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ネーミングは印象を決める大きな要素である【ネーミングへの意識を考える】

こんにちはJJです。

今日は実体験から気付きをシェアします。

印象を決める要素は様々です。
見た目というのは大きな要素であることは
よく知っています。

しかし
「見た目以外にも印象を決める要素がある」
ということをちゃんと認識できている
でしょうか?

そこで今日は
「ネーミングは印象を決める大きな要素」
というテーマです。

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◆ モノは言い方で決まる

最初に私の実体験を紹介します。

先日
”結婚式の衣装合わせ”で
妻のウェディングドレスの試着に
同行しました。

ウェディングドレスの
セレクトショップでの試着でした。

そこの店舗は次のような流れでした。

① 簡単な説明を受ける
② 試着したいドレス数点を選ぶ
③ フィッティングルームで試着する

①→②になるとき
店員さんから
「ドレスが汚れないように
グローブをして頂きます」
ということで渡されたのが
「使い捨て用ビニールの手袋」
でした。

こんな感じです。

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理由は
「ふつうは布製のグローブなのだが感染対策のためにこのようになっている
ということでした。

最初に「グローブ」と聞いていたので
勝手に「布 or 皮の手袋」を想像していた
自分としては少し驚いただけでなく
「使い捨て用のビニール手袋が
ちょっと質が良く感じる」
ということでした。

これは次のことを
実感できる良い体験でした。

・最初の印象による影響は大きい
・見た目が全く同じであってもネーミングの仕方だけでも印象は変わる

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◆ ネーミングはコストをかけずに印象を変えられる方法

「ネーミングによる印象への影響」を
とても効果的に活用しているのは商品名です。

日頃は何となく見ている商品名ですが
そこにネーミングの影響が隠れています。

最近の事例で
とても面白いものがあるので
紹介します。

近年
欧米を中心に環境への配慮ということが
大きなトレンドになっています。

Sustainability(持続可能性)の考え方が
様々な業界に導入されつつあります。

その中の1つが「牛肉」です。

肉牛を育てることが大きな環境負荷に
なっていることが指摘されています。

大豆などの植物から
牛肉の代用品を販売する会社が登場し
既に一般で購入ができるようになりました。

これは
「代用肉」「植物肉」
と言われています。

さらに話が進んでいて
ラボで培養した「培養肉」
も考えられていますが
まだまだ開発段階だそうです。

ここで質問です。

「代用肉」や「植物肉」と聞いて
どの様な印象を受けますか?

多くの人が
「ちょっと気持ち悪いかも」
という悪い印象を持つはずです。

代用とか植物とか
”肉”に合わない表現だからです。

そこでフード企業が
その印象を変えるために試したのが
ネーミングです。

次の記事を見てみて下さい。

ドトールが「大豆ミート」の商品を
提供開始という内容の記事です。

他にも多くのフード企業が
「大豆ミート」の販売を開始しています。

ここで注目したいのが
「大豆ミート」というネーミングです。

「代用肉」や「植物肉」ではなく
「大豆ミート」というネーミングを
使っているのがとても大事です。

「大豆ミート」というネーミングからは
ヘルシーな印象が伝わりますよね。

ネーミングを工夫しただけで
印象がガラリと変わったという訳です。

重要なのは
「単なるネーミングの変更なので
コストはほぼかかっていない」
ということです。

コストかけずに
印象を変えることができるのが
ネーミングの大きな役割ですね。

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◆ 世の中のネーミングから学びをえる

私たちは普段の生活の中で
ネーミングに対して
気に留めることがありません。

しかし
すこし意識をしてみるだけでも
大きな気づきが得られます。

商品名・サービス名・企業名
・・・など
対象はどこにでもあります。

今回のnoteが
ネーミングへの意識を変える
良い機会になれば幸いです😄

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最後に
フードテックについての書籍を
紹介させて頂きます。

画像:
https://unsplash.com/photos/RZjC6H7to1M


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