河野次郎

コンサルタント 経営学修士・宅地建物取引士・二級FP技能士 40年の複数の外資運用会社…

河野次郎

コンサルタント 経営学修士・宅地建物取引士・二級FP技能士 40年の複数の外資運用会社で多くの日本拠点の設立、再編の実務を法務・コンプライアンス担当として実施。 2024年7月より独立、投資運用業向けコンプライアンスと個人向けファイナンシャルプランニングのコンサルティングを提供。

最近の記事

日経平均高値更新と2つの戦争。30年で失ったもの、得たもの、そして取り戻したもの。

2024年2月22日(金)に日経平均株価39,156.97円を付け、1990年12月29日の38,915.87円を超えて最高値を34年2か月ぶりに更新した。 やっと元に戻った、ここから再スタート、通常モードにもどれるような気がする、との感想を先日書いたところだが、ここ数週間でいろんな方と話をし、多くの識者者の話を読み聞きし、さらに3週間ほど前に軽症ながらも前後の記憶を失うような交通事故に逢ったこと、それからロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争のニュースを反芻す

    • バブル崩壊とファイナンシャル・プランナー

      本日、2024年(令和6年)1月23日の日中に、日経平均株価が36,984円51銭の高値をつけたと言う。1989(平成元)年12月29日の最高値の38,957円44銭に、あと2,000円ほど、5%ちょっと上がれば、と言うところまで回復した。 ここまで来るのに33年かかった。日経平均株価の採用銘柄も全く異なるし、株式市場を取り巻く環境や政治社会情勢、国際情勢も全く異なるため、これをもって日本経済が元に戻った、失われた30年を取り戻した、などとは思わないが、当時の金融市場の現場で

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        懐かしきバブルの塔

        • 人生のリスクマネジメントとしてのファイナンシャルプランニング

          30年前に入会し、会費を払い続けるだけだったFP協会。 本日初めて地元のスタディグループに参加、FP教育の話を聞いてきた。 様々な場面での金融教育の実態やあり方、またそこへのアクセスなど、とても勉強になったし、刺激にもなった。やはり一流のプロの人たちとの交流はとても刺激になるし、自分の考えや意見を整理して、あらたな方向性や可能性を示唆してくれる。 40年のあいだ金融サービスを提供する側ににいて、また30年のあいだFPとして、日本の一般家庭、一般消費者の金融?お金、経済と

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          老後の資金がありません

          垣谷美雨の「老後の資金がありません」を読んだ。最近映画化された小説の原作にあたる。同じ作家の「定年オヤジ改造計画」や「夫の墓には入りません」、「あなたの人生、片付けます」などの刺激的なタイトルの数冊を読んで、心の準備をしてからのチャレンジだった。定年オヤジとして、ファイナンシャルプランナー?として、長年投資運用業に携わってきた者として、二十代の二人の子供の親として、91歳の親父の子として、そして奥さんの旦那として。 垣谷美雨は自分と同じ歳の女性の作家であり、その作品に描かれ

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