てんでの定点

年休明け、会社に行くのを送らせて今、ドトールで本を読んでいると、先日メルカリで購入した「シュメール神話集成」、つまづいたシュメールの格言と諺はp.181、

(14)「正直な人によって建てられた家も
   嘘つきな人によってこわされた」

ノートに写し、照らし合わせると、正しくは「嘘つきの人」だった。

「嘘つきな人」と「嘘つきの人」、その違いを考えていると、流れ出すニールヤング 、アフターザゴールドラッシュ

「ともだちか言ったことが
 嘘であったらなって思ってたんだ」

そのかすれてかほそいリフレインに何かをかさねたくなる。

「そばにいるよ」
きみのつまさきに
涙の私

昨日、中古車を購入すると、78歳の社長が自宅で取れたという柿とミカンを白いビニール袋に詰めて渡してくれた。
丁寧にも持ち手を3本の輪ゴムでくくってくれた。
袋の中で、収入印紙のついた領収書が潰れていた。

(20)嘘をつけ、(然るのち)真実を言え。
  それは嘘とおもわれるだろう。

シュメール人が記したものは神話、「神」と名のつくものだから、それはすべてが真実に違いない。

本とノートを閉じ、「嘘つきな」と「嘘つきの」と、かすれた歌声を携えて、本日は9時15分に出社する。

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