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週末旅をお勧め(49回目):羽田→仙台の臨時便を利用しての仙台日帰り旅行

49回目の投稿は仙台の日帰り旅行です。2022年3月16日に福島県沖の地震が発生し大きな被害が出来ました。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。この被害の一つとして東北新幹線が大きく被害を受け不通となりJALおよびANAが東北への臨時便を設定しましたが新幹線の復旧の見通しが出たので、乗っておきたい路線でもありJALを応援する意味合いも含め仙台日帰り旅行する事にしました。

【1】今回の旅の目的

仙台は前に少しだけ観光したことがありますが沢山は見ていなかったので市内の主要ポイントを見る事と、JALの就航している国内空港制覇で仙台空港は未踏の空港だったので利用することと、定期航空路線のない羽田⇔仙台のルートを堪能することです

【2】仙台への旅の計画(移動・宿)

通常だと仙台は東北新幹線利用ですが今回の旅では往復の飛行機です
移動:羽田⇔仙台の航空券はJALの通常航空券で予約
移動:公共交通機関を利用する
宿泊:日帰りの旅であり利用しない

【3】おおよそのルート

1日目:羽田空港(07:00)→JAL4591→(08:05)仙台空港→仙台市内観光→
     →仙台空港(19:50)→JAL4724→(20:55)羽田空港

【4】仙台旅行の写真レポート

(1)1日目の行程

朝の少し早い便なのでJALラウンジで朝食をとりながら空港を眺めているとFly to Beautiful Japanの特別塗装機が通過していったので撮影

臨時便の設定は通常のスポットとは異なり沖止めの航空機の場合が多く搭乗もバスで向かう。バス搭乗は30番台のスポットで、臨時の表示のあるのは貴重なので撮影

仙台空港は羽田との定期便はありませんがJALグループのJ-AIRが路線を持っているのでJ-AIRが臨時便を飛ばすのかと思っていましたがJAL運航のBoeing737-600でした。機内に入り羽田空港を離陸する動画を撮影

羽田離陸後はすぐに雲に入りしばらく雲上を飛行し雲が切れたところで那須の連山の雪山が見えて来た。スキー場は「エーデルワイス・スキーリゾート」か「ハンターマウンテン塩原」のどちらかのスキー場が見えていた

福島県をだいぶ進み仙台が近づいたところで猪苗代湖が見えてきた。帯広便などは猪苗代湖の真上を飛ぶので少しずれて湖が見えるのは珍しく、湖の右に磐梯山も見える

猪苗代湖を過ぎて雪山が見えてきた。たぶん安達太良山

仙台空港への着陸動画を撮影。初めての空港で撮影チャンスは少ないので長めの動画

ターミナルビルに正対しスポットで停止する直前で遠くにANAのプロペラ機も見える

仙台空港から仙台市街地へは空港アクセス線を使えば乗り換えなしで行ける。そのアクセス戦の乗り場は連絡通路でつながっているが、一度したにおりて仙台空港ターミナルビルを撮影。緩やかなカーブの屋根を持つターミナルビルは横に長い建物

撮影後は空港アクセス線で仙台に向かう。ホームで待っていると電車がやってきた。これに乗ればアクセス線からJR直通で仙台まで乗り換えなしで行ける

仙台駅に着き今回は市内だけを観光するので観光スポットを巡る「るーぷる」と仙台地下鉄を中心に移動するので共通一日券を購入しバスで瑞鳳殿に向かう。瑞鳳殿は仙台藩の伊達政宗公の霊屋の入口の写真で、仙台の「るーぷる」のバス停を下りた所の写真です

参道と杉並木で石造りの石段で左右の杉は樹齢は380年だそうです

石段を登った所に入口があり、そこで拝観料を支払って中に進みます

涅槃門の写真で一度焼失したものを焼失前と同様に豪華な造りで復元されています

瑞鳳殿の写真で伊達政宗公の霊廟であり国宝に指定されていましたが、昭和20年に戦災で焼失してしまい今の建物は再建されたものです

この石段の先に善応殿・感仙殿・妙雲界廟があるそうです

善応殿の写真で伊達家の三代目藩主の伊達綱宗公の霊所です

3月の福島地震の影響がかなりあったようで、灯籠も倒壊しているのが見受けられました

瑞鳳殿を見た後バス停に戻る途中には瑞鳳寺があり山門をくぐると大きな屋根を持つ立派な本堂があります。建物自体は建て直された物のようです

仙台城址に行く予定で来た仙台市博物館で改築が行われていて休業でした。博物館の前には近代的なオブジェがありました。三日月が見えるように伊達政宗も意識していますね。

本来はここから城内を歩いていけるのですが、地震で石垣が崩れ危険で通行止めになっていて大回りして行く必要があり、地下鉄の国際センター駅から八木山動物公園まで行き、バスかタクシーで行く必要があります。
この辺りの石垣は元はお城だったという事がよくわかります

ここがフィギュアスケート発祥の地(池)らしいです。その関係で仙台はフィギュアスケートが盛んな地になっています

宮城県護国神社は仙台城址に明治時代に建立された神社です。鳥居からまっすぐ正面に本殿が見えます。本殿は大きくてとても立派です

仙台城跡にある伊達政宗公の像は前回の仙台滞在でもみなかったので今回の目的の一つでしたが、地震の影響で補修などが必要でシートに覆われていて見られませんでした。また仙台に来る理由が出来ましたね

仙台城址から街の方を撮影した写真です。手前に見えるのは歌にも歌われた広瀬川です

仙台城は広瀬川の西にある高台でその斜面はこの写真のように急峻で守りに良さそうな地形です

仙台城址から北の方を見ると遠くの山に雪が積もっていて眺めがいいですね。お城があった時もお殿様はこの景色を眺めていたのでしょうね

石垣のサンプルのような展示があり、石組の様子の解説などがありました

仙台城址から別の方向を撮影したもので仙台大観音が見えます。この観音様は中に入ることが出来て上の方からは街並みが見渡せます

本丸があったと思われる場所は平らな広い場所で礎石が並んでいるのがわかります

次は東北大学の自然史標本館に来ました。東北大学理学部の収蔵品を展示している博物館で有料(150円)で見学する事が出来ます

このような骨格標本が多数展示されています

これはマンモスの化石のようです

化石だけでなく貴重な生物の骨格標本も展示されています

建物の外にも展示されています。これは木が化石になる途中の珪化木というものだそうで、300万年まえの火山灰の地層から見つかったものだそうです

次は三居沢発電所に来ました。三居沢発電所は記録に残る発電所としては日本最古のもので、この写真は発電後の水を広瀬川に流すための水路の部分の写真です

水路は曲がっていて、この左に少し見えているのが発電所です

この建物の中に発電の設備があり、今でも発電されています。この建物も登録有形文化財となっています

建物の中の発電のタービンなども見られるように窓が設けられ、ガラス越しですが見る事ができます。最初は紡績会社の発電所でしたが、現在では東北電力が管理しています

この斜面の管を使って高低差のエネルギーを電気エネルギーに変換します

この山の上が取水の所につながっているようで階段もありますが立ち入り禁止になっています。広瀬川の上流からトンネルで水を引き一気にこの崖で落として広瀬川に戻す構造です

三居沢発電所のつぎは「るーぷる」に乗って大崎八幡宮に来ました。仙台のるーぷるのバス停から奥に入る参道があり、最初はこの様に両側に提灯が掛かっている参道です

参道の奥には数段の石段と石の鳥居があります

鳥居の先にはかなり長い石段があり、その上にも赤鳥居が見えます

石段を登った所にある三之鳥居で赤い色に塗られ八幡宮の額が掛けられています。この額の文字は伊達藩五代目当主の伊達吉村公によるものだそうです

鳥居の先の提灯が掛かっている参道を歩いていると両側に灯籠などがありますが、先日の地震の影響が出ていました

本殿の手前に重要文化財に指定されている門があります。ここにも提灯が沢山飾られています

本殿は国宝に指定されていて極彩色のとても綺麗な建物ですが補修工事が行われていて全体を見る事が出来ませんでした

大崎八幡宮の参道の途中を横切っている暗渠があります。広瀬川の上流から取水し仙台の城下町に水を供給する用水路で四つの谷を越えるので四谷用水と呼ばれています。この場所は暗渠になっていますが昔のような石積みでの形に整備する事が計画されているそうです

冬のクリスマス前から年明けにかけて仙台はイルミネーションで有名で、この定禅寺通りもイルミネーションで飾り付けられます。大きな通りのまん中に木が植わった緑地帯が延びています

この時期は木々の葉っぱもイルミネーションも無くちょっと寂しいですね

お昼は何にしようかと考えた。仙台と言えば「牛たん」が思い出されるがそれは夕食にとっておいて、お昼は十割そばを使った鴨南そばにしました

地下鉄の薬師堂で下りて次の目的地に向かって歩いているときに重い走行音が聞こえてきて慌ててカメラを取り出し撮影したのがこの写真で、貨物線を行く金太郎牽引の貨物列車でした

陸奥国分寺薬師堂の仁王門が最初に見えてきます。この仁王門は茅葺屋根の八脚門で2体の金剛力士像が祀られています

仁王門をくぐるとまっすぐな参道があり、遠くに薬師堂が見えてきます

薬師堂は国指定の重要文化財で伊達政宗公により陸奥国分寺講堂後に薬師堂を再建しました

境内には古い一対の狛犬がありました

仙台市の登録文化財の準胝観音堂です

2階建ての鐘楼で伊達政宗公が鋳造させた梵鐘が収められていましたが、戦争の金属供出で使われてしまい、今の鐘は昭和に造られたそうです

薬師堂を斜め横から撮影したものです

仙台駅に戻って来ました。「るーぷる」と地下鉄の乗り放題券を持っていましたが、地下鉄が車両トラブルで不通となっていたのでJRで北仙台に向かいます

プラットホームに下りると対面するホームには懐かしのE653系がいました。塗装は国鉄時代の塗装にされていますが、懐かしいのは「フレッシュひたち」の時代で、上野から水戸や勝田への出張によく使っていました

JRでたどり着いた北仙台駅です。ここから北山五山巡りをして仙台に戻りますが、それまでに地下鉄は復旧しているでしょうか?

北山五山は伊達政宗公により創建された5つの臨済宗の寺院で、仙台城からは鬼門の方角にあります。この光明寺の本堂には千手観音が収められています。線路沿いの道を歩いていったのでいきなり本堂に出ました。このお寺には支倉長政のお墓があります

東昌寺は北山五山の筆頭のお寺で伊達家の4代目当主の伊達政依公の菩提寺です

東昌寺にはマルミガヤという大木があり、伊達政宗公が鬼門よけとして植えたものと伝えられています。推定の樹齢は500年で種子は代々の藩主の食料になっていたそうです

青葉神社は仙台城にありましたがお城が廃城になると消滅しここに移って創建されました。その場所は東昌寺の境内の2/3を使っています。従って東昌寺のすぐ横に入口の鳥居が見えます

参道は石段をかなり登っていき、さらにその先の平らな石畳みの参道の先に社殿があり左右に「和」の文字が見えます

覚範寺は伊達政宗公により米沢市に創建されたもので、伊達家が仙台に移ると同時に移って来ました

長い石段を登ると山門があります。四脚門で仁王像が祀られています

本堂は新しく建て直されたものでした

資福寺は山形県高畠にあったもので、伊達家と共に現在の地に移ってきました。杉並木の奥に歩いていきます

山門の手前には紫陽花がたくさん植えられていて紫陽花寺としても有名だそうです

本堂の手前の左右は竹林になっていました

秀林寺は北山五山ではないですが歩いているときに見かけたお寺で本堂はとても大きく立派なものでした

北山五山は満勝寺ですが北山から移転してしまったのでこの輪王寺を加える場合があるそうです

輪王寺の山門は左右に仁王像が祭られている立派なものです。仙台藩四代藩主伊達綱村により仏殿,客殿などが整備され,この写真の山門はこの時に作られたものだそうで、明治9年の大火でも焼け残ったそうです

本堂はとても大きく近代になって立て直されたもののようです

仙台駅の東口にはアンパンマンの石像がありましたが、何故でしょうか?

ハピナ名横丁は駅前の大きな商店街のアーケードで、駅に近い方(JRの線路方向)は武士の街でアーケードになっています。このアーケードを進み仙台の歴史を見に行きます

商店街を進んでいくとアーケードは続いていますが商店街は「ハピナ」から「クリスロード」に変わります。クリスロード側は商人の街でその堺は斜めになった部分があり、四谷用水により街中に張り巡らせた用水があった場所を示しているそうです。この場所は常陽銀行の前にあります

帰りも空港連絡バスもあるけど時間的にせわしないので少し早めに空港について食事をしてお土産を買いたいと考え空港連絡線で移動する事にしました

空港に到着し夜で雰囲気の変わった空港ターミナルビルを撮影

空港内のレストランで仙台名物の厚切り牛タン丼を夕食に食べました

夕食後は搭乗口に移動して出発案内板を撮影

定刻に機内に入り仙台空港路離陸する動画を撮影

離陸した時のカーブが変な感じだったので自宅に戻って飛行ルートを地図に落としてみました。羽田からの到着は海からすぐに着陸でしたが離陸は変なルートで上昇していました

羽田空港に着陸するときに動画を撮影しましたが、空港で着地する頃までほとんど見えなかったので、あまり良い動画ではありません

帰ってから今回の旅でGPSで記録したログを地図に落としたものはこれです。地下鉄などでは軌跡が飛ぶので歩いて観光した地点のみにしています

【5】まとめ

・行きの羽田→仙台線では雪山など綺麗な景色が見られた
・仙台城址は地震の影響で石垣が崩れ通行止めなどが発生し、さらに目的の
 伊達政宗公像が見られなかったのが残念
・「るーぷる」は見どころを回っているので興味が湧いた所でおりて適当に
 巡れ便利
・仙台地下鉄がトラブルで一時不通となり少し焦ったが無事に回ることが
 できた
・市内のあちこちで地震の被害が出ていて東日本大震災に加えての被災で
 大変そうで観光していいのか?と思った
・この旅でかかった費用は次の表の通りです

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