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[モバイル&サウンド79]〜イベント、ライブの定番マイク/シュアー57と58

今回の[モバイル&サウンド]は、やスタジオ、ライブハウスやイベントの定番ダイナミック・マイク、シュアーの57と58について。

DTM系だとすぐにコンデンサー・マイクがどう。。。って話をしてるのがほとんどだけど、弾き語りやバンド、そうじゃなくても。。。イベント出演でマイクを持つって時にはSM58、ギター・アンプやドラム・セットのマイキングにはSM57ってのはお決まりの光景。。。!?

そういうマイクをまず知る、ってのはとても大事。



単一指向性〜”カーディオイド”

シュアーのマイクSM57は楽器、SM58はボーカルみたいな基本用途はあるけど、SM57もボーカルに使ったりはするので、固定ってわけでもない。

これらのマイクの特徴は、電源なしの単一指向性〜”カーディオイド”。マイクの前方の音は拾うけど、後方はシャットアウトする(ゼロってわけではないけど。。。)。

また、音源に近い位置〜「オン」で音を拾って、他の音を出来るだけ排除するってのも。。。基本思想かと。。。

スタジオやステージのドラムやアンプの大音量の中で、これらのマイクを大量に使っても。。。バランスをとることで出音が破綻しないってのは。。。冷静に考えてみると、とんでもないこと。。。

価格は1本1万数千円で、とても、リーズナブル(実際の現場では。。。数本から数十本は必要にはなるけど。。。)。


スイッチなしがスタンダード

SM57 / 58のマイクがカラオケマイクみたいなおもちゃ!?なマイクと違うのは、スイッチがないってことがある。スイッチありの58Sも。。。あるにはあるけど、見かけることは多くはない。。。

バンドの練習スタジオに揃えられているのも、当然ほとんどのマイクはスイッチなし。

マイクのオン・オフは、ミキサー側で操作するのが基本。

ライブやイベントのステージでSM58を見て、「マイクのスイッチがない!?」って。。。慌てて探すってのは。。。珍しくはない光景!?。。。ではある。。。けど。。。これをしちゃうと、こういう現場のマイクの定番と事情がわかってない人なんだなってのがバレてしまう。。。

音が出てるかどうかをマイクヘッドのカプセルを叩く人もよくいるけど、これは。。。もう論外。

「あ、あ。。。」って軽く声を出すか、指の腹でカプセルをソフトに擦る感じで触るだけで、マイクのオン・オフは判断出来る。

もし、オフになってたら。。。ミキサー卓のオペレーターか舞台スタッフにアイ・コンタクトでマイクを指差して伝えるってのがセオリー。



「アンプの狙い」はシビアに。。。

ギタリストにとって。。。けっこうシビアなのは、アンプの音を拾うマイクの位置。

ライブハウスではSM57がセットされてることが多いけど、マーシャルのキャビネットだと、スピーカーが4つあるうちの一発を狙う。

少しの位置の違いで、大きな音の違いになる。MacのGarageandでも。。。マイクの種類やポジションを選べるので、SM57と思われるマイクを選んで位置を動かしてみるとよくわかる。

上のショットでもパッと見だと。。。スピーカー・ユニット位置が分かりにくいし、実際のステージだと暗かったりして。。。ペンライトでキャビネットを照らして、スピーカー・ユニットの位置を確認したりすることもある。

ライブハウス所有のキャビネットだと、スピーカー・ユニットやマイキングの位置をマーキングしてることもある。

マイクをスピーカー・ユニットのどの位置に置くかっていうのは。。。メーカーの違い、モデルの種類や指向するサウンドによっても違ってくるので。。。その辺りのことは別の機会に。。。

色々あるアンプ・シュミレーターのマイク位置を見ても、「基本はこう。。。」って一言で説明するのは難しい。。。

それと、オフってほどじゃないんだけど、数センチ、十数センチ距離を変えるだけで、ダイレクト感や空気感も変わってくる。


最後に。。。

イベントで使われた例としては、「アメリカ大統領の演説」ってのも紹介されている。


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