最強ボイトレ論:5「練習メニュー作成の考え方①スケール」
こんにちはこんばんは。
浪速のボイストレーナー、ジウコトモニタです。
こちらではガチでボイトレを極めたい方、ボイストレーナーになりたい方に向けてのガチの内容をお届けしております。
ボイストレーナー歴約15年(2020年現在)、メジャーのシンガーからTVタレント、芸人、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を扱う仕事で活躍されている方のボイストレーニングを数多く担当させていただいてきました。
その中で得た、「僕にしか出せないボイストレーニングのノウハウ」を惜しみなくお届けしていきたいと思いますので、是非最後までお読みください。
それではさっそく始めましょう。
今回のテーマは「練習メニュー作成の考え方」です。
超有名な元プロ野球選手の名言です。
「素振りをしても、何の考えもなしにバットを振っているだけだと野球は上手くならない。ただ腕が太くなるだけ」
これは本当に的を射た発言です。
ボイストレーニングも全く同じです。
少々厳しい言い方ですが、あなたが「ボイトレしても一向に上手くならない」と悩んでいるのであれば、それはただ、「へー、ネイネイって練習があるのか・・・」程度で、ネットや本の受け売りで“ただ声を出しているだけ”だからです。
これが先ほどの素振りの話であれば、腕が太くなるだけでも成果はあったと言えます。
しかしながら、発声には声帯の粘膜を駆使します。
無意味なトレーニングを重ねることで、鍛えられるどころか、粘膜にダメージを与えるだけの結果に終わることも少なくありません。
(実際に僕の元にトレーニングに訪れる方で、「以前違うボイトレスクールに通ったけど、喉を傷めてしまった」という声は非常によく聞かれます。これはその人の責任ではなく、完全にトレーナーの責任ですが)
つまり、ボイストレーニングには以下のチェックが必須となります。
ボイストレーニングのチェックポイント
1.そもそもボイストレーニングを理解しているか
2.どこをチェックすべきなのか
3.現在どのような発声をしているのか
4.それぞれのエクササイズパターンにどのような狙いがあるのか
これをすっ飛ばしている間は、素振りでいうところの、腕を太くすることすらできません。ただただ日々喉を傷めつけようとするだけの行為で終わります。
発声のタイプ、エクササイズパターンの考え方は、前回記事、「ボイスタイプの見分け方」にて解説していますので、是非合わせてご覧ください。
今回は各トレーニングメニューの狙いについて、最後にトレーニングメニュー作成の考え方について解説していきます。
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