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22.プツン!スーッ…〜私の電源が切れた〜
メンタルは悲鳴を上げていたがリハビリはまだまだ中盤。
その日もいつも通り看護師さんから指導を受けていた。睡眠中の褥瘡予防のためのクッションの入れ方と、毎日お尻の皮膚に異常がないかを鏡で確認する説明を受けた。
その話を聞いていた時だった。
私の中の何かがいっぱいになり限界を迎えた。涙が流れて止まらない。泣きじゃくるというより、コップの水が溢れるようにただただ涙が流れ落ちた。
メンタルが崩壊した瞬間だった。
生きるために受け入れなければならないことが、次から次へと増えていく。その一つ一つが、人間として欠落していると感じさせ、烙印を押されている気分だった。病気の受容が現実に追い付かなかったのだ。
そして、とうとう鬱を発症してしまった。
パソコンの画面がスーッと消えるように、心も閉ざされた。
私はどうしてしまったのか、どうしてこんなに苦しいのか、自分でも分からない。胸が緊張とザワザワで居ても立っても居られない状態が続いた。
しかし、ここで挫ける訳にはいかないし、まだまだ習得しなければならないことが残っていた。とにかくこの苦しみを吐き出さなければと思った。そして売店に向かい3冊のノートとボールペンを購入した。この日から毎晩辛い気持ちをひたすらノートに綴った。
一度傷ついた心を治すことは簡単ではないが、薬にも助けられながら3冊目のノートが終わる頃、徐々に私の心を取り戻し始めていった。
今思い出しても本当に辛かった。今でも薬にはお世話になりながらの寛解状態だが、これは一生抱えていく病気になりそうだ。病はどんな病気でも辛いし優劣はないと思うが、
私の中では
鬱がダントツ1位‼︎
程度はあると思うが、抗がん剤治療、2回の手術、お産の苦しみ⁇も味わったが鬱に勝るものはない。※マイデータ現在
そして毎日のストレスを吐き出しながらリハビリは続いた。
23話目へ続く…
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