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[モバイル&サウンド 37]〜エレクトリック・ピアノ・サウンドでエフェクトの基本を学ぶ

「エレクトリック・ピアノ」・・・中でもビンテージ系の「エレピ・サウンド」は、現在のヒット曲やドラマの劇伴等でも至る所で使われてマス。

「エレピ・サウンド」の代表格と言えば「ローズ」だけど、初期の頃のモデルをビートルズの「ルーフトップ・コンサート」のDon't Let Me Downでビリー・プレストンが弾いてたってのは有名な話らしい。。。

レッド・ツェッペリンのライブで、ジョン・ポール・ジョーンズが天国への階段で弾いてるのもローズ(スタジオ版はローズじゃないらしいけど。。。)

最近数年の国内のチャートに目を向けると。。。ヨルシカの「チノカテ」で使われてたりしてた。。。


アコースティックなギターやピアノと違って、「エレクトリック」なモノってのは「弾く」っていうことだけでなく「音作り」を施してああいう音になる。

こういうエレクトリック・ピアノってー
鍵盤を弾く強弱が音量の強弱より音色の違いに現れる
鍵盤を押さえていても音が「減衰」していく
色々とエフェクトをかける

というような特徴があって、特に「エフェクターを駆使する」っていう点で。。。「エレクトリック」なものの扱いを学ぶのにうってつけの鍵盤楽器。

鍵盤を押さえていても音が「減衰」していくってのは、押さえている間は音が持続するオルガンと比べるとその特色がわかる。

このローズ系のエレピ・サウンドはー

・コーラス(音に厚みを付ける)
・トレモロ(音を揺らす)
・イコライザー(音質)
・歪み(ディストーション/ドライブ)
・エコー&ディレイ(音の繰り返し)
・リバーブ(音の反響)

というようなエフェクターがよく使われる。

「ノーマル」なアコースティック・ピアノ・サウンドは、使うのはリバーブぐらいかと。。。イコライザーは補正には使うけど、エレピのような大胆な使い方はしない。

「エレピ・サウンド」はiOS版のGarageBandでもバッチリ音源リストにあって、トレモロやコーラスはパネルにあらかじめセットされている。

KORG MODULEのエレピならー

プリセット画面に。。。イコライザー/トレモロ/ドライブなどがパネルにセットされていて、画面右上にはコーラス/リバーブもセットされている。

初期段階で、ミキサーに「あれとこれとそれと。。。」ってエフェクター挿す必要もない。


他にサンプルってあったっけ。。。って最近の曲でプレイリストにあるものをチェックしたらコレがあった。

キング・クリムゾンとかの大御所のリマスターには必ず名前があるといってもいいスティーヴン・ウイルソンのいるポーキュパイン・トゥリーの"Harridan"。

もちろん、プログレッシブ・ロック系。

ユニークなメンツで、ドラムはキング・クリムゾン、もう一人がリチャード・バリビエリの組み合わせで、元ジャパンのキーボードっていう。。。

歪んだエレピ・サウンドが左右に舞ってたりして、そこにプログレお決まり!?のメロトロンが絡む。。。


「エレピ」トピックの続きはこちら。


-- 2023/07/07 UPDATE --
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