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【新型コロナ肺炎も重症化?がんの転移を促すタンパク質】

最近、感染者数が激減している新型コロナウイルス。


この新型コロナウイルス感染症による肺炎の重症化に関わっている物質が、がん細胞の転移にも影響している様です。


東京女子医科大の丸義朗(よしろう)学長らのチームによると、「S100A8」と呼ばれるたんぱく質が肺で作られる事によって、がんの肺転移を促すとのこと。


がんの原発巣から「エクソソーム」という物質が出ていて、これが肺に届くと、「S100A8」がつくられます。


エクソソームは『がん』を含む体の中のあらゆる細胞が出していて、血液中を移動します。またエクソソームの特徴として、マイクロRNAという遺伝物質を含んでいます。


転移先の細胞には、もちろんが異物の侵入を拒むシステムがありますが、『がん』から出るエクソソームには、転移先の防御機構に対して「あなたの役割はもう終わり」というメッセージが送られるます。

そうする事で、転移先の細胞が『がん』の転移に適した土壌に作り替えられ、がん細胞が転移するとのこと。


現在、このシステムを利用して『がん』の治療薬を作る試みもされており、その薬が新型コロナウイルスによる肺炎の治療にも使えるのでは?と、注目されている様です。




東京女子医科大の丸義朗(よしろう)学長らのチームの研究に関してはこちら↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef9af3472f82d6563e1c3b62874694eef77971fc


エクソソームの詳細についてはこちら↓
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_607.html


S100A8によるがん肺転移の詳細についてはこちら↓
http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2018/12/79-09-05.pdf






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自然療法サロン こうゆう
https://www.shizennryouhouinn-kouyuu.com/index.html




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