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モバイル&サウンド13〜各パートの音のポジション(ギター/ベース/ピアノetc...)

サンプル・デモをアレンジ

 前回のドラムの音ポジションをどう配置するか?!ってテーマの続き、今回はドラムに加えて各パートの音源をどう配置するかについて。

まずは。。。iPadのGarageBandで作ったサンプル。「モバイル&サウンド6」で使ったものをアレンジ。


ドラム・トラック

このサンプルのドラム・セットはGarageBandのバーチャル・ドラムの"Drummer"のプリセットの定位で、下の画面のように「客席側」から聴いた音のポジションになっている。

クラッシュ・シンバルのみ指先で音を出すスマート・ドラムで別トラックを作って、左右で鳴るようにしてある。

GarageBandのバーチャル・ドラムの"Drummer"画面

黄色で表示されてるのは「基本リズム」。この画面だと、キック/スネア/ハイハット)の基本リズムで最後のパートの刻み。


各楽器のポジション

ドラム以外の音を"Drummer"画面に被せて、アバウトに配置してみると以下のようになる。サンプルはボーカル無しなので、ボーカルは仮想ポジション。

ただし、サンプルの最後の方の部分は。。。ピアノ無しでギターのパワー・コードを2トラック録音してLRに振ってあるので、ピアノがギターに置き換わっている。


これはあくまでも基本的な「一例」であって、各楽器をどう配置するかっていうのは。。。とにかく多くの曲をクリエイター・クオリティーのツール(モニター用ヘッドフォン等)で聴くことに尽きマス。

シンプルな構成のロック・バンドの「ライブ・アルバム」は、こういう配置っぽいのが多い。


例としてクラシック・ロックの曲を。。。

ディープ・パープルのこのテイクは、オルガン=L/ギター=R。

でも。。。ドラムは。。。映像を見ると分かる通り。。。画像サンプルの音の定位と逆。。。

というのは、ドラマーのイアン・ペイスのセットって、左利き仕様でセッティングが左右逆。



もう1曲はツェッペリンを。。。

キーボードは左/ギターは右になっている。ドラムは「客席側」からの音ポジション。

実はこの曲もポイントあって、ベース・ギター担当のジョン・ポール・ジョーンズはライブではベース・ギターは弾いてなくて、メロトロン/ローズのエレクトリック・ピアノに加えて、足でペダル・ベースを弾いている。

なので、4:30辺りからドラムが入ってくるタイミングから鳴るベース音はセンターで聴こえてるけど、質感がエレクトーンで聞くような。。。ああいう音になっている。


-- UPDATE 2023/05/04 --
このnoteとサンプル音源が公式マガジンに追加されました。


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