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学校での校内研究の課題

現場の一人ひとりの先生に、
研究担当として、
啓発していきたいと願う。しかし、
「スケジューリングされた義務的な学び」
の枠組みを出ないことも多い。

なぜなら、
校内研究の業務を除外しても、
午後5時を過ぎてしまう仕事量の中
「研究への自主的行動」を求め、
押し付けることは、
現在の「働き方改革」の潮流の中、
難しいからである。

さて、私のできることは何か。

答えは、研究授業を、「一人一授業」と
義務化することでもなく、
研究部会の「会議」を増やすこと
でもないと考えた。
 
教師も、子供の学び方と同じである。

「どうしてこんな授業になるんだろう」
「こんな授業があったんだ!」
「自分もこんな授業をしたい!」
と思い、感じさせることなのではないかと思う。

字面でこれを伝えることは大変難しい。
「感動のマタ聞き」を伝えるのもまた、
「熱量」が足りなくなる。

目の前で、繰り広げられる探求の過程や、
課題を解決しようと
教科横断的に課題を突破しようとする姿を見て、
参観者は感動し「やってみたい」
と思うものである。

そのための方略はいろいろあると思うが、
とりあえず、お金がかからず、
自前の学校でできるのは、
研究主任による「草の根的な授業支援」
ではないかと思っている。

研究主任が、他クラスを見たり、
飛び込んだり、紹介したり、
という「つなぎ」の役目果たすことで、
意識が高まっていく。

しかし、実際の学校現場では、
研究主任が担任外になるような、
恵まれた立場にはなかなかなれない。

学校に、人員的な余裕の無いシステムも
学校の課題である。


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