ここまでゲームの話を書きましたが、サッカー・フットボールについて、私が詳しいのか・・といえば、そんなに詳しいわけではありません。
サッカーより野球の方がルールも選手も詳しいですし、去年はアレのアレのお陰で、アレだった、という感じ虎党なくらいでして。
親しみがあるとすれば、実家が大阪市の長居競技場に近いところにあったために、セレッソ大阪はなんとなく好きとか、森島寛晃が活躍してたころなんかはテレビで見てたなぁ~くらいの印象だったりします。こんな写真を撮りに行ったり。

そんな自分がなんでFM24なんて濃いゲームをやっているかと言いますと、現実世界のサッカーの各クラブや事情は詳しくないのですけれど、サッカーのシステムには興味があったりするんですね。
高校生くらいまではサッカーは適当に見たりしていたのですが、ちょうど日韓W杯共催の2000年頃に、当時の日本代表監督だったフィリップ・トルシエ監督が聞き慣れない「フラット3」と言っていたことから、なんだそれは?と調べてみたりして、興味を持ったのがきっかけでした。キーパーを除いた10人の陣形を数字で表記する、4-4-2とか、4-2-3-1とか、そういうフォーメーションの話ですね。
ちょうどその頃に、前述した「サカつく」であったり「ウイニングイレブン・タクティクス」という監督業にフォーカスしたゲームが出てきたりしたのも関係しているかも知れません。FMシリーズもその頃に出たのを購入して遊んでいた記憶があります。

今作のFM24は、日本を含めて世界中のクラブ監督を担当できます。日本に関していえば、バニラの状態でJ3の各クラブまで、Modを入れることで、JFL以下の地域リーグまで再現できます。
このmodの中に、今私が在住の高槻の地域クラブ・F.S.Compagnon を率いて、J1まで行けるか?という成り上がりプレーに挑んでみたりしてます。

そんなサッカー知らずの監督業ですが、自分が仕事をしているソフトウェア開発の業界に近いものや、その知見がゲーム攻略に使えたりする部分もあって、新しく発見があったりします。

・下位クラブの悲哀

大阪府下リーグでは、いい選手が出てきても、少し活躍していると、上位リーグに選手を引き抜かれてしまう。いくら自分のところで活躍させたくても、選手に「Jリーグに行きたい」と言われてしまうとどうしようもないですね(苦笑)
この辺りは、下請けソフトウェア業者的な、できる社員を採用し、上位会社の仕事をお願いしていたら、そこの人の目に止まって引き抜かれた、的な悲哀を味わうことができます。。。

・「銀の弾はない」の故事

FMシリーズでは、公式のツールでチート的な行為をすることができます。一人プレイしかできないゲームなので問題ないと言いますか、それで色々実験することができます。
なので、地域リーグの割に、運営の資金が1000億ある、みたいなアンバランスなクラブを作ることができるんですが、いくら資金があっても、札束で人を叩いて選手を取るというのはできない、というか、そのクラブのランクに応じた人しか採用できないので、先述のF.S.Compagnonにメッシが!みたいなことは、まー無理なわけです。

あと、選手も一人が突出しているというだけでは、うまくチームとしては機能しませんね。
点が欲しくてストライカーばかりをいい選手にしても、チーム内で反発が起きたり、ストライカー側もいい守備陣用意しろ、気に食わないと出ていく、的なことも起きるので、誰か一人凄いのを取れたら楽勝!というわけには行かないです。正しくソフトウェア界の金言「銀の弾はない」を地で行くところがあります。

・パワハラ上司に今すぐなれる!
試合中の選手に選手に声掛けをする、などのコマンドもあるのですが、負けているときに「叱責する」なんてコマンドを送ると、選手が更にプレッシャーを感じてしまう、なんて反応もあります。
凡ミス続きのエンジニアにパワハラで、更に悪化させてしまう、という業界あるあるを実現できます(それをしてどうなる。。。という気もしますが)

・昇格時の悲哀~勝つために捨てるか、残すか
先の下部リーグから上位リーグに昇格などした際に味わう悲劇の一つで、それは「選手たちが上位層で通用しなくなる」
選手にはそれぞれ能力があるのですが、いくら選手を育てても、才能の限界値のようなものがそれぞれに設定されており、それ以上は成長できない、ということになっています。
そうなってくると、上位層でクラブは生き残るためには、上位層で活躍できるような選手を新たに採用するしかないのですが(場合によっては1シーズンで半分以上入れ替えとなることも)共に昇格を味わったメンバーを泣く泣く戦力外にしないといけない、ということもあって、人事の人の気分を味わうことも(苦笑)

まだまだ色々ネタはありそうですが、尽きないところもあるので、この辺りにします。
商品へのリンクを貼っておきますので、興味がある方は是非に。

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