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誰にも分からない

今の仕事や過去に働いた会社で仕事に没頭した経験がない。「没頭」というのか「のめり込む」というのかどう表現したらいいのかわからないが自分の身を捧げるほどの経験をしたことがない。仕事に集中することはあっても没頭したことがない。友人が自身の仕事に対して熱く話をしている姿を見てどこか焦る自分がいる。そこには仕事に没頭できていない自分がいて
「このままでいいのだろうか」
「もしかしたら仕事に没頭できていないのは僕だけなのだろうか」
と思ってしまう。本を読んだり、運動している時など時間を忘れるほど没頭できるものがあるのに仕事ではその感覚がない。自分は今の仕事に誇りを持っているつもりだが、俯瞰的な冷たい目線で自分の仕事を取り組んでいるようにも思える。どこか遠くから仕事を見ている気がする。そう思うと普段の仕事で「これ必要なのか?」とか「これ無駄じゃない?」と勝手に思ってしまう機会が多く、正直身に入らないことがある。何も与えられた仕事に疑問を持つことさえなければこんなこと考えなくても済むのになとも思う。
そして人間はそう考えてしまうと自身の辞め時を探してしまう。今の仕事はまだまだ学べることが多いと感じるため、仕事を辞めるのは時期早々だが、もう辞めることは既定路線なのだろう。そう思ってしまうのはただ自分が未熟な人間(自分でも未熟だと思っている)だからなのか、そのようなことも許されてきた人生を歩んできてしまったのか。
もしかしたら僕は「働く」ということが凄く苦手な生き物なんだと思う。
でもそんなエビデンスがあるわけでもなく、僕にはわからない。
そしてそれは誰にも分からない

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