2017年は音楽をよく聞いた(その1)

じろうは30過ぎたぐらいから音楽をゆっくり聞く時間がどんどん減っていきまして、10代20代に比べるとあんまり音楽聞いてない30代だったのですが、2017年突然また音楽をいっぱい聞き始めました。

Mahavishnu Orchestra
上半期はとにかくマハビシュヌ・オーケストラばっかり聞いてました。
20歳ぐらいのときからずっと好きなバンドでしたが、一昨年ぐらいから徐々にそれまでとはレベルのちがう好きに到達した感じ。今まではどちらかと言うと第二期のメンバー(ナラダマイケルウォルデンが在籍しジョージ・マーティンプロデュースのアルバムがある)の時期を好んで聞いていたのですが、ついに第一期の沼のような魅力に取り憑かれてしまって、ずーっと聞いていました。(第一期のメンバーはビリー・コブハム、ヤン・ハマー、ジェリー・グッドマン、そしてジョン・マクラフリン。)

70年代以降のジェフベックにかなりの影響を与えたバンドだと思いますが、プレイ的にはどちらかというとマクラフリンよりジェリーグッドマンのバイオリンのフレーズからの影響の方が大きいんじゃないかなって思うようになりました。
あ、もしかしたら自分がヘルヘッドでバイオリンいっぱい弾くようになって、ジェリーグッドマンのプレイがちゃんと聞こえるようになったから今までとちがう聞こえ方で聞けるようになったのかもしれないです。
72年のライブが何日かフル動画で落ちてたりしますが、ずっと聞いてても全然飽きないです。すごいな~~。ずっと聞いてられる。


大森靖子「kitixxxgaia」
びっくりするぐらいすごいアルバムでした。
こんなアルバム2017年に作れるんだっていうことにすごく驚いたし、内容の前向きさにも衝撃を受けました。
すごいボリューム感があるので一度きくとかなりの満足感と到達感があり、そんなに繰り返し聞くに至らなかったけど、最初15秒ぐらい聞くとまったく曲を飛ばすスキを与えず、そのままアルバム最後まで聞いてしまうようなことが何度もありました。そんなアルバムいまどきなかなか無いんじゃないかな。
アレンジがそれぞれの曲で完成度も振り幅もすごくて、どうやって作ればこんなことになるのかよくわかりませんでした。


CHAI
夏前ぐらいから異常なぐらい聞いてたのがCHAIです。こんなにハマると思わなかった。80年代っぽいとか言われてるけど、自分が聞くと00年代はじめのBUFFALO DAUGHTERみたいだなって。音がかなり計画的に整理されてて聞いてて気持ちいい。
ライブもPVもすごくいい。Sound & Stomachって曲が一番すきです。ボーイズセコメンも良いです。
こういうタイプの音楽がちゃんと売れてて、地上波でもライブ映像が流れたり、若い子たちが結構みんな知ってるっていうのは本当に嬉しいし、久しぶりな感じがする。嬉しい。


BUFFALO DAUGHTER
高校の時から大好きなバンドですが、00年代中盤ぐらいからあまりしっかり追えておらず、改めてそれ以降の音源を聞き漁ったり、現在の動向を探ったりかなりずーーーっと聞いていました。今年中盤以降。今あらためて聞き直した原因としては、CHAIを聞いて「BAUFFALO DAUNGHTERみたいだな」ってなんとなく思ったのも多分にあると思います。
それがYOUTUBEでちょうど「月刊バッファロー・ドーター」なる企画(三回ぐらいで終わったけども)が始まったばかりの頃で、そういうのも含めてどっぷりと。

しかしやはり高校卒業するかしないかの頃に耳にして衝撃だった「GREAT FIVE LAKES」が未だに本当に好きです。今年も何度かDJで回させていただきました。

あと「YUMIKO-MORGAN-OSCILLATORS」っていうBUFFALO DAUGHTERの大野由美子さんと、これまた高校の時から大好きだったモーガンフィッシャーさんが二人で、アホみたいにシンセを並べて即興でライブしてるDVDがありまして、それがすごく面白いんです。久々に見たらやっぱり面白かった。シンセ好き必見。。。。!


なんか思いのほかめっちゃ長くなってきたんで、その2へ続きます。たぶん。

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