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眠れない夜 深夜の救急外来

深夜1時。
全身の力を振り絞って飼い主を起こしたJJ。
動かない身体でウンチを出そうと力を振り絞ったのかもしれませんが、私はJJが自身の急変を知らせるために起こしてくれたんだと思っています。

娘は熟睡中。
JJを抱っこしてリビングに行くと、この時間にしては珍しく夫が起きていました。
JJの状態があまりに悪いので救急外来に車を出してほしい旨を伝え(残念ながら私はペーパードライバー…)、私は動物病院の救急窓口へ電話。
全身の力が入っていないこと、息が非常に荒いこと、チアノーゼや痙攣は起きていないことを伝え、先に連絡のあった救急対応が1件あるので順番を待つ必要があるけれどそれでいいなら、とのことで救急へ向かうことに。
こういうとき、かかりつけの動物病院が24時間救急に対応しているのはありがたいですね。
JJをバスタオルに包んで抱っこして、娘を起こさないように静かにドタバタ家を出ました。
車中では抱っこの体制が楽だったのか、眠くなってきたのか、ハァハァとした息遣いが少し落ち着くJJ。
身体が楽になった変化なのか、それとも命が消えていく変化なのかがわからず、車で10分程度の道中ずっとドキドキハラハラしていました。

1:20
病院につくとすぐに看護師による状態確認。
ハァハァが少し落ち着いていたこともあり、救急救命措置までは必要なさそうだと判断されたようで、電話で聞いていた順番通りの診察に。
夫はしばらく駐車場で待っていてくれましたが、待ち時間がかかりそうだったので一度家に帰ってもらうことに。
待合室でまた少し息が荒くなり始め、20分程の待ち時間が非常に長く感じました。

1:40
ようやくJJの診察に。
熱を測ると40度近い熱。
ここ2日ほど抱っこすると少し熱い気がしてたのは…熱を出していたからか。
なんか熱いな~と思ってたくせに気づかなくてごめん。
なんにせよ、まずは血液検査へ。

2:20
血液検査の初期結果が出る。
あちこちに異常値あり。
まずは腎臓。
BUN(尿素窒素)が100を超え、CRE(クレアチニン)も4.59と非常に高い。IP(無機リン)も8.4と高め。
肝臓の値も悪い。
GPT/ALTが238、NH3(アンモニア)94。
そして何より炎症反応が高い。
CRP(C反応性タンパク)は7.0以上(測定不可)、WBC(白血球)は236。
貧血気味だと思われる数値もあるので臓器からの出血も気になるところ、だと。
木曜日の午後はおしっこが出ていないこと、おしっこの臭いがキツイこと、口からもアンモニア臭が出ていることから、腎臓疾患が一番可能性が高いだろうとのことでした。

5/17の血液検査結果

治療としては、ひとまず抗菌薬や抗炎症剤の投与に加え、点滴が有効との見立て。
このまま2-3日入院しますか?とのことでしたが、娘と顔を合わないまま入院させて、もしこれが最期のお別れになってしまったら…と思うと即入院させる決断はできませんでした。
獣医師からも通院での点滴治療もできなくはないとのことで、この晩は家に一緒に帰ることを選択。
エコー検査したところ内臓に目に見えるような損傷はなく、そのまま皮下点滴をしてもらって抗菌の飲み薬を処方してもらい、2:40頃に病院を後にしました。

皮下点滴をしてもらったので、背中に大きなコブがぽっこり。
注射と点滴効果で朝になったら少し元気になっているといいね、と祈りながら夜中3:00頃にJJの隣で就寝しました。
(といっても私はなかなか眠れず、JJの隣で横になりながらも5時ごろまで目が覚めていた気がします)

この日の診察料 ¥41,910

  • 夜間診察料

  • 夜間採血料

  • 血液検査(血球数測定、電解質、生化学、CRP測定、NH3)

  • 尿検査(膀胱穿刺、膀胱エコー、沈渣鏡)

  • 皮下点滴+筋肉・皮下注射1本

  • セレニア注射

  • 内容薬 2日分 (セファクリア半錠×4つ)

▼ JJが腎臓障害を起こしてから「犬 腎臓」で毎日検索しまくりました。
  似たような情報をまとめた記事が多い中、基本的な情報を検索した後は
  実際の闘病談(個人ブログ)も参考にさせてもらいました。
  その中でも特に情報が充実していたのがこちらの方のブログ。
  今回処方されたセファクリアについても説明がありました。


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