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〝持って、生まれて、手にした宝物〟――持ち味ってそういうもの

奥田民生さんの『BEAT』という曲(作詞は木村カエラさん)に、〝持って、生まれて、手にした宝物〟という言葉があります。先日久しぶりにこの曲を聴いてから、その一節が頭の中をぐるぐるまわっています。

前に「強み」より「持ち味」くらいでいいのでは?という記事を書いたのですが、持ち味ってまさに「持って、生まれて、手にした宝物」だな~と思うのです。

「持ち味」は「強み」のように、あれをこうして、次にこれをこうして、という感じでどんどん育てていくことはむずかしい。本人にはあまりコントロールできないもの。
ときには「衝動的」とか逆に「慎重すぎる」とか、弱点ともいえる所まで含んだその人全体の魅力が「持ち味」だと思います。

だからBEATの歌詞にもあるように、
「回って 動いて 見失い 消えそうになって」
というときもある。
でも、消そうとしても消えない、自然に出てしまうその人らしさ、が「持ち味」。

一方で、これまでの経験や今おかれている立場、心身の状態によって、どんなふうに表に出てくるかは変わってくるかもしれない。
だから「持ち味」とはいろんな形に育っていくものとも言える。

大人も子供も「強みさがし」に疲れたら、自分の持ち味って何かなとちょっと立ち止まってみるのもいいと思います。
私の「持って、生まれて、手にした宝物」は、なんだろう??



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