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青春は残酷だ

青春と呼べるものはだいたいが良い思い出。
よく通った居酒屋やいつも食べていたメニュー、仲良くなった店員やたまたま隣に座った人とお酒呑んだこと。2人でよく歩いた駅までの道のりや駅横の駐車場の景色
あの頃の何気ない時間は今、青春として形を変えて自分の心の中に残る。それがたまに今の自分を苦しめる。
あの頃の友人と遊んだ時間や恋人と一緒に過ごした時間が今になって、自分を苦しめるだなんて夢にも思わなかった。あの時はただ今のことだけを考え、友人や恋人との時間に夢中にだった。未来や過去のことなど考えることなく、今生きている時間だけのことを考えるだけでよかった。
そしてそれが青春なんだと思う。
勿論、プライベートな意味でも青春という言葉は使えるけど仕事に夢中になれる時間も一種の青春だとも思う。今という時間だけを見つめられたことはとても幸せなことなんだなって思う。
そんな青春がときどき自分を苦しめる。
誰も、何も比べる必要がないのに勝手に過去と今を比較してしまったり、どこか懐かしい人の匂いがしたり、都道府県の名前を聞いただけで思い出したり、夢に出てきたり。
そのことで苦しむなら、いっそ青春は夢であればよかったと思う。

青春は良いことも悪いことも忘れさせてくれない
青春は残酷だな

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