週末旅をお勧め(34回目):二泊三日で種子島を満喫しロケット打ち上げを見る
34回目の投稿は種子島です。種子島は羽田からの直行便はなく鹿児島空港経由の空路か鹿児島港からの船になります。時間効率を考えて空路にしましたが一泊二日だと16時間の観光になり南北に長い種子島では時間が足りなくなる恐れがあるので二泊三日にしました。旅行を予約しJAXAの見学も予約して出発の直前に『H2ロケットの打ち上げが決まり見学は出来ません』との連絡があり、見学は短縮コースで前日に2日目には打ち上げが見られるというラッキーな旅行で、3日間にしていたので観光の時間も充分に確保できました(打ち上げは天気の都合で何回か延長され旅行の2日目になった)
【1】今回の旅の目的
鉄砲伝来の地でありそれにまつわる所を見る事と、日本にある最大のロケット打ち上げ施設の見学をする事でしたが、直前にH2Aの打ち上げが決まったので打ち上げを現地で見るというミッションも加わりました
【2】種子島への旅の計画(移動・宿)
今回の旅では往復の飛行機と二泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約
移動:羽田⇔鹿児島、鹿児島⇔種子島の航空券を予約
移動:公共交通機関が少ないのでレンタカーを予約
宿泊:南北に細長いが連泊の方が楽なので西之表のホテルを二泊予約
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(06:25)→JAL641→(08:25)鹿児島空港(08:45)→JAL3761→
→(09:25)種子島空港→種子島観光→JAXA見学→西之表(泊)
2日目:西之表→H2A打ち上げ観測→種子島観光→西之表(泊)
3日目:西之表→種子島観光→種子島空港(17:45)→JAC3774→
→(18:20)鹿児島空港(20:55)→JAL654→(22:45)羽田空港
【4】種子島旅行の写真レポート
(1)1日目の行程
6時台の出発なので空港までは自家用車で移動しJALラウンジで朝食を軽く食べながら空港を観察するが、まだ暗く室内の映り込みが激しい。でもA350が見える
少し早いけどラウンジにいても外が見えないので搭乗口に移動。まだ外は暗いですね
搭乗して機内で外を撮影。今回は「富士山どっち」で確認した右側のK席を確保。空が少し青くなってきて日の出が近い
いつものように羽田空港を離陸する時の動画を撮影
離陸して少し飛行すると富士山の横に来た。陽がまだ昇り始めであり斜めからの光で宝永火口は縁の影がクッキリ
2時間弱の飛行でやっと九州に上陸する所まで飛行してきた。宮崎の海岸線と一ッ瀬川の河口が見える
そしていつもの様に鹿児島空港に着陸する動画を撮影
鹿児島空港への到着が遅れスポットに入ったのが8時35分で乗り継ぎ時間の20分がほとんどなくトイレに行ったらすぐに搭乗し座席で鹿児島空港を撮影
予約した時はJACのプロペラ機のATRでしたがJ-AIRのジェット機のE170に変わっていた。ロケット打ち上げの関係者が増えたからなのか定員が48→76になっていたがスーツを来た人などが多く満席だった。いつものように鹿児島空港を離陸する動画を撮影
離陸するとすぐに離陸した鹿児島空港が見えてきた
ターンが終って種子島に向かって少し飛行すると煙を上げている桜島が見えてきた
鹿児島空港から種子島空港までは40分と意外と早くもう種子島に上陸
そして種子島空港に着陸する動画も撮影。風向きの都合でいちど種子島を横断してからの着陸だった
種子島空港は普段はATRが就航していてボーディングブリッジはないのでタラップを降りて歩いて空港ターミナルに向かうので、その時にターミナルを撮影
荷物を受け取りレンタカーの借用手続きをしてから観光に出発。予め考えていた観光スポットを巡りながら翌日の打ち上げ撮影ポイントのロケハンをする。最初は男淵女淵の滝で滝が殆どないと言われる種子島で手軽に見られる滝で、上下二段となっていて上の滝を男淵、下の滝は女淵と呼ばれています
馬立の岩屋を目指していったのですが道を間違えてしまい大塩屋港に来てしまいました。海岸線に出て気が付きましたが、この漁港の海の色も綺麗で向こうに見える岩山も綺麗なので紹介しておきます
馬立の馬屋に来ました。波の浸食により出来た洞窟でミステリアスな雰囲気が漂っています
名前の由来は第10代島津種子島幡時がこの岩屋の中で行方不明となり、乗って来た馬だけがこの岩屋の入り口に立ち尽くしていたことから名前がつきました。この写真は岩屋の中から撮影したものですが、岩屋の中は立ち入り禁止になっているようですが、看板が小さくて気が付きませんでした。写真撮影して出て来た時に気が付きました
九州海軍航空隊種子島基地は太平洋戦争の時に急遽造られることになった飛行場を含めた基地の跡で、そのメインの場所に碑と説明版が立っていました
戸畑の煙突は先ほどの基地跡の碑の近くにあります。基地の関連施設は終戦前の空襲で殆ど破壊され残っているのがこの煙突だけとの事です。この煙突は食事を作る炊事場か風呂場の煙突らしいとの事です
戸畑から増田に向かって下る坂の途中で撮影したもので、増田の海岸線が少し見える場所に桜がさいていました。南の島なので咲くのも早いようですね
綺麗に咲いていたので桜だけをアップで撮影しました。枝の感じや葉っぱが開く前に花が咲くなど桜の特徴がありますが、花の色が少し濃いように思えソメイヨシノとは違う品種のようです
増田の港から東側の突端に海軍基地の砲台跡があるはずですが、この場所より奥はなかなか行けそうにもなく望遠で撮影しましたがかすかに痕跡がわかる程度でした
次の場所に移動するときに立派なガジュマルがありました。新光糖業という製糖会社の門の前にあり、シンボル的な樹木なのではないかと思います
熊野浦の海岸で右側に高島が見えそこから続く岩場が隠岐にあります。この海岸は単なる海岸ではなく鉄砲伝来にも匹敵する重要な物が伝わった場所で、それが「ネジ」で鉄砲を作るときに穴を塞ぐためのネジが日本では出来ず、この伝来により日本でネジが作られ火縄銃が普及しました
県道75号の阿獄川の近くにはマングローブが見られる場所があります。状態が良く国の天然記念物に指定されていて県道75号線を走ると駐車場があり、そこに車を置いて橋の上や遊歩道から見る事ができます
阿獄川のマングローブはこの写真の両側にあり散策路も整備されています
駐車場から千座の岩屋に行くには浜辺を横切る必要があり、砂丘のような歩きにくい砂浜でした
海岸線に出ました。右側の岩山の下に波の浸食で穴が開いていてその中が岩屋です
ここが岩屋の入り口です。中は千人が座れると言うくらい広いので名前がつきました。入り口は波が来るくらいの場所で潮の干満で変わりそうです。行ったときは満潮になりつつあり、入った後に出る時に満ちていると濡れなくてはならないのでこの写真を取るだけにしました
ロケット打ち上げの時は射点から3km以内は立ち入り禁止となりますが、この恵美之江展望公園はぎりぎり越えているので一番近くで見られる場所になります。まずはロケット射点ではなく左手の海の綺麗な景色を撮影しました
ロケットの射点の所を撮影したもので、この大きさで見られるという事は相当に迫力のある打ち上げが見られるでしょう。ロケットは右側の建物で組み立てられ左側の鉄骨の塔の間から打ち上げられます。鉄骨の塔は避雷針になっています
ここが一番良い場所なのですがキャンピングカーや車が沢山止まっていて前日からここに車中泊するようで、当日の早朝に来ても車が止められそうもないので候補地から外しました。
JAXAのツアーでは発射準備で見られませんでしたが、近くでロケット組み立て棟だけを見る事ができました
ロケット射場の南の丘の上に「ロケットの丘展望所」があります。ここから射場を見る事ができますが、この距離は3km範囲内なので発射当日は立ち入り禁止です
ズームして撮影したのがこの写真でここで見られると最高なんですが。左側の鉄塔で説明すると鉄塔はロケットにカミナリが落ちるのを防ぐ避雷針で手前のビルのようなのがロケットを支え通信などのケーブルがつながっている建物です
道路の脇にある大きな一枚岩で特に説明もなく観光名所にもなっていませんが、ポツポツと穴が空いたような状態となっていて、塩分を含んだ岩が乾燥と湿潤を繰り返すことによりぽろぽろはがれるタフォニと呼ばれる現象です
灯台の画像も収集しているので近くで撮影したかったのですが、ここは一般公開はしていないようで、だいぶ手前から立ち入り禁止になっていたので、見えるポイントから撮影しました
種子島宇宙センターは島の南にある宇宙に関するPRセンターで展示施設があり無料で見学が出来、JAXAツアーもここからスタートします。その建物の前にはシンボルとなるロケットが立っています。翌日が打ち上げになりJAXA見学ツアーがキャンセルとなり初日に短縮コースになり集合地点の下見に寄りました
展示施設もついでに見学です。これはロケットエンジンで、この写真の下側の所から噴出する力でロケットが飛んでいきます
屋外には実物大のH2ロケットが展示されています。まん中に宇宙服を来た人がいて大きさがわかるようになっていますが、いまいち見にくいですね。
左右の長さ(全長)は50mあります
竹崎展望台はJAXAの種子島宇宙センターの近くにある施設でロケット射場から3kmをぎりぎり越えたところにあり、マスコミの映像などはここから撮影します。そこからは竹崎海岸などが良く見えるので立ち入り禁止でない時間に行って撮影しました
竹崎海岸と反対側の海岸線を撮影したもので、象の水飲み台と言われる岩の部分ですが、こちらからの角度では良くわからないので後で撮影に行きます
先ほど撮影した岩場で、象が鼻を水につけて飲んでいるように見えるので象の水飲み台と言う名前がつきましたが、そう見えなくもないという感じです
宝満神社はこの土地の水田で赤米を育てたと言われる玉依姫命を祀る神社で、ロケット打ち上げの時は関係者が参拝に来ると言われており、明日打ち上げの時にきましたがひっきりなしに関係者がきていて、凄く有名な神社でない所で人が写らない写真をとるのに苦労しました
先程の鳥居を通り湖の方に進み右に曲がると赤い灯籠の奥に拝殿が表れます
宝満神社の奥にあるは神社からは同じ高さのレベルですが別の場所からだとこのように俯瞰で撮影できます
七色観望台は門倉岬に行く途中の登り坂の途中にある展望の良い場所で、手前の綺麗な浜辺と遠くにロケット射場が見えます
手前に見える浜辺のずっと先に打ち上げ場所があります
門倉岬は種子島の一番南にある岬で海の向こうにロケット射場が見えます。明日の打ち上げを見る場所の候補の一つとして考えていて300mmの望遠で撮影してみました。かなり良さそうな感じですが距離があるために靄がかかると厳しそうで、朝の打ち上げなのでそこが気になるところです
岬自体の紹介もしておきます。七色よりは標高があがり崖の下に岩場が見えます。そこが重要な場所なので明日以降に行く事にします
御田の森は舟田の奥にある小高い丘の上にある神聖な場所です。よく見る鳥居や祠はありませんでしたが、しめ縄が渡され平らな岩がきちんと置かれているのでわかります
舟田は宝満神社の近くにある船の形をした田圃で御田植祭りの時に使われる神聖な田圃です
JAXAのツアーの開始時間になったので種子島宇宙センターのPRセンターに戻って来ました。本来なら発射の管制センターや打ち上げの場所なども見られるのですが今回はロケットガレージだけになりました。PRセンターからはバスで移動します
ロケットガレージはH2Aロケット7号機やエンジンなど色々な部品が展示されています
最大の物はこの2つ並んだロケットですね。PRセンターの外にあるロケットは屋外なので大きさが小さく感じますが至近距離で見ると大きくて中の複雑さにビックリしました
種子島宇宙センターの近くにある小さな山の上にあるカーモリの峯展望所で正面に見えるのはマスコミが打ち上げを撮影する場所です
反対側をみると象の水飲み台が見えます
300mmでズームした時の写真で、これだけちゃんと見えると最高ですね
竹崎海岸の近くの竹崎射場は今は使われていません。昔にロケットを打ち上げる時に使われていた発射台がそのまま残され見学することができます
竹崎海岸の浜辺と明日のロケット打ち上げの射場です
海岸から射場をズームして撮影したものでいちばんハッキリと見える場所です。マスコミの撮影するポイントより内側なので立ち入り禁止場所です
1日目の観光を終えて帰りに翌日の長谷公園の場所とポイントを確認してから西之表のホテルにチェックインです。西之表は昔の種子島家の城下町だった所で種子島で一番の町です。しかしホテルの周りには居酒屋は多くありますが普通の食事が出来る所が少ないようで「アルコール飲まないけどいいですか?」と確認してOKだった所で夕食。種子島は鳥(インギー鶏)が有名で鶏料理も多いようです
(2)2日目の行程
2日目も子島の観光の計画でしたがH2A打ち上げになったので計画変更してまず打ち上げを見てからにします。打ち上げは10時34分~39分ですが駐車場が混むと思い早めに移動。長谷公園はロケット打ち上げを見るための公園で早朝に来て陽が登った所です。こんな早くに来たのは延期されていたH2-Aの打ち上げがこの日に決まったためで、旅行している間に打ち上げ日が当るというラッキーに遭遇しました
公園の一番先端のエリアに動画を撮影する三脚をセットします
朝食のおにぎりを食べながら発射の時間を待ちます。急遽、決まった日程だったので打ち上げを見るための旅行者などは来ることが出来なかったみたいで、人が意外と少なく地元の人がほとんでした。早く来なくても大丈夫だったみたいですが、めったにないチャンスなので安全をとりました
しばらく待って打ち上げ時間となり動画撮影と静止画を一緒に撮影しました。見事に打ちあがる様子を撮影できました。距離があるため轟音は少し遅れてくるのが面白かったです
白い煙を残しロケットは宇宙に向かいました。煙はうねうねしていますがロケット自体はまっすぐに東に向かって打ち上げられますが、上空の風の影響で煙がうねうねします。静止衛星などを打ち上げるためには地球の自転の速度も利用するために低緯度の方が有利なので南に打ち上げ場があります
このロケットの打ち上げの動画も撮影しました。早めにスタートさせたので5分くらいの動画ですが、実際は1分50秒あたりからです。音はかなり遅れて聞こえてきます☆
打ち上げの見学をした後は種子島の観光の続きです。下中八幡神社は前之浜海浜公園の山側にある神社で春に白米の御田植祭が行われます。ソテツがある事が南の神社である事がわかります
下中八幡神社の神事である御田植祭りが実際の行われるのがこのこんもりした森の所で御神田(おせまち)と呼ばれ神聖な場所です
前之浜海浜公園は島の南側にある大きなビーチで浜辺も広く手前には盛り上がった展望台のようなのがありました
展望台の様になっているところから北東の浜辺を撮影したもので、かなりの長さで浜辺が続いていました
七色観望台は前日にも来ましたが今日も来てみました。少し手前の森と一緒に撮影しました
昨日も来た門倉岬ですが昨日はロケット発射を念頭に東や東北方向ばかりを見ましたが、公園になっていてひと通り歩けます。その散策で西側を撮影したのがこの写真で南国らしい風景です
門倉岬は鉄砲伝来の地として有名ですが実際に鉄砲が伝わった(上陸した)場所があり道路わきの空き地に車を止め相当に長い階段を下っていくとそこに着くことができます。途中は全く分からずやっと海が見えて来たところです
海岸線の所は少し広場になっていて、そこに「葡国上陸の地」という碑と説明版があり実際にポルトガル人が上陸した海岸を後ろに入れての撮影です
海岸にも出る事ができます。その当時のポルトガル人はこういう風景を見たのでしょうか?と行っても浮き球のようなごみはなかったと思いますが
滝は基本的に好きな場所で見つけるといってみたくなります。この滝は地図にもなくガイドブックにもなく近くに表示もなかったのですが、岩の間から落ちている滝で道路からすぐ見えたのは幸いでした
種子島の西海岸に奇妙な岩が見えました。溶岩が固まったもののようで冷えた時の割れ目がいくつか見え、さらに丸くなっていて枕状溶岩のようにも見えました
島間岬にある岬神社で種子島の最西端の地にある神社です
島間岬の神社の先から岬の先端が見えます。ここから見える場所に灯台がありました。高さを考えると低いようで、この写真を撮影したポイントに合った方がよさそうに思えますが
実際の本殿はこちらのようで石段を登った先に木造のしっかりした建物がありました
島の西海岸にある風景で全国的によく見かける形の岩です。火山活動による溶岩が波の浸食によりこのような形になり洗濯板に似ているので「鬼の洗濯板」という名前が付きましたが、洗濯板を見たことがない世代が大半を占めている現在では別の名前を考えた方が良いかも知れません
雄龍・雌龍の岩は島の西側にある岩でこの岩に沈む夕陽が綺麗との事です。この写真は横から見たものでちゃんと見るには正面からですが、駐車場がわからずここに降りてきてしまいました。さらに北にちょっと進むとちゃんと駐車場がありました
海岸線の道路の陸地側に駐車帯がありそこに車を停めて海岸線にちゃんと展望場所がありました。夕陽の名所という事で多くの人が見られるようにしたのでしょう。この岩は夫婦岩でその間にしめ縄がかかっています
島の東にある住吉集落にある防風林のガジュマルで明治時代に沖縄から移植されたものでかなり大きなものです
住吉ガジュマルの場所から少し岬の先に行くと白い灯台があります。ここの場所が岬の先端になり、他の岬と違って海岸線からの高さがあまりない場所でした
板敷鼻は島の東海岸にある岩場で平らな石に割れ目が入り板を敷き詰めたような地形となっています。鼻=岬の意味で、この写真は縦に割れ目が入っているのがよくわかり柱状節理の出来方と同じだと思います
付近の岩を俯瞰して撮影したもので、平らな大きな岩がありそこに割れ目が入っていて独特な地形となっています
浦田海水浴場は島の北にある海水浴場で手前の展望所から撮影したもので、ロケットの先端のような建物が特徴です
海水浴場のビーチは白砂が広がり海の色を見ると少しの部分は浅瀬がつながっているようです。しかし波はそこそこにあり、サーフィンも出来る海岸として有名なようです
喜志鹿崎は島の最北端にある岬で、ここには四角い立派な灯台がありました
この先に鹿児島県の本土があり、内之浦のロケット打ち上げがある時はここからも見えるそうです。手前の部分は鬼の洗濯板の部分もあります
奥神社は種子島の北の外れの奥集落にある神社で境内にあるアコウの大木が有名です
鳥居をくぐった先には本殿があります
境内にある有名なアコウの大木で遠くからでなければ全体が入らないくらいの大きさです
安納芋の旬の時期は良くわかりませんが、島のあちこちで収穫作業が行われていて後で回収に来るのか道路にこのように置かれているのをよく見かけました
種子島の東海岸をドライブしているときに見かけた岩で溶岩が波に浸食されて板状に残されたもので、紀伊半島の橋杭岩のように見えるので同じような成り立ちなのでしょう
濱脇神社は島の東海岸の浜脇塩屋にある神社で、ここで製塩が行われていたが高波で製塩不能となりこの神社を造り祀った後に高波が収まった以来ここに神社があります
木折坂は伊関と言う集落に住んでいた娘がこの崖を登って狩りに出かける時に道に迷わないように木の枝を折りながら登ったという言い伝えで名前がついた坂で、そこからは眺めの良い景色が広がっています。この写真は北側の風景を撮影したものです
同じ木折坂の場所から南側の海岸線を撮影したもので、高さがあるのでかなり遠くまで見通せます
島の東海岸の風景で、西海岸にある板敷鼻にも似ていて火山活動による溶岩が浸食したもののようです。名前もついてなく名所にもなっていないのが不思議です
鉄浜海岸は島の東海岸にある砂浜で「かねはま」と読みます。この海岸には何故か砂鉄がたくさん流れ着く浜辺で良い鉄を作るのに役立ち鉄砲にもつながっているとの事です。手前の石の向こう側に黒い筋が見えますが、それが全て砂鉄を含んだ部分でした
アコウのアーチはアコウの大木が横に倒れて成長して道路のトンネルとなっているところで、普通に車が通れます
ヤクタネゴヨウは漢字で書くと屋久種五葉で屋久島と種子島にだけ生育する五葉松の事で、種子島でもあまり有名な観光地ではなく、狭い林道をかなり行かないと見る事が出来ません
生育しているのは山の上の方の渓谷で、その渓谷は河原まで降りる事が出来るので、そこまで降りて撮影した写真がこれです
前日で夕食を食べる場所に困ったのでホテルで朝に予約をしておきました。その食事はこんな感じでした
(3)3日目の行程
最終日はホテルをチェックアウトして夕方の飛行機で帰りますがそれまでは種子島で行っていない所を回ります。最初は西之表港でホテルからすぐの所です。種子島には大きな港が3っつあり、一つは飛行機の空港です。後の二つは西之表港と島間港です。島間港は西表島との間で航路がありますが、鹿児島とのフェリーはこの西之表港に到着します。その港なので種子島のシンボルのロケットの模型がありました
天女ヶ倉は島の東側にある台地で景色が良くその入り口は2ヶ所あり、この写真は県道75号側の入り口です。標識もありますがこちらの入り口からは林道の様な狭い道をしばらく走るのであまりお勧めではないです
天女ヶ倉には神社があり、むかし仁王が御崎の岩を運ぶときに、ここで縄が切れ岩が置き去りになりその岩に天女御中主の神様が隠れ住むようになった事から神社が置かれていて、この地の名前にもなっています。その大岩がこの写真の岩です
後先になりますが広場の所の拝殿の裏に大岩に登る道があります
天女ヶ倉神社の車を止められる広場の所からの写真です。木製の鳥居があり、その後ろを登っていくと拝殿があります
展望台からの景色でかなり標高が高く眺めが良い場所です
手前の集落の様子も良く見えますが、場所によっては竹のような植物によって見通せない場所もあります
島の中央側を撮影した写真です。種子島の中央部は比較的に広い山地が広がっています
県道591号からの入り口ですが案内板が見にくくわかりにくいですが、こっちから登った方が楽に上がれます。と言っても車の場合ですが
熱帯から亜熱帯の低温で湿度の高い場所に生育するヘゴが自然に生えている場所で、うす暗い雰囲気の中での群生は恐竜が出てきそうな雰囲気です
湊川の河口にある港で左側の入り江の横の森の中に湊のエビス神社があるようですが、そこに行く方法がわからず、対岸から写真を撮影しました
県道75号から撮影した南側の風景で馬立の岩窟の方向を撮影したものです
増田宇宙通信所はJAXAの施設で一部は公開され展示資料があります。衛星を追跡するパラボラアンテナがたくさんあり、前日に打ち上げられた衛星を追跡するためがグルグル動いていました
種子島に空港は一つあり、そこを利用しました。今の空港は町から少し離れた所にありますが昔は中種子町に近い場所にありました。そこは町に近すぎたのか滑走路の長さが足りなかったのか新しい空港に移転しました。その旧空港はターミナルの建物などは残されていますがフェンスで近くにはいけないようです
古市家住宅は島の南部にある住宅で国の重要文化財に指定されています。住宅は古市源助の住宅でいちど解体され修復の後に復元されたもので無料で一般公開されています
古市家住宅や坂井神社の間にある坂井公園でこの2つの場所に行くには歩いて行ける場所にあり車を止めるのに最適な場所です
坂井神社には大きなソテツがあり樹齢は600年を超し日本一と言われてています。高さは7mで幹の周りは2m以上あるそうです
坂井神社の入り口の鳥居で後ろに有名な大ソテツが見えます
長谷公園に打ち上げの次の日に再び来てみましたが、昨日の打ち上げとは違い誰もいませんでした。本当に打ち上げを見るためだけの公園のようですね
広田遺跡公園は約1700年前の集団墓地がある遺跡で一帯が講演になっています。ミュージアムもあり色々な事を学べますが、残念な事に休館日でした
海を眺める所の小高い丘に立っているポールは人骨が発掘された所です。こういう眺めの良い場所を墓地にするのは先祖を敬う日本の精神に近い気がします
広田遺跡公園の海岸から見たロケット打ち上げ台です。ここも2km範囲内なので打ち上げの当日は立ち入り禁止場所になっています
南種子町観光物産館である「トンミー市場」の駐車場から撮影した大きな木で、市場とは逆の南種子町の中央公民館の前にあります。トンミーとは種子島の方言で友達の意味です
お昼になったのでこの近くで昼食です。インギー鳥のラーメンと焼き鳥にしました
大型ロケットの射場に一番近いと思われる場所からの写真でJAXAの立ち入り禁止の近くの道路からの撮影です。右側の所から昨日のロケットが打ち上げられたようです
ロケット打ち上げのTVが撮影する場所に打ち上げの次の日に来てみました。TV局も場所取りなのでしょうかガムテープで文字が書かれていました。終ったら剥がして撤去すればよいのにこのままならそのうちに剥がれてゴミになりそうでマナーが悪いですね
竹崎漁港を俯瞰して撮影したもので、ロケット発射場に一番近い漁港で竹崎の先端にあります
竹崎の先端にある漁港の所から自然の岩の造形を撮影しました。波による浸食が線上についていますが一番下のは今も浸食されている部分で、その上の大きなのは太古のもので隆起して海岸線が下がったのを示しているのだと思います
一番近くまで行ってみた象の水飲み台で近くで見ると岩の窪んだ部分が象の目のような感じで、よりいっそう象に見えます
旅の終りは空港から鹿児島への移動で、そのターミナルビルを撮影しました
ターミナルの中には前日の打ち上げ成功の幟が下がっていました
荷物を預けた後に展望デッキで帰りの機材の撮影です。帰りは予定通りのJACのATRですが少し大きいATR72-600で旅客機メーカーのATRの1500機目の納入を記念しての1500の文字が入っています
スポットに入ってくる機材を撮影してからセキュリティチェックを抜けて搭乗口に来ました。搭乗口の表示はパネルをはめ込む形式でした
搭乗時刻になり歩いての搭乗です。搭乗口はターミナルの反対側にあったので機材の正面を通って行くので写真を撮影。手前は電源のユニットのような気がします
機内に入って後から搭乗してくる人と空港を撮影
いつものように種子島空港を離陸する動画を撮影
鹿児島空港まではA席で陽が当る側だったのと雲が多かったので写真はなしです。鹿児島空港に近づいてからいつもの様に動画を撮影
鹿児島空港着は18時20分で待ち時間が少ない便で羽田に移動する事も出来ましたが空港で夕食の時間を撮りたいので最終便を予約していたので2時間の余裕があり、まずは展望デッキで空港を撮影
お土産屋さんを少し見た後に夕食です。鹿児島の黒豚のとんかつ定食にキビナゴの天ぷらを付けました
食事後はセキュリティチェックを抜けて搭乗口に。まだまだ時間があります
機内に入りプッシュバックが終った時に空港を撮影
そしていつもの様に鹿児島空港を離陸する動画を撮影
そして羽田空港への着陸動画も撮影。千葉などの夜景やアクアラインなどが綺麗に見えていました
自宅に戻ってGPSで記録したログを地図に落とします。回った所はこれです
【5】まとめ
・2日目はJAXAの施設見学ツアーを予約したがロケット打ち上げとなり初日
に変更したが短縮コースで少し残念だった。
・2日目は朝にH-ⅡA F41の見学スケジュールを入れ、めったに出来ない
体験をすることができた。
・滞在日程を二泊三日にしていたのでに観光スポットも殆ど行くことが
出来、天気にも恵まれ素晴らしい旅行となった
・この旅に掛かった費用は次の表のとおりです。飛行機も4区間搭乗し離島
でもありレンタカーやホテルが割高なのでかなり掛かってしまった
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