ホテルサービス その26 - 料理を美味しくする -
食べたもので自身の身体は作られる。
一考ある重要な話でもあります。
近年はカルパッチョ(画家)より発生したアート的な料理も多く魅了されるお皿も増えています。
しかし原点はと言いますと!
レストランの醍醐味は料理。
それを創作するのはシェフ。
と伝えられているものの中で日本ではおざなりにされているサービスについてお伝えいたします。
料理はシェフが作るもの🍽
サービスはギャルソンによるもこ。
そして味はサービスの質に比例する。
ゲストの目の前にもたらされる料理は素人が考える簡単な料理提供だけでは成り立ちません。
そこにはプロフェッショナルなサービスマンの真剣で奇想天外な安全を重視したアートに他ならないのです🖼
それがメートルドテルでありギャルソンである。
話を短的に表すとすると…
テーブルまで秒単位の道のり。
テーブルでゲストへの料理提供。
そして最大なる饗宴。
料理人も認めるサービスの重要性。
憧れのシェフの料理が盛り付けられたお皿は『誰でも触れることは出来ません』
そこはシェフが信頼しサービスマンに託された芸術の演出なのです。
〜〜〜〜〜タイムスリップ🕰〜〜〜〜〜
ヨーロッパではサービスマンの地位は高い↗︎
その違いとして。
日本では数少ないカービングやフランベと言ったゲストが喜ぶ見せ場をふんだんに演出出来るからなのです。
ゲストをもてなすことは古今東西。
際たるものは主人自らが客人をもてなす事でありまして、日本では主客同人の精神でもてなす。
ところが!
ヨーロッパでは『国王』が自分の武器使いの腕前を披露するため肉料理のカービングを行っていた所に歴史は遡る。
中世フランス王侯貴族の食卓には大皿料理が置かれサービィスを担当していたのは貴族。
いわゆるカービングは王様の代役をとる名誉なことだったのです。
時代はながれ〜〜〜
🍽レストランが普及しました。
そこで主人(国王)としてお客様をもてなす役割を『メートルドテル』が担うようになった!と言う歴史的流れ。
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この様な背景を経たフランス料理界では、レストランの席配置に特徴が残っています。
ダイニングに据えられたテーブルには居心地良い椅子が店内中心へ向かって配席されている💐
これはメートルドテルが醸すサービス(短略:王様の技能)を愉しむための演出配置なのだ。
それ故にサービスマンの地位は高くMOF (フランス国家最優秀職人章)を頂く輩もいて目指される職種でもある。
料理は調理によって味が変わり、サービスを受けた体感によって真の料金は決まる。
これは世界中の当たり前な法則でもある。
日本では軽視されているサービス。
それもそのはず。
無形サービスの地位を低く考える日本人。
他人から受ける給仕(使用人)この言葉の持つ意味が差別を引き起こし食事の際に『給仕は当たり前』と思う意識になるからだろう。
これから豊かな時代を迎える日本人として、そのあたりは認識を変えなければならないと思う。
しかし無理はないか。
本当のサービスを受けたことのある日本人は、ほんの僅かしかいないのも事実なんだから。
美味しい食べ物を食べると『元気回復』レストランの語源は此処に隠されています。
ただそれもこれも調理人とギャルソンの連携あっての成果。
料理を食べるにも人の関わりは限りなく、それがあってこそ美味しさを感じるものです。
料理 / 調理 × ホテルサービス = 価値満足❣️
甘薯の様な味わいバナナ🍌フランベ🔥
次回は濃縮果汁還元について…
書いてまいります✍️
HOTEL DIRECTOR
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