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【名作】「カードキャプターさくら」の魅力②

 どうもコトミです。

 本日は、前回に引き続き「カードキャプターさくら」の魅力について私なりの見解を踏まえながらお伝えしたいと思います。

 はじめに「カードキャプターさくら」の簡単な説明をさせていただきます。

1996から月刊少女まんが誌「なかよし」で連載。1998から2000年にかけてアニメがNHKで放送され大きな話題になる。「クロウカード編」全46話、「さくらカード編」全24話に加えて劇場版の公開もされている。
 あらすじは、元気いっぱいの主人公「さくら」が不思議な本を開いてしまい封印されていた魔法カード(クロウカード)を町中に解き放ってしまう。町に起こるクロウカードによる災いを止めるべく、魔法少女「カードキャプター」となりばら撒いてしまったクロウカードを集める話。
また連載20周年となる2016には新シリーズが始まり、テレビシリーズ「クリアカード編」も放送され大反響を得ている。
 このように「カードキャプターさくら」は大変人気の高い作品だということがわかる。

 「カードキャプターさくら」の魅力

①ストーリー構成、ファンタジー要素
②キャラクター性
③伏線
(↑この三つは、前回の投稿をご覧ください)

④カオスな恋愛事情

 本日は少女まんがにしては、非常にカオスな登場人物たちの「恋愛事情」について。

 正直、私が初めてこの作品を見たときに「ええ!そんな展開なの?!」「これを子供向けに放送しているなんて・・・すごい」と思いました。

 どの少女漫画にも「恋愛」という要素は大きくストーリーに影響し、大切なものであります。見ている女の子、男の子に「きゅんきゅん」とした思いを抱かせる重要なパートだと思います。

「カードキャプターさくら」では、登場人物の交錯した恋愛感情の表現も魅力の一つとして、多くのファンに人気を集めています。
 以下から、恋愛のタイプ?ごとに分けて示して行きたいと思います。

※ネタバレを含みます。

⑴異性愛(N L:ノーマルラブ)

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 1. 「さくら」と「李小狼」

 この2人は、当初「クロウカード」を集めるライバルとして戦っていたものの、次第に仲が深まり’’いろいろ’’ありまして最終的に結ばれます。

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 2.「さくら」と「月城雪兎」

 さくらが「李小狼」と結ばれる前に、さくらが一方的に思いを寄せていた。2人でクリスマスにデートしたり、手を繋いで歩いたりと何気ない生活の中でもラブラブしているので私は、「さくらと雪兎が結ばれるんだな」と思っていました。しかし、結果はそうではなくびっくりさせられました。

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⑵同性愛

 1.「さくら」と「大道寺知世」

 「さくら」と「知世」は「大親友」としていつも一緒にいます。そんな「知世」はさくらに親友以上の思いを抱いています。    

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 「知世」は「さくら」に思いが伝わらないことを理解しており、『大好きな人が幸せならそれが1番嬉しい』と言っています。またさくらの恋愛も応援することができる「大人な小学生」です。ほんとに。

 2. 「李小狼」と「月城雪兎」


 このペアは「李小狼」の一方的な片想いでした。またさくらも「雪兎」に片想いしていたこともあり、恋愛面でも「さくら」と「李」はライバルでもありました。

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 3.「木之本桃矢」と「月城雪兎」


 この2人も「仲良し同士で一緒にいる」だけの関係だと思っていました。しかしそうではなく、お互いがお互いの存在を強く求めていることがわかります。さくらの兄である「桃矢」も魔法の力を持っており、「雪兎」が消えそうになった場面では『お前がいなくなるのは絶対に嫌だ。俺の力を全部やる』と言って「雪兎」のために全ての力を与える。
 「雪兎」も「さくら」から告白された際、「僕の1番は桃矢だよ」と示していました。

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 4.さくらの母:「なでしこ」と知世の母:「大道寺園美」 


 なんと「知世」の母である「園美」もさくらの母の「なでしこ」に好意を寄せていたのです。親子ですねえ。そのため「なでしこ」がさくらの父「藤隆」と結婚するのを猛反対するほどでした。

⑶年齢差の恋愛

 1.「なでしこ」と「藤隆」

 さくらの両親の恋愛です。結婚当時は、「藤隆」が高校の新米教師、「なでしこ」が16歳の生徒という「禁断の恋愛」感がある状況でした。

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 2.さくらの同級生「りか」と担任「寺田先生」

 このペアにも非常に驚きました。小学5年生の「りか」と担任の「寺田先生」が恋愛関係にあったなんて。アニメでは省かれていますが、寺田先生は最終的に「りか」にプロポーズまでしてしまうほどだったらしい・・・

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 3.「桃矢」と「観月かほ」

 「観月先生」は、さくらの副担任でもあり、「桃矢」が中学時代の教育実習生であった。「桃矢」が中学生の時に「観月」に告白し、2人は付き合うことになる。

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 4.「観月かほ」と「柊沢エリオル」

 「エリオル」は「クロウカード」を作った「クロウ・リード」の生まれ変わりであるが、中学一年という年で「何歳年上ですか?」というくらい離れている「観月」と両思いとなり結ばれる。本当にびっくりです。

 いかがでしたでしょうか?
 少女マンガで表現するにはあまりにも「カオス」ではないのかと思ってしまいます。しかしこのように様々な恋愛事情を表現することで、「いろんな形があるんだよ」「『完全な形』でなくていい」ということをメッセージとして受け取れるのかなあと考えました。

 こんなにもこの恋愛事情をフランクに、そして綺麗に描いている作品は珍しいのではないかなと思います。

 「少女」を対象にした作品ではあるけれど、どの世代も楽しめる内容になっています。私ももし自身に子供が生まれた時、見てほしい一作になることは間違いないです。ビジュアルもとても可愛くて、「さくらちゃん💞」ってなってしまいます。

 私がとても面白いなと感じた点の一つに、さくらの「はにゃ〜ん」という言葉があります。この「はにゃ〜ん」は好きな人に会えた時、嬉しい時に「言葉に表せない微妙な心の中」を示していると思われます。

 現代で、ふざけている時に「はにゃ?」と使っている若い世代の人はいますよね?私もたまに使ってしまいますが笑
 これって「カードキャプターさくら」が由来したものなのでしょうか?真相は定かではありませんが、「さくら」ちゃんの影響・人気は今もなお衰えていないと言えます。

 もし、興味を持って下さった方は一度「カードキャプターさくら」をぜひご覧ください。

 では。

 コトミ

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