見出し画像

普通に考えたら悪役には成功者の要素しかなかった話

今でこそやらなくなったが、高校2年生ぐらいまではゲーム好きだった。

大学に入ってからも少しはやっていたが、就職を期に完全にやらなくなり、スマホ含めて今はまったくやっていない。

娘と一緒にタブレットに入っている簡単な知育アプリで遊ぶぐらいだ。

アニメ・漫画も然りである。


たまたま昨日、娘にせがまれてテレビで「プリキュア」を見せていたのだが、少しだけ見て思ったことが今回のテーマ。

今まで遊んできたゲームも含めて、よく考えたら悪役のボスは成功者特有の考え方をしていたような気がしたのだ。

● 現在思考じゃなくて未来志向
● ゴールが明確でそこまでのステップも明確
● 有言実行で諦めが悪い
● 計画的であり軌道修正できる柔軟性もある

巷でよく言われる「成功者の考え方」の一例だが、ではなぜ彼らは成功しないのか?

もちろんその悪役を倒すことがゲームの目的ではあるものの、普通は何かしら成就していてもいいと思う。

しかも、よくよく考えれば主人公サイドは後手に回っていることのほうが多いのでなおさら疑問。

日本人が大好きな「勧善懲悪」だけでは片付けられない、決定的に不足している何かがあるのだと思う。

みなさんはどうお考えだろうか?


私の結論は2つ。

● 最終目的が私利私欲のため
● 心許せる仲間がいない

特に2つ目の要因は大きいと思っている。

組織を運営していても、カリスマ的存在であっても、心許せる存在がいないのは大きなマイナス点ではないか。

歴史を振り返っても上記2点は悪名高い人物に共通している気もした。

織田信長とか、ヒトラーとか……。

専門分野ゆえ長くなるので詳細は差し控えよう。


結局、現実世界でも同じことが言えると思う、というのが今回の結論。

で、私自身はTwitterやnoteを通じて多くの人に支えられているなと感じたのももうひとつの結論である。

「個人戦」「孤独な仕事」とは言われるものの、突き詰めていけば横のつながりに救われている。

それを忘れたら結局、悪役と変わんないよ、と思えた。


例外もいる。

「ルパン三世」や「ワンピース」がそれである。

世間一般では悪者の彼らだが、絶対に1人は心許せる誰かがいる

目的はメンバーそれぞれが違っていたとしても、ルパンやルフィを中心に信頼関係が出来上がっているのだ。

……まぁこの両者は時として善人になるので、一概に悪役とは言えないが…。


当たり前だと思っていても、実は悪役には決定的に不足している何かがあったよ、というお話。

馴れ合いと言われても、ライター同士の横のつながりは大事にしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?