週末旅をお勧め(52回目):一泊二日で松山・道後を散策
52回目の投稿は松山・道後です。年末の旅で温泉でゆったりしたいのと前にも来ているのでゆっくりと散策する計画です。
【1】今回の旅の目的
松山には前にも旅行に来ているので「これを見る」というのはなく、年末だったので温泉で少しゆっくりすることが目的ですが、道後温泉は高いので松山市内のホテルで温泉があるところを選んで路面電車で道後も回ります
【2】松山への旅の計画(移動・宿)
今回の旅では往復の飛行機と一泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約
移動:羽田⇔松山の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:公共交通機関を利用する
宿泊:松山のホテルで温泉のある所をダイナミックパッケージで予約
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(07:15)→JAL431→(08:50)松山空港→道後温泉→松山市内→
→松山(泊)
2日目:松山→道後・松山市内→松山空港(17:55)→JAL438→(19:15)羽田空港
【4】松山旅行の写真レポート
(1)1日目の行程
今回も朝食はJALラウンジで食べ搭乗口に行くと5番のA/Bで同じように四国行きの便がわずかな時間差である。20分差だと準備が遅れたら混乱しそう
機内に入って外を撮影するが雨が降り窓に水滴がついていて条件は悪い
条件は悪いけどいつものように離陸動画を撮影
この日は天気が悪く雲が多くて地上風景が見えないが松山空港に向けて降下をして雲を抜けたときに松山沖合の中島の東海岸の中島港が見えてきました
海から陸地に入る所で重信川の河口と貯木場などが見えてきました。風向きの関係で陸地でぐるっとまわり東から着陸するようです
そして松山空港に着陸する時の動画も撮影
降機してボーディングブリッジから撮影した写真で隣のスポットでは着陸機の到着の準備がされています
年末なので空港ターミナルにもクリスマスツリーが飾られていました。松山らしいのは愛媛の特産品のミカンのキャラクターが飾られている事です
松山は公共交通機関が充実していて伊予鉄のバス・市内電車(路面電車)・郊外電車(通常の鐡道)でほとんど回れます。乗り放題のチケットがあり2日券は3000円で空港から市内までのリムジンバスに乗れますので、それで市内に向かっています。車窓から撮影しながら移動しますが宮前川を渡る所です
前回は松山駅(JR)で下りて路面電車で道後温泉に向かいました。路面電車の乗りつぶしも目的だったので下車しましたが、2回目なので時間節約でリムジンバスで道後温泉まで行きますが、リムジンバスは松山駅も停車駅になっています
リムジンバスは路面電車のルートに近い所を通っているのでお堀の横の道路で撮影しました。松山市駅から突き当たった所が南堀端です
道後温泉に到着した所で駅前には坊ちゃん列車が展示されていました。週末は運用にはいっていますが、この日はお休みでここに置いてあるようです
市内線の終点の道後温泉駅の駅舎は新しい建物ですがレトロっぽく作られています
道後温泉の駅前のからくり時計で毎時カラクリが動くので多くの人が集まります。前回に来ている時に見ているので写真だけ撮影して次に行きました
カラクリ時計の横に足湯があります。正面には白黒のキャラクターが見えますが何なのでしょうか?中央のお湯が出ているところは新しくつくられた湯釜ですね
少し進むと正岡子規の銅像があります。野球の恰好をしているのは、ベースボールが日本に入って来たときに「野球」という言葉などをつけたのが正岡子規だからです
道後公園は前に来た時にちょっとだけ立ち寄っただけなので今回は時間を取ってみました。道後公園は湯築城の跡で今は公園に整備されていますが、お堀などが残されています。内側は日本庭園のようになっています
中央の一番高い場所に展望台があり360°見渡せます。そこから撮影した写真です
同じ展望台で撮影した写真です
岩崎神社は公園の一角にある神社で鳥居の先から石段とその上の本殿を撮影したものです
お堀の内側の遮蔽土塁の所で大きな岩が重なっていて、さらに色づいていました
土杭は凄い名前が付いていますが「ゴミ捨て穴」で土器や皿などがここに捨てられていて発掘されたそうです
外堀土塁裾石は城内の南東の角にあり外側に土塁が築かれていて、その土塁を保つための石組が多く残されていて見られるようになっていました
土塁の一角に土塁を切り取って断面がわかる場所がありました
温泉の湧出口に設置するものが湯釜で、これは道後温泉本館が出来た時まで設置されていたものだそうです。作られたのは奈良時代だそうです
伊佐爾波神社に向かう伊佐爾波坂の途中の左手から石段があり湯神社に行けます。湯神社は道後温泉の守り神と言われています
湯神社からは俯瞰して道後温泉本館を撮影できます。いまは改修工事中で覆いが掛かっていますが、その覆いが凄く派手です。前に来たときに覆いが無い状態で見ているので別パターンもまた良しですね
湯神社の本殿です
伊佐爾波を歩いてくると石段に突き当たります。この石段を登った所が神社です
石段の下から撮影したもので、古くからの石段らしく摩耗して丸くなっていますので、雨の日などは昇り降りに気を遣う必要があります
伊佐爾波神社の社殿は八幡造りで重要文化財です。 同じような八幡造りの社殿でも大分の宇佐神宮は国宝になっています
社殿をぐるっと回って正面に戻って来ました。石段を登った時に見えてくるのがこの拝殿です
道後温泉本館は補修工事中で覆いが掛かっています。正面の入口から温泉にはるのですが改修工事中はこちらの入口から入るようです
道後温泉本館の正面は完全に覆われています。道後温泉駅から商店街を通ってくるとこの覆いが正面に見えます
バスに乗るために道後温泉駅に戻って来ました。駅の奥には引き上げ線があります
渓谷と紅葉が見られる場所という事で2時間に一本しかないバスに乗って終点で降り少し歩いて湧ヶ渕にきてみましたが、遊歩道の入口が閉鎖されていました。あっという間に目的が終わり次のバスまで2時間待つのでどうしようかと
いちばんメインの所を道路から撮影。下に見えている赤い道が遊歩道で、遊歩道はここから川の所まで下っていきます
湧ヶ淵が見られずバス停に戻って来ました。バスはあと2時間来ないので湧ヶ淵公園の展望台まで行くことにしました。紅葉が残っていますが、道路にも枯葉が落ちています
展望台までは車道になっている様ですが今は通行止めになっています。比較的幅が広い登山道です
すぐに着くかと思っていましたがかなりの距離があるようです。下の案内板には数か所の水場が書かれていましたが、全て使えなかったのでペットボトルの水を持っていて正解でした
少し視界の利く場所で撮影したのがこの写真で紅葉がまだ残っていました
車道の終点近くから右手に舗装道があり、そこを登ると展望台です
展望台からは遠くまで見えます。かなり山の上まで登って来たので視界が良いのはいいですが、天気がもう少し良ければもっと綺麗に見えたのにと思いました
展望台からの帰りは来た道を戻るのと、そのまままっすぐに行く道がありそちらを選択しました
展望台からは下り一方かと思っていましたが、最初は適度なアップダウンがありました
こちらは車道ではなく登山道で歩く人があまりいないみたいで枯葉が積もり崖側の境がわかりにくいので慎重に歩きます。車道をもどれば良かったと後悔しています
所どころ倒木がありそれをくぐりながら進みます
湧ヶ淵のバス停にもどった時にバスが来るまであと1時間あるので、別路線がある所まで歩いていきます。そちらは30分ごとなので少し早く道後温泉にもどれるでしょう。その歩いている途中に奥道後温泉から山の上までのロープウェイがかつてありました。正面の時計台は関係なく、その奥の下の方に駅があり左の上の山までのロープウェイがあり写真の左の山の上の方に支柱が残されています
奥道後温泉を歩き湯之元のバス停に着いたときに時刻表を確認すると1分前でした。少し遅れているようですが到着しマスクをしている間にバスが到着し道後温泉に戻りますが、途中の石手寺で途中下車しました。石手寺は四国八十八ヶ所の51番札所のお寺です
石手寺の参道は屋根がついていました
山門が見えてきました。この仁王門は国宝に指定されています。門の左右には運慶一門の作と言われる金剛力士像が安置されています
重要文化財に指定されている三重の塔があります。鎌倉時代後期のものだそうです
本堂とその手前にある階段には独鈷がありました
山門の所にあったわらじで左右に一対ありました
古い塀で瓦を重ねて造られたもののようです
石手寺をお参りした後はバスで道後温泉に戻ります。道後温泉では前に来た時にはなかった飛鳥乃湯の中庭を見に来ました。蜷川実花さんの「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉中庭インスタレーション」作品でカラフルになっていてインスタ映えスポットとして有名です
前の松山旅行の時には伊予鉄の乗り放題チケットで伊予鉄の終着駅まで行きましたが終着駅での散策はあまりしていなかったので今回は少し歩いてみます。郡中港駅まで来て港のほうに歩いてきました。郡中港の近くにある五色濱神社です。神社があると狛犬を探して行ってみるのですがココにはありませんでした
萬安港旧灯台は萬安港(今は伊予港)の防波堤にあった灯台で、明治の始めに石造りとされましたが港の改修工事に伴ってここに移設されたものです
さざえ堀は大洲藩が萬安港を築いたときに作られた井戸で螺旋階段上に石を積んでいたのがサザエに似ているので名前がついたそうです。井戸の水は潮の満ち干と共に上下するそうです
さざえ堀の所には萬安港という名前が書かれていましたが伊予鉄の駅が郡中港なのでその名前にしています。港には漁船と一緒にプレジャーボートも沢山係留されていました
1日目の終わりに大街道に戻って来ました。宿泊は道後温泉にして温泉三昧にしようかと考えていましたが宿泊費が高いです。そこで松山市内のホテルで温泉がある所を探すと意外と多くて奥道後温泉の引き湯で大浴場完備の所がありました。そのホテルはこの大街道に途中にあります。この写真は入口のクリスマスツリーを撮影したものです
(2)2日目の行程
朝、ホテルから観光に行く時に違った三番町通りを歩いているとエアーストリームが見えました。元はキャンピングカーですが店舗に使っているのでしょうか
この日の最初の目的地は松山市駅からは高浜線に乗って三津浜に行きます
伊予鉄の郊外線の三津駅からあるいて三津浜港に来ました。ここも漁船やレジャーボートがたくさん係留されています
石崎船渠造船所跡はGoogleの地図では跡になっていましたがクレーンは新しく現在も使われているようでした。手前には船を曳きあげる装置のドックがありました
こちらがその引き揚げ装置でレールの上に台をのせてその上に船をのせて引き揚げます
こっちのドックは船が自走して入ってきて入口のドアを閉めて排水する方式のドックです
海側の仕切りの所からドックの後ろの方を撮影したものです
三津の駅近くにあった明治の工場の看板で関東では売っていないカールを作っているようです。コンビニや空港にも売っていましたがおみやげに買うにはかさばるので断念しました
伊予鉄の郊外線の一つである高浜線の三津駅です
松山駅の西にある総合運動公園の一番高い場所にある展望台で、そこから360°の眺めが楽しめ遠くは瀬戸内海の島々まで見えます
展望台から松山市街地の方を撮影したものです。遠くに松山城も見えます
展望台は中世のお城のような建物でインスタ映えするという事でも有名になりました
展望台からはさきほど見えた松山城をズームして撮影しました。かなり高い山の上で攻守に都合の良いお城だったのがわかります
松山総合公園から伊予鉄郊外線の西衣山駅に戻るときに予讃線の踏切を渡りますが、ちょうど車両が通過する所だったので撮影しました
総合運動公園から郊外線に乗って古町駅で環状線に乗り換えです。この古町駅は路面電車の車庫と郊外線の車庫があります
道後温泉の圓満寺に行くために路面電車の環状線で向かいます。伊予鉄の市内線は新しい車両も多く導入されていますが、道後温泉と松山市駅&松山駅の間に走っていて、環状線はイメージのオレンジ一色に塗られた旧式車両が多いです
伊佐爾波坂入口の坂の入口にお堀のような水路が少しだけあり、そこの橋のような物の欄干が古そうです
圓満寺は道後温泉本館の近くにあるお寺です。白くて巨大な『湯の大地蔵尊』が祀られています
このお寺には絵馬もありますがこの写真のようにカラフルな『結び玉』が有名でインスタ映えと言われています
『結び玉』は願い事を書いて結びつけて奉納します。それをアップで撮影したもので確かにカラフルでインスタ映えですね
山澤商店は圓満寺から歩いている時に見つけた酒屋で杉玉が下がっています
杉玉の横には古い木製の看板もありました
伊佐爾波坂から神社の石段の所にある「まんま」と言うお店で松山名物の鍋焼きうどんが食べられるので昼食場所に選びました。観光客目当てのお店ではないのですいていました
松山のB級グルメとも言われる鍋焼きうどんでアルミの鍋で出されるのが特徴です。実際には鍋焼きにも種類があり一般的な鍋焼きとこの写真の牛鍋焼きがあり、牛鍋焼きを食べました
近くまで来たので飛鳥乃湯の中庭にもう一度来ました。蜷川実花さんの作品の花が床に描かれている中庭でインスタ映えする事で最近の道後温泉の名所になっていますが人は少なかったです
松山東雲中学校で松山城に行こうとして入り口かと思ったら中学校の入口でした。奥の門などはお城の門の様です
萬翠荘は旧山藩主の子孫にあたる久松定定謨伯爵の別邸として建てられた大正ロマンあふれる建物です。大正時代に建てられ戦争でも破壊されずに残っています。この写真はその入口にある門番の詰所の建物で国指定の重要文化財に指定されています
坂の上にある建物へは坂道を登っていきますが紅葉の向こうに建物が見えてきました
この場所に愛松亭という建物があり夏目漱石が最初に下宿した所として知られています。奥の建物はこの後に撮影しています
建物を正面から撮影したもので国指定の重要文化財に指定されています
愛松亭の上にある建物は新しく建てられたもので『漱石珈琲店 愛松亭』営業しています
愛媛県庁は昭和4年に造られた国会議事堂に似ている古い建物で国登録の有形文化財になっています。国会議事堂に似ていると描きましたが、国会議事堂より古いので国会議事堂が愛媛県庁ににていると行った方が正しいですね
愛媛県庁の正面玄関前に止められていた車で愛媛のイメージで作られているようです。誰かの公用車というのではなくオブジェとして置かれているようです
正面玄関を入った所のロビーからの階段で赤じゅうたんが敷かれ組閣後の記念写真の場所のようなイメージです
正面玄関を入ったロビーには電話ボックスがあります。昔からの物の様で
松山城は山の上の本丸跡と下の堀之内があり本丸に行くには登山の様な道を登るかロープウェイであがりますが、前回行っているので今回は堀之内を歩いて見ます。まずは東側の堀の所から入ります
堀之内の土塁の上が散策コースになっていて木漏れ日の道になっています
お堀の横の土塁の上を歩いて本町三丁目の所から堀を撮影しました
松山には伊予鉄は走っていて、市内線は路面電車で郊外線は通常の鐡道です。その両方の路線が平面交差する場所があり『鉄道マニア』には有名な場所で前回も来ています。今回は疑問があったのでもう一度来てみました。線路はこの様に双方に複線で直角に交わっています
疑問に思ったのは架線で市内線の路面電車の電圧は600vで郊外線の電圧は750vで交差点はどうなっているのかが疑問でしたが、絶縁されていませんでより一層疑問が出てきました。帰って調べてみると郊外電車の高浜線は600vで電化されているそうです。おまけに高浜線と直通運転している横河原線は750vで松山市駅で電圧切り替えをしているようです
前も撮影したのですが電車が通過する時の音が面白いので動画で撮影しました。まずは路面電車が通過するときで短い編成なので明確にはわかりませんね。
次は郊外電車が通過するときで編成が長いので珍しい通過音がはっきりわかります。
ダイヤモンドクロスのある場所は大手町駅のところであり東京の大手町と同じなので入口の看板を撮影してみました
大手町からすぐの所にある松山駅に歩いてきてみました。松山の中心は松山市駅であり大街道で、JRの駅の周りはあまり栄えてはいません
松山には大きなアーケードが二つあり、大街道と銀天街で、その銀天街の入口にある石の狸のモニュメントです。左の石は尻尾で狸と握手するようにすると人間の後ろに尻尾がついて人間に化けた狸という写真が撮影できます
大街道にある喫茶店&ステーキハウスの「坊ちゃん」で入口に坊ちゃん機関車の模型が飾られています
石の狸のモニュメントの横のアーケードの入口の写真で、狸の像も少し写っています
伊予鉄の乗り放題チケットを使って松山空港に戻ってきました。まずはターミナルビルを撮影しました
夕方の便で羽田に着くと遅くなるので軽く食事をしました。愛媛の名産のじゃこ天をのせたぶっかけうどんです
定刻より10分遅れで搭乗し機内から撮影した写真で横のスポットにはJ-AIRの機材がいました
プッシュバックが終わり出発です。丁度ターミナルビルが見えてきました
いつものように松山空港を離陸する時の動画を撮影しました
南からの便なので三浦半島の先端あたりから東京湾を飛行しての着陸で、夜景が綺麗に見えていたので動画は少し長く撮影しました
帰ってから今回の旅でGPSで記録したログを地図に落としたものはこれです
【5】まとめ
・奥道後の『湧ヶ渕』が紅葉と渓谷で良さそうで行ってみたが閉鎖され渓谷
を歩くことが出来なかった
・湧ヶ渕公園で展望台まで行ってみたが山頂まではそこそこハードだった
・道後温泉の『飛鳥乃湯の中庭』は派手でインスタ映えだった
・休養も兼ねて松山市内のホテル(奥道後の引き湯)でしたが大浴場が気持
ちよく4回も入って休養出来た
・この旅でかかった費用は次の表の通りです
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