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私は働き方改革に感謝する

すごく久しぶりにアウトプットする気になった。
きっかけは、出勤しながら聞いたVoicy。

働き方改革が必要な部分もあるが、全員を規制するのは間違っていると思う。
やりたい奴はやればいい。その結果の伸びる奴はいくらでもいるから。
あんまりやりたくない奴はやらなければいい。
個人の裁量にすればいい。
何故、全員同じにするのか、全然わからない。自由にすればいいのに。
好きなだけ働いて(残業して)、スキルアップすればいいと思う。
今後根性あるやつは、タイムカードを打刻してから働くと思う。
できる人はひたすらできるようになるし、働かない人は置いてきぼりになる、そんな風に良くも悪くも大きく差がついてくると予想する。
無理のできる若いうちに、バーッと働いてスキルと信用を手にしておくことで、無理ができなくなった時にはスキルと信用という資産を手にしている。若いうちから9時5時で帰っている人にはこの資産は手にできない。

こんな感じのことを多分おっしゃっていたと思います。違っていたらすみません。

さて、松井さんのお話のどのポイントが、久々に「アウトプットしたい!」と私に思わせてくれたのか、考えてみました。

何回か聞き直した結果、

「『働き方改革』で、何故全員を規制するのか、全然わからない。自由にすればいいのに」

「この『何故』に答えてみたい!」と思って、アウトプット欲が出てきたんだと思います。

結論から言うと、多分、「規制せずに『自由』にすると、日本では労働に選択肢が生まれないから」なんじゃないかなぁと思います。

「規制」することで「自由」な「選択肢」が生まれるって、なんだか矛盾している気もするけれど。

私が上記の結論に至った理由を言語化してみます。

松井さんの放送の中で、アメリカの働き方について触れられていました。

アメリカでは、使えない奴は放置。だから早く帰れる。リストラ対象になる。解雇がしやすいから。やる気がない奴は体よく辞めさせられるシステム。

シリコンバレーはみんなバリクソ働いている。
土日普通に働く。
伸びている会社はみんなそう。
繁忙期はそうだけど、それが終わるとバケーション。
タイムカードなんて誰もつけていない。
偉い人ほどみんな働いている。平社員の方が来るのが遅い。

じゃあ、日本はどうか。「日本」というと主語が大きすぎる気がするので、私の職場の「学校」で考えてみようかと思います。

私の職場では使える奴も、使えない奴も、放置されない。いや、放置する贅沢はできない。それぞれがものすごい量の仕事を振られて(抱えて)、
早く帰りたくても帰れない状況。
リストラも解雇もほぼないけれどね。

学校では残業はできないから、結局持ち帰りで、夜も土日も働く。
ほぼ一年中、繁忙期か、超繁忙期状態。
タイムカードはつけているけど、持ち帰りで仕事をするから無意味。
給料が高い偉い人管理職も、現場で担任を持つ教員も、
みんな遅くまでバリバリ働いている。

結果、経験の浅い若い人ほど、病んでいく。
辞めさせられることはないけれど、自ら辞めざるを得ない状況になる。


こんな感じですかね?

やりたい奴も、やりたくない奴も、全員全力でやらなければ職場が回らないのが現実です。

偉い人がバリバリやれば、偉くない人もバリバリやらざるを得ない、できる奴も、できない奴も、みんなバリバリ。そんな日本特有の同調圧力もあるのかもしれません。

あとは、「学校」という職場の特殊性として、目の前に子供たちがいる以上、「やりたくないからやらない」とはできない事情もあるのかも。感情労働の哀しい性。

「子供のため」となると、ある意味終わりのない仕事。「子供のため」と自ら増やし続けてしまう、教員の悲しい性。

ある意味、教員は「自由」なのかもしれない。残業代も出ないし、雇用者側に残業代の負担をかけることもなく、「自由」にバリバリ働けるともいえる。

いや、違うな…。「バリバリ自由に働く」以外の選択肢が無いのかも?

その「自由バリバリ」(?)な労働環境の中、体も精神も病み、辞めざるを得なくなった同僚を何人も見てきて、やっぱり、「働き方改革」はトップダウンで進めてもらいたい。それによって、一旦「全員のバリバリをリセットする」ことをしないと、みんな死んでしまう・・・と思うんです。

確かに、トップ企業などにおいては、バリバリやらないといけないのかもしれない。でもやはり、学校で働いている身としては、このままいくと、本当に日本の学校は終わるよ?今でも十分、色んな意味で「終わっている」感があるのに、本当に物理的に、先生のなり手がいなくて、終わるよ?と思うのです。

「現場で声を上げて、現場で変えていけばいいじゃない。一般企業は、内部で改革しているよ。」という外部の声も聞くけれど、そんな余力がないのが今の学校。

だから、やっぱり「法」というトップダウンの力で、全員を規制する「働き方改革」を力技で推し進めてもらえることには、本当に感謝しています。

「法」があるから、保護者に対しても、「時間外の対応はできません」と言える。これがどんなにありがたいことか。

「法」があるから、少しずつ現場でも工夫する余裕ができつつあります。

いつか、「やりたい奴」と「やりたくない奴」が職員室にも現れて、自由に働き方が選べる日が来るといいなぁと思います。

その時、私は果たしてどちらになるかな?

今日はこの後、Brightureのレッスンです!平日にレッスンが受けられるのも、レッスンを1年半継続できているのも、働き方改革のお陰で少し余裕ができたから。私自身の働き方に改革が起きたから。やっぱり感謝なのです。

アウトプット再開のきっかけをもらえた、嬉しい放送でした!松井さんにも感謝です。


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