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[モバイル&サウンド4]〜コードのキホン1

コードは曲の基本
とにかく、巷で耳にするヒット曲は「コード」をキホンに作られてるって印象の曲がほとんど。なので、「コード」を理解してないと曲の輪郭がわからない。

その「コード」はギターよりも鍵盤を使った方が、シンプルに視覚的に捉えられる。iPad(iPhone)のGarageBandがあれば、そのスマート鍵盤で基礎的なことは簡単に理解&トライすることが出来る。もちろん、リアルな鍵盤がある方がよりベター。


コードを鍵盤で理解する

「ドレミファソラシド」ってのは多くの人が知ってることかと思うけど、アルファベットでは「CDEFGABC」になる(何故AではなくCから始まるのかってのは、歴史的な変遷等が絡んでたりするらしいので、そこを理屈で考えるのはあまり意味がない)。

コードには明るい雰囲気の「メジャー・コード」と暗い雰囲気の「マイナー・コード」があって、この音のうちド/Cを基準にしたコードはー

Cメジャー/C  全て青
Cマイナー/Cm 真ん中が赤

になる。「Cメジャーは白鍵一つ飛ばしで押さえる、Cマイナーはその真ん中を左に一つずらす」って感じ。理論がどうこうって話は抜きにして、鍵盤上で見るとシンプルにそうなっている。


「じゃあ、Dメジャーのコードは?!」
って場合は、「CをDに移動する="黒鍵+白鍵"、つまり”2ポジション”移動しているので、EもGもそれぞれの音をその分ずらせばイイ」ってことなので、単純な算数的あるいはクイズ的な話。

他のコードも、以下同様。

なので、この基本的なことを押さえておけば、コードを片っ端から丸暗記するなんて必要はないし、コード表を見る場合でもC系コードを基準にして「このコードはCから幾つ右(または左)移動させるこうなる」みたいなことを理解しながら鍵盤を押さえることが出来る。

もちろん、Cを斜め右の黒鍵に”一つ”ずらして作るコード=C#でも、考え方は全く同じ。EGを”一つ”づつ移動すればイイ。


ギターのコードと鍵盤のコードでは鳴らす音が違う

コードの考え方はギターも鍵盤も共通のものだけど、鳴らしてる音が違う。。。ってのがあったりする。

鍵盤の場合、左手でオクターブのコードの基本(ルート)音、右手で3和音を押さえるのが基本フォーム。構成音=ドドドミソ(CCCEG)

左手でしっかりとルート音を鳴らしてれば、右手のトップノートが入れ替わっても(例えば、ドミソじゃなくてミソド)同じコード。

一方でギターは開放弦を使うCのメジャー・コードの場合、構成音=ドミソドミ(CEGCE)。でも、この構成音はCの場合で、他のコードだと違ったりする。

コードは「一番低い音は基本(ルート)音を鳴らす」。。。って原則があるので、Cのコード表では一番低音の開放弦のE(青)はX印でミュートする。

でも、バンド編成的に考えるとその最低音は楽器のベースが担うので、そういう意味ではギターを鍵盤の右手的に考えると鳴らしても間違いじゃない。

逆に最低音を鍵盤の左手的に扱って強調すると、C/Eって分数コードになる。「ギターでスローテンポのバラードをアルペジオで弾くっていうような場合、小節のアタマでEを鳴らすと。。。」みたいな。。。

別の視点で見れば、最高音の1弦はEなんだけど、Eは4弦でも鳴らしてるので、これを省略ミュートしても「コード」の構成音はキープされているのCコードの別フォームだとも考えられる。

つまりは、「響き」ってのはケースバイケースなので、「この感じだったら、この音鳴らしてもイイ/この音省略しよー」って判断したりすることが出来る。


まとめ的には、ベーシックなコードは「3和音」で構成されるので、その音要素が揃っていれば、あとは応用ってことです。加えて、最低音がコードを決定づける要素になっている場合が多い。

コード・フォームはあくまでも「キホン」的な形であって、「絶対法則」ってことじゃないので、初心者の人はフォームと格闘する前に「コードの基本構成音」を探ってみよう。

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