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ふふふの記憶

8月3日の夜。閉店後。店の扉を閉めて。
自由港書店から歩いてすぐのところにある素敵なお菓子屋さん「栞菓子店」さんのイートインスペース(カフェスペース)に移動して。
陶芸作家・遊魔さんとのトークイベント「ふふふ」を開催しました。

栞菓子店さん店内のイートインスペース

栞菓子店さん
https://www.instagram.com/shiori.kashiten/

場所
https://maps.app.goo.gl/PPTUQeb4NqSTDHLb7
〒654-0048 兵庫県神戸市須磨区衣掛町4丁目2−22 グレイスハイツ 103

栞菓子店さん店前。レンガがきれいです

お菓子がたくさん並んだ「夢と魔法の王国」のような空間でーーーご参加くださったみなさまと、ほどよい距離感で、和やかな雰囲気の中、静かに催しの幕を開きました。

トークイベントでは、私(自由港書店・店主・旦悠輔)から、遊魔さんに、「13年前に陶芸をはじめられたきっかけ」「いま、どのような思いで、陶芸作品を作り続けておられるのか(作品にこめている思い)」「ご来場のみなさまへのメッセージ&これからの抱負」をうかがわせていただきました。

話の内容は、お越しくださいました方々と、遊魔さんの心のなかだけにとどめて、ひそやかに。

ふふふ。

今回、申込受付開始後、たくさんのかたにお申し込みをいただきました。とてもとても自由港書店のちいさな店内ではお客さまに快適に過ごしていただけないぞ、と思い、急遽、近くにある栞菓子店さんに相談をさせていただいたのでした。

栞菓子店さんは、その名前に「栞」とついているとおり、店主さんも本がお好きなかたで、店内には、絵本や栞がきれいにディスプレイされています。プリンやブリュレ、リュミエール、季節の果物を使ったデザートなどの生菓子に加え、ケーキ各種、さらに、クッキーなどの焼き菓子も揃った、お菓子のワンダーランドなんです。

栞菓子店の店主さんは、いつも明るく朗らかで、苦労を表に出されない方なのですが、いつも(ほぼ毎日)朝早くから夜遅くまで一生懸命動いておられる姿が窓の向こうに見えているのでした。そうして、素材にこだわったおいしいお菓子を、びっくりするくらい良心的なお値段で、提供しておられます。

そんな栞菓子店さんに、今年の6月、きれいなイートインスペース(カフェスペース)が誕生したのでした。ヴィンテージのおしゃれなテーブルと椅子が並んでいます。8月3日のトークイベントでは、このスペースをお借りしたのでした。

自由港書店にお越しになられて、よき本と巡り合えたあとは、どうぞみなさま、栞菓子店さんで、季節のデザートとともに、ゆったり読書しながらくつろいでいただけたらと思います。

そんな、お菓子の甘い香りが満ちた栞菓子店さんの店内は、まさに「ふふふ」という感じでした。トークイベント中、みなさまへのサービスとして、栞菓子店さんの「クジラとラッコのクッキー」をお召し上がりいただきまして、お土産にも、「クジラとラッコのクッキー」をお持ち帰りいただきました。須磨海浜公園で過ごした夏のひとときの思い出にしていただけたら、という思いでした。

栞菓子店さんの「クジラとラッコのクッキー」。可愛くてかじれません

トークイベントが終わった後は、ご参加のみなさまと一緒に、そして遊魔さんも一緒に、遊魔さんとお話しながら遊魔さんの作品を鑑賞するひとときを過ごしました。

その後、順番に、おひとりおひとつずつ、お気に入りの子を選んでいただく時間を過ごし、楽しい時間はあっという間におひらきの時間となったのでした。

帰り際に、遊魔さんからご参加のみなさまへ、特製の「紙の栞」のプレゼント。栞菓子店さんで「紙の栞」のプレゼント。みているこちらが幸せな気持ちになりました。

遊魔さん特製の紙の栞

あらためて、遊魔さんの作品のもつ魅力の深さが感じられたいちにちとなりました。お客様みなさま、うれしそうに、遊魔さんの作品をお持ち帰りくださっておりました。

お越しくださったお客さまが残してくださった記憶を、ここに連ねます。

なんと東京から、イラストレーターの三上唯さんもお越しくださったのでした。三上唯さんの記憶。

遊魔さんご本人の記憶。

自由港書店では、店内で、引き続き、遊魔さんの作品を販売させていただけることになりました。初回11点、お預かりしております。6月の「NIGHT PICNIC」・そして・8月の「ふふふ」で展示販売をさせていただいてきた「概念としての夜の海」「概念としての獏」に加え、さまざまなモチーフの作品をお預かりしております。例えば、「凪いだ小さな青い海」。ちいさな獏さんと、よく似合います。自由港書店店内のガラス棚のなかに並べております。出会いにきてくださいね。

凪いだ小さな青い海、とてもちいさな概念としての獏さん

追伸:
ちなみに、遊魔さんは、文章も書かれるかたで、noteに、短編小説『夏を待つ』を公開しておられます。夏を待つ。この夏、ぜひ。


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