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友達100人なんて要らない

甥っ子がこの春から幼稚園に通う。
小さかった子がもう大人への階段を上ろうとしている。日々の流れの速さに驚く今日この頃。幼稚園という小さな世界で生きていくことは今の彼には厳しくて難しい挑戦になるのは間違いない。今までは親族や友人にだけ会う生活から、ある一つの集団の中で生活をしていくのは容易なことじゃない。
大人の僕であれ、転職した会社に馴染むまでに時間はかかる。
「郷に入ったら郷に従え」
学生が社会人になって一番最初に感じる苦悩。会社の人は教えてくれないこの考え。日々の業務の中でヒタヒタと感じるのがこの諺。きっと彼もこの環境に驚き苦しむことがあるだろう。
そんなときに彼を救ってくれるのは両親や祖父母、もしくは幼稚園で知り合う友人だ。
もしかしたらここで知り合った友達とお互い60歳を超えても仲が良い友達がいるのかもしれない。もしかしたらこの幼稚園で知り合った女の子と結婚するのかもしれない。
それは幼稚園生活が始まらないと分からない玉手箱のようなもの。
だから仲良くなった友達とは自分から縁を切ることなく接してほしい。
でも、むやみに友達をたくさん作ればいいわけじゃない。友達100人作る必要なんてない。仲良くなった友達を大切にする心を持っていてほしい。
「去る者は追わず来る者は拒まず」
「親しき中にも礼儀あり」
彼に素敵な縁がありますように
入園おめでとう

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