見出し画像

圧力鍋で作るアサリたっぷりのアクアパッツァ【自粛でクッキング第3回】

画像1

アサリをたっぷりと使ったアクアパッツァです。お皿中央にはメインディッシュとなる白身魚を添えましょう。今回は鮎(あゆ)をまるごと使用致しました。

レシピ

材料(3~4食分)
白身魚(鱈やタイなど…今回は鮎を使用しました) 1-2尾
アサリ 200-600g
トマト 1個
プチトマト 10-20個
たまねぎ 1/2玉
白カブ 1個
赤パプリカ 1個
にんにく 1片
白ワイン 適量(水を使う場合は白ワインも多めにするとよいです)
水 適量(かさ増しに使えますが多すぎると味が薄味になります)
オリーブオイル おおさじ1
ハーブソルト 適量
タイム(あれば) 少々
ローリエ 1枚  
えのき お好みで(私の好物なので追加しています…w)

作り方

あさり

アサリの砂抜きと塩抜きをしていきます。アサリの下処理には時間が掛かりますので十分な調理時間を考慮いたしましょう。アサリをバットなどの平たい容器に移し、水500mlに対して塩15gを加えた3%濃度の海水を作ります。★豆知識:500mlのペットボトル飲料水に水を入れて、塩をペットボトルのキャップすりきり2杯に入れると丁度15gになります。簡単かつ便利なのでお勧めです! 精製した海水をあさりがひたひたに漬かるくらいの深さまで加え、その上に新聞紙やアルミホイルなど蓋になるものをかぶせて暗所で1時間ほど砂抜きします。十分に砂抜きが完了したら海水を捨て、貝を流水でよく洗い、再び何も入っていないバットに移して30分-1時間ほど塩抜きをします。貝を洗う時に中身が入っていなかったり、泥が入っているアサリ(通称:泥爆弾)がないか入念にチェックすることも忘れずに。アサリの下処理は時間が掛かりますが、その分とても美味しく仕上がるので辛抱強く挑みましょう!

あゆ

白身魚の下処理をします。魚をフライパンの上に乗せ、両面に焦げ目がつく程度に焼きます。臭み取りが目的ですので、確りと火を通す必要はありません。
野菜の下処理をします。野菜と白身魚、塩抜きの終わったアサリを一緒に圧力鍋の中に入れます。トマトや赤パプリカは圧力鍋の底に入れとろとろに、プチトマトは圧力鍋の上部に配置して形が残るようにすると見栄えもよくなります。
白ワイン(お好みで水)を加えて、オリーブオイル、ハーブソルト、タイム、ローリエを入れて、圧力鍋の蓋を閉めてコンロに火をつけます。圧力鍋のおもりが回ってから7分ほど加圧調理した後、火を止め、圧力が抜けるまで余熱調理をしたら完成です。

アクアパッツァってどんな料理?

魚介類をトマトとオリーブオイル、白ワインなどで煮込んだナポリ料理。

日本語では「狂った水/奇妙な水」と訳され、ブイヨンなどは使用せず、トマトや魚や貝から出る汁の旨味を楽しむスープ料理です。

出汁を楽しむ料理なので、アサリなどは下処理が大変ですが冷凍のものより殻付きの生きたものを使用したいですね。魚は骨からもよい出汁が出ますので、骨付きでも食べやすい子魚が好ましく「捨てるところが無い」と言われる魚こと「鮎」を使用した場合もとても美味しく仕上がりました!

アレンジレシピ

アクアパッツァ

スープを作り置きができる分量作れば、次の日に新しく焼いた白身魚を入れて簡単なアレンジ料理ができます。こちらはタラをいれた場合のアクアパッツァです。作り置きを前提にする場合はスープが薄くならないよう、材料も多めに用意いたしましょう。

0419おまけ

スープが少なくなってきたら作りたい一品はパスタです。今回はペンネパスタを使用しました。まずはペンネを茹であげ、フライパンにオリーブオイルを引いて、白ワインと取っておいたアサリとスープを入れて加熱していくと乳化していきます。スープがとろみのある乳化状態となりペンネによく絡むようになったら、アクアパッツァの残りで作るボンゴレ・ロッソ風ペンネパスタの出来上がりです♪

その日のこと…

今回のアクアパッツァは新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発表されてから12日後の2020年4月19日に調理致しました。スーパーで鮎とアサリが半額で売られていたのがきっかけになります。アサリの調理は時間が掛かるので普段は進んでやらないのですが、世間はstay at home(お家で過ごそう)期間という事で時間に余裕があったのでチャレンジしてみた次第です。

ちなみに鮎のもう1尾と余ったアサリはお家用BBQロースターで塩焼きにして頂きました。 

あゆ焼きpng

鮎は「捨てるところがない」という異名を持つ魚。鱗を落とし、お腹から内容物を押し出す下処理をしてから、じっくりと火を通せば、内臓も珍味として美味しく頂けるんです。骨も香ばしく焼き上げればお酒と相性抜群のおつまみになります。こちらも大変美味で大満足でした!(^▽^)b


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?