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周りはインド人だらけ。インド人デザイナーの台頭。

アメリカに来てこの20数年で大きく変わったことあある。どこもかしこもインド人だらけなのだ。しかも静かに、確実に広がっている。しかもなかなか良いのです。

アメリカに来た頃、インド人といえばタクシーの運転手ぐらいしか見なかった。学校にも全然いなかったし、働き出した会社にもほんの数えるほどしかいなかった。会社のランチタイムなどは各部署から集まってくるインド人がおひるを楽しそうに食べていた。

ところが今2022年、どこもかしこもインド人だらけだ。インド系の会社だけでなく、学校の先生も、大企業のCEOも、病院の先生もそして UXデザイナーでさえもだ。かつては企業内にいたインド人は皆ソフトウェアエンジニアだった。今はもうどこの部署ににでもいる。

彼らは留学などしない。いきなりアメリカに来て活躍する。アメリカに来ているインド人は往々にしてエリートで、でも偉ぶることもなく、成績優秀でとてもオーガナイズされている。ビィジュアルデザイナーにこそインド人は少ないが UXには多くいる。知らない間に半分くらいになっている。ちなみにエジニアは8割はインド人ではないだろうか。昔と違って訛りもキツくない。

前職私はインド系の会社で働いていた。インドにいるインド人とも多く仕事をしたが、 UXデザイナーが実に増えている。 UXのVPによると、今時はエンジニアよりもUXの方が給料がいいらしい。ますます増えている。

インドにはたくさんアメリカ系大企業がある。皆そこでで経験を積んでアメリカにくるのです。語学留学とか抜きにいきなり戦力としてくるのである。アメリカに来ても助けてくれる同胞が山のようにいる。アメリカだけでなく、ヨーロッパにも日本にもいます。

英語ができる。

これにつきます。じゃぁなぜ他の英語ができる外国人が増えないのでしょう。インドは賃金も安く、皆若い。さらにアメリカの真反対に位置し、時差がちょうどいいからではないでしょうか?つまりアメリカ人が寝ている間に仕事をしてくれるのです。

インド人はインド人を雇います。またそのインド人がインド人を雇います。その中からインド人リーダも生まれ、またインド人を雇います。インドにオフィスを構え、またインド人を雇います。みんな英語が喋れます。驚くことにインドには3000ほどの方言がありお互いの共通語は英語がヒンディーだそうです。英語が根付いているのです(エリートたちね)。ユニクロや楽天が社内共通語を英語にしたのはよくわかります。危機感ですね。アジアの中では中国人が英語がなかなかできます。中国人も中国人雇います。韓国系アメリカ人も多くいます。彼らもまた同胞を雇います。(あと日本人も雇います)

なぜか日本人は日本人と一緒になりたがりません。日本人は日本人を雇うのを遠慮します。アメリカに溶け込みたいからでしょうか。日本人は日本から日本人も呼びません。英語ができないと生活しんどいからです。今でこそ日本とアメリカの物価の差は大きいですが、アメリカにわざわざくるほど日本は悪い国ではありません。むしろいいくらいです。

しかしインド人をはじめ他の外国人は遠慮なく自分達の仲間、自分達の文化を持ち込みます。自国よりもアメリカの方が断然良いからです。そしてあっという間にコミュニティーを作ります。彼らを見ているとアメリカにやってきた感が少ない気がします。普通に生活仕事のために拠点を移したに過ぎません。だから留学もしないし、アメリカ文化も学ばない。アメリカ料理も食べないし、ミュージカルも行きません。若い世代は多少違いますが。

アメリカのIT会社はインドにアウトソースしているところが多い。最近のトレンドとしてはアウトソースをやめてインハウスにエンジニアリングチームを置くところが増えて来ています。しかしまだ中小企業になると安く元気なインド人リソースはまだ手放せないでしょう。一時間あたりの値段が’アメリカの4分の1ですから。

ニューヨークには日系企業たくさんあります。旅行代理店などもあり日本人のきめ細やかなサービスが嬉しいです。ただ「現地採用」の日本人は給料がずいぶん低いようです。アメリカ企業にチャンレンジして欲しいものです。

大谷翔平レベルでなくて普通に普通の日本人がアメリカでの就職を考えれるようになると嬉しいなぁと思います。私自身UXデザイナーの採用面接を何十回もしたことがあります。レジュメならさらにその何倍も受け取っています。いまだに日本人のレジュメを見たことがりません。



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