限界クリエイターでも出来るJISSモールドアクセサリーの作り方
先日散々宣伝していたワークショップ、終了しました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました!
Twitterのアンケートでは僅差で「いらない」が勝っていましたが、これはいる人のカウントのみをする事として今回来れなかった方や、道具も腕にも自信もあるのでやってみたい!という方向けに実験的に販売をしたいと思います。
説明書の代わりに作り方の記載していきますので、もし記事を見て興味が湧いたら挑戦してみて下さいね。
ここで言う限界クリエイターとは金欠のことです。
道具について「必要なもの」と、「どちらでもいいもの」を分けて紹介してます。なぜ「どちらでもいい」のかは作り方と一緒に紹介してますので、各自のご判断にお任せします。尚、100均で手に入るかどうかを紹介してます。最新の情報で調査済みですが、僅差で販売終了になっている可能性もありますので在庫状況に関しましても各自でお調べの程お願いします。
それではまず道具の紹介いきます。
必要なもの
●レジン(100匀で手に入る)
●ベビーオイル(100匀で手に入る)
●中に入れるもの(100匀で手に入る)
どちらでもいいもの
●筆(100均で手に入る)
●艶出しの塗料(クリアラッカースプレーなら100均にありました)
●UVライト(100匀で手に入る)
●金具類(100匀で手に入る)
●ヤットコ(100匀の300円商品)
●調色スティック(塗料を混ぜる小さなスプーンのようなもの。プラスチックの物が100均にありました)
●ピンバイス(穴あけドリルのこと。100均にありました)
●インジェクター(注射器、スポイトとも呼びます。100均にありました)
●練りゴムや粘土などのもの(練りゴムはAmazonで90円。100均にもあります)
●ゴム手袋などのUVライトやレジン液から肌を守るもの(100匀で手に入る)
作り方
①好きなものを詰める
お好みでどうぞ。ラメがオススメ。ビーズだと5mmだと封入はできるが見栄え的にちょっと大きい気がします、2〜3mmか、それ以下がいいかも。実はラメだけでめちゃくちゃ可愛くなります。
ラメを拾ったりするのに調色スティックが便利。別に無くても別に大丈夫。別で使えそうなものが身近にあればそれでもいいです。
ダイヤ型のみ自立しないので、作業中は画像のように練りゴム等で固定して下さい。固定できれば何でも良いです。ちなみにJISSは練りゴムを使ってます。そこにあったから。練りゴム、ベビーオイルがくっつくとなんだかネチョネチョしました。練りゴムを本来の用途で使いたい人は捨ててもいい練りゴム部分を使うなどして気を付けて。
②ベビーオイルを入れる
8分目位でオイル注入はストップしておいた方がいい。目一杯〜こんもり入れると蓋をした際モールド表面や周りに溢れる可能性あり。作業に支障が出ます。
調色スティックがオイル注入補助をしてくれます。あると便利だけど別に無くてもいい。中身をかき混ぜる時にも使える。混ぜるのは爪楊枝とかでもできそうですけどね。
③レジンを塗り、蓋をする。
蓋側にレジンを塗っていきます。本体側はオイルが今入っていて溢したら厄介。なので蓋側に塗布にしてます。
ここで筆が便利。直塗りや爪楊枝とかでも頑張れるなら大丈夫だと思います。
蓋をつける前に念の為本体フチを綿棒などで?ゴミやオイルなどを拭き取っておきましょう。
④蓋をしてUVライト
ピッタリと付けて下さい。ココで角が合っていると完成度が上がります!
出来たらUVライトを当てる。UVライトなら2〜5分で固まるかと思います。
日光の場合は天候や間取りによって変わります。各自でご判断の程お願いします。
レジンは素手で触ってはいけません。UVライトの紫外線やレジン液対策としてもゴム手袋等をして肌を守って下さい。素手で触らないでください。
⑤もう一度レジンを塗る
レジン硬化確認後、もう一度塗布していきます。
恐らく隙間や溝がまだあることでしょう。念入りに塗って下さい。本体を傾けすぎると塞がっていなかった穴からオイルが漏れてくる可能性があります。液体を動かさずに作業するよう、なるべく気をつけましょう。漏れが不安な人は、机に置いたまま作業しても良いです。この作業は丁寧にやればやる程完成度が上がります。が、意外とテキトーでも、レジン液による凹凸があってもそこまで気にならないように感じます。この辺は力量にかかっています、頑張って下さい。
そして再びUVライトで固めます。2〜5分でいいかと思います。
⑥最終チェック
レジン硬化確認後、オイルが漏れてないかを念入りにチェックして下さい。
レジンの固まり残りや付着したオイルをティッシュでキレイに拭いたら、手のひらで軽く握ってオイルが付くかどうか、シャカシャカと振ってみて強度は大丈夫か等の確認をして下さい。
漏れていれば原因を突き止めてもう一度塞ぎましょう。どこから漏れているか分からなければ、もう一度全部塗ってしまっても構いません。塗り固めてとにかく漏れのないようにましょう。
ここで完成でも十分ですが、ここからはもう少し完成度を上げたい人向けに記載します。
EX⑦もっとオイルを注入したい場合
モールド上部にピンバイスで穴を開け、インジェクターでオイルを注入してお好みのラインまで入れて下さい。終わったらレジンで穴を塞ぎます。
1.0 〜1.5mmくらいの穴であれば意外と、何処に穴が開いていたか探すほどに跡が目立ちません。なので穴は注入しやすい上部であれば何処に開けても大丈夫です。
針先が開けた穴に入るサイズかどうか、確認して下さいね。
EX⑧まだ完成度を上げたい場合
光沢が失われてしまった場合、もっと輝きが欲しい場合、光沢クリアの塗料を塗るといいです。JISSはガイアカラーやクレオスの光沢クリアを使用しています。他は使用した事ないので分かりませんが、他にも使えそうなものがあればそれでもいいです。あとは100均のラッカースプレーも結構使えます。スプレーを全体的に塗布してもいいと思います。
⑨金具をつける作業
あとはお好みの金具をお付けください。この辺は割愛致します。
見本はピアスorイヤリングだけど、ネックレスとかにしてもいいかもしれません。お好みでどうぞ。金具をつけないのであれば、ヤットコなどの工具は不要ですね。
コレで完成です!
さて肝心のモールドですが、3Dプリンターを用いてJISSがオリジナルで製作しているので他でも100均でも手に入りません。現在オンラインストアで販売しております。作り方で紹介したのはダイヤ型でしたが、3種あります。お好きなモールドをお選び下さい。
散々安めの道具を紹介しておいてメインのモールドが一番高いじゃないか。
すみません。自家製産のため、やや手の込んだことをしています。
こちらのモールド、お届けの状態だと、完全な透明ではなくややマットな印象を受けるかと思います、3Dプリンターの積層跡によるものです。内面は積層跡の処理をしておらず、表面のみ処理をして光沢のあるクリアーになってます。
中にオイルを入れることで、初めて全体的に光沢がてる仕組みです。なのでオイル封入推薦というわけです。
この仕上げに至るまでの実験をした記事も以前書いてます、詳しく知りたい方は併せてご覧下さい。
もし「積層跡は自分で除去できる!塗装もできるし好きな色で塗りたい!最初から作業させろ!」という強者が一定数居れば、印刷後、未加工のモールドも販売検討します。
さらに「3Dプリンタを持っている!印刷なら自分でやる!」という最強者も居ればデータ販売も検討します。
コメントにてご意見下さい。
作り方で紹介していた物の動画版はコチラ。過去のワークショップ宣伝の動画となります。
記載したよりも100均より安値の道具、製作に便利なグッズ、その他アドバイス等ありましたらコメントにてお待ちしております。
最後に、こちらのモールドは商業利用不可です。
ご自身で楽しむ範囲内でのご利用をお願いします。
完成品を写真に撮ってSNSにアップするのは大歓迎です!
タグ付けして頂けると尚嬉しいです!
最後までお付き合い頂き有難うございました。
また気が向いたら記事を書きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?