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幼少期の遊び方が仕事のやり方に影響されてるなぁと感じた話

私が小さい頃は、ちょうどゲームボーイからゲームボーイアドバンスに移行し始めた時代。

「テレビを見るときは部屋を……」のテロップが付きだした、1990年代後半から2000年代初頭です。

私自身、ゲームは好きでしたし「ポケモン金銀」なんかはプレイ時間をカンストさせてもなお遊んでいました。

でも祖父の家にいる時だけは違います。

祖父は地主というほどではありませんでしたが、先祖代々の山や畑を持っていました。
当然超ド田舎だからできたことではあるものの、山に入ってキノコやら木の実やら探していましたし、遊び道具なんかも作り方を教えてもらって作っていた記憶があります。

だから竹とんぼをイチから作れるという謎のスキルがついています(笑)


先日、とあるお客様とお話した時のエピソード。

その方はテレビに出演したこともある、建設関係の仕事を営んでいる方です。

ご高齢…とまではいかないものの、私よりも3回り以上も年上の、いわば人生の大先輩。

情報発信のお手伝いをすることになったのですが、お話をうかがったところ「若い人がどうやったら(仕事としての)建設に興味を持つかな?」という入り口の段階で課題を発見しました。

今でこそYouTubeなどの動画配信サービスがあるから、よほど専門的なスキルが必要にならない限りは誰でも見よう見まねでできます。

しかし、本当に伝えたいところは「そこ」ではないと言います。

お客様が本当に残したいのは「考え方」だったんです。

今あるものを使って新しいものを作り出す。いわばクリエイティブな発想です。


これらを総合して、私はぽつり。

「時間かかるかもしれんのですけど、いいですか?」

なぜか。ここに冒頭の話が繋がります(なげぇよw)。


私を含めて、おそらく30代ぐらいまでの人は「完成品で遊んだ」経験がほとんどだったのではないかと思います。

ゲームやスーパーに並ぶ箱から出したらすぐ遊べるおもちゃのことです。

ところがお客様はそうじゃなかった。

自分たちで手に入れられるものを使って、遊び方を考えるところからスタートしたそうです。


私が危惧したのはひとつ。

考え方を伝えることに賛成ではありますが、同じ経験をしてきていないから「わかったつもりになって終わる人」が大勢出るのではないかと思ったんです。

いわゆる「頭で理解している」状態ですね。
体感していないのですから当たり前ですし、趣味程度のアウトドア経験程度でもわかるものではないでしょう。

もし自分がおなじ内容で情報を受け取ったらそうなるんじゃないか…という不安が頭に浮かんできました。

比較的イチから遊びを考えていた私でもそう思ったくらいですから、下手したらそこで終わってしまう方が多くなってしまうのではないかが不安でした。


発信源と受取手のバックグラウンドが絶対に一致することがない今回のお仕事。

今はお客様とお話し、考え方を近づけていく方法にシフトしました。


難しいですが、相変わらずやってやろうといろいろ考える、朝4時なのでした。

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