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投資に関する不都合な真実・・・NISAもIDeCoも使わないとはバカですか?

この世で確かなものは「死」と「税金」だけ
"In this world nothing can be said to be certain, except death and taxes."
                  (ベンジャミン・フランクリン)
長期的には非課税の効果はかな~り大きい
つみたてNISAとIDEcoをネット証券で今始めよう!
失敗しない投信の選び方(あるいはこれを買うと失敗間違いなし!)

本日のまとめ


もしアナタが生まれ変われるなら、どんな顔に生まれ変わりたいですか?
ワタクシは「ジョーブラックをよろしく」のときのブラッド・ピット↓がいいかなぁ

ジョー・ブラックをよろしく : ポスター画像 - 映画.com (eiga.com)


こんにちは~、ブラピと同じ1963年生まれのタカピ笑です。
若い頃から「ブラピに似てる~!?」なんてよく言われ......いえ、たまには言われ......一回ぐらいは言われたこと......無いです。ゴメンナサイ。


さて、愛とかキヅナとかは壊れやすく不確かだからこそ大切なのかもしれませんが、俗に「死と税金ほど確かなものはない」てなこというらしいですね。死神=ジョー・ブラックであるところのブラピもこの映画Meet Joe Blackの中でそんなこと言われてましたね。詳しくは覚えてないけど。よく覚えているのは、NYの朝のダイナーでブラピがヒロインとオトナの会話を交わナンパした後、コーヒーを終え店を出てお互いに好意を確認した二人の、去り難い感あふるる別れのシーンぐらいかな-。その直後のショッキングなシーンとの対比もあって印象的。ま、映画の話はこれくらいにしておいて。

本日のメインテーマは「NISAもIdeCoも使わないとはバカですか?」です。

あれでしょ?面と向かって「バカ」だの「嘘つき」だの「無能」だの呼ばわりするとバズるんですよね?ひろゆきの切り抜き動画に倣って、今日は身の程を知らぬ若造がエライひとに対して発する放言、みたいな調子で書き殴る予定です。

NISAだのつみたてNISAだのジュニアNISAだのIdeCoだのと、日の本のお役人様はどうしてこう、「パッと見て理解できない横文字」が好きなんでしょうか?まだ禍特対カトクタイだの科捜研カソウケンだの漢字の略語にしてくれたほうが意味は伝わりやすいと思うんですが...

NISAとはなにかとかIDecoとは...などについての解説はGoogle先生にお任せするとして、せっかく避けがたいものの代表であるところの税金を免除してくれる仕組みがあるのに使わないのは「もったいない」ですよというお話からしたいと思います。

投資で得た利益や配当金には現在20.315%の税金がかかります。そしてNISAやIDecoは一定の条件下でこの税金を払わなくて良い仕組みです、ご存知ですか?これは大きいですよ~。

数字で見てみましょう。たとえば何らかの株式投信を毎月3万円ずつつみたてNISAで20年続け、投資のリターンが年率5%だったとしましょう。(グローバル株式投資のリターンとして5%というのはやや控えめな想定だと思います。)

積み立てた投資元本は毎年36万円×20年で総額720万円となりますね。20年後の投資総額はおよそ1240万円まで成長します(配当金再投資ベース)。同じ想定でNISAを使わず税金を取られていたとすると、20年後の総額は約1100万円となり、非課税のケースとの差額は約140万円と計算されます。140万円ってでかくないですか?キリン一番搾り350ml缶で換算すると7280本、約300ケース分となります。しまうところに困っちゃいますね~笑 ちなみに金麦換算だと10500本、440ケースほどになります。相当飲みでがありますね。

え?お酒は飲まないのでイメージしづらい?んー、だったらトイレットペーパーでもいいですよ。えーと、王子製紙ネピア、シングル、50m、12ロール入1パックが500円として、140万円というと2,800パック=33,600ロール分なので...1日1ロール使ったとしたら...92年分となりますね、どうです?お得感をイメージできましたか?

はい、それでは早速NISAを始めてみましょう。思い立ったが吉日!といいますから、ほら、今日から!やることは簡単です。制度を選んで、口座を開いて、投資対象を決める。これだけですよ、これだけ。
NISAはただのNISAつみたてNISAかどちらか一つだけしか使えませんから、つみたてNISAでいいですね。2つの違いは期間と金額です。初心者だったらつみたてNISAでOKでしょう。Idecoもついでに始めときましょうか。NISAとIdecoの大きな違いは流動性(NISAはいつでも換金可、IDecoは60歳以降)と税制優遇の度合い(投資の利益が非課税なだけではなくIDecoは掛け金も所得控除対象と優遇が厚い)、これだけ。もう覚えましたね?
さて次は口座開設です。銀行、証券、信金、生保、 などなど多くの金融機関がNISAを取り扱っているようで、手数料とか取り扱いファンド種類とか、本来であれば全ての選択肢を比較検討すべきなのかもしれませんし、実際にやった方は結論を教えていただければありがたいと思いますが、個人的には各種手数料が安く取り扱いファンドのラインナップが充実しているネット証券大手のどこかで良いと思います。SBIとか楽天とかマネックス、松井など大手であればおすきなところで。マイナンバーカードなどを揃えて口座開設ボタンをクリック。
口座開設が完了したら、最後は何をいくら積み立てるかを決めて終了です。
金額は、可能であれば非課税枠ギリギリ(40万円/年)(つみたてNISAの場合)まで使い切ることをオススメします。何に投資するかは取り扱いファンドの中からご自分で選んで決めましょう。それもまた投資の楽しみの一つですしね。・・・これだけじゃちょっと無責任かもしれませんね。何を買え!は言いませんが、選び方の基本的な考えとか、こういうのは買うべからず、とかはちょこっとお伝えしようと思います。

ファンド選択における基本的な考え方:
NISA口座では非課税のメリットを活かすべく、ローリスク/ミドルリスク商品ではなく期待リターンの高いアセットに投資すべし。
行マン、証券マンに意見を聞くことは、赤ずきんちゃんがオオカミさんにセキュリティ対策を尋ねるのに等しい行為(なので避ける)。特に「ドルコスト平均法だから」云々などと寝言を言うやつは、本気なら阿呆だしわかって言ってるなら詐欺師寄りの不誠実な営業マンなので付き合うべきではない。③アクティブ運用(詳細説明は稿を改めますが、ざっくりいうとプロのファンドマネージャーがマーケットに打ち勝つべく運用を行うタイプのファンド。↔反対語はパッシブ運用)のファンドは避けるべし。④信託報酬(ファンドの運用にかかる手数料)の高いファンドは避けるべし。ESG、SDGs等のテーマ型ファンドは避けるべし。

解説:①元本毀損のリスクが怖いからとNISA の口座で預金代替的なローリスクローリターン商品(短期国債に投資するファンド等)を買うのは20年間非課税枠を無駄にする愚行です。②不適切な商品を売りつけられるおそれがあるので、営業マンと接触せざるを得ない銀行、対面型証券会社での口座開設は避けるべし。また、「ドルコスト平均法」にリスク軽減の効果はなく、機会損失のおそれすらあるにもかかわらず、「ドルコスト平均法で時間分散だからリスク軽減できてあんし~ん」などという話法を使う営業とは話す価値なし!です。③これはファンドを売る側からすると言ってはいけない「不都合な真実」ですね。まず第一に、安定的に市場に打ち勝ち続けるのはとてつもなく難しいことです。そして第二に、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスと相関がなく、事前に高パフォーマンスファンドや優秀なマネージャーを見分けることは極めて困難(もし不可能!ではないとしても)です。従って、コスト(運用の手数料)が高く不確かなアルファ(=超過収益=ベンチマークを上回るリターンのこと)しか期待できないアクティブファンドよりも、適切な株価指数(日経平均は「適切」とは言えません)をベンチマークとしたコストの安いパッシブファンド(=インデックスファンドと呼ばれることが多い)に投資するのが合理的です④今述べた通り、リターンはマネージャーのスキルや市場環境、また幸運にも左右される不確かで不安定なものであるのに対し、死や税金と同じく手数料も避けられない確実なコストです。手数料を年率1%削減できたら20年間ではとてつもない運用成果の違いとなってあらわれますよ。⑤テーマ型ファンドはほぼ必ず冴えないパフォーマンスとなって消えてゆきます。古くはTMT(テクノロジー、メディア、テレコミュニケーション)とかバイオ、最近ではESG、AI、DX、ロボティクス等など。総じて不幸な運命をたどるのにも関わらずこうした流行り物ファンドが後を絶たないのはやはり売る側の論理が優先されるからなんでしょうね~。わかりやすく売りやすい、ってのが販売会社に好まれるのでしょう。ワタクシがアジア株の運用を担当していた90年代後半の香港では、インドネシア株が外国人投資家の人気を集める時代がありましたが、アジアの時代!なんてテーマで日本で新たに設定されたインドネシア株投信のお金がジャカルタ市場に流入して来た時は、「ニホンのトーシンが来たということはブームも終わりだな」などと目端の利く市場参加者の間ではささやかれていましたね。ブームの後追いで設定される個人投資家向けの投信は動きが遅いのとサイズがでかい(そんな時代もあったんです)ので有名でしたから。

あまりにこの稿が長くなりすぎたので、中途半端ですが本日はここまでとします。


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