人生のリスクマネジメントとしてのファイナンシャルプランニング

30年前に入会し、会費を払い続けるだけだったFP協会。

本日初めて地元のスタディグループに参加、FP教育の話を聞いてきた。

様々な場面での金融教育の実態やあり方、またそこへのアクセスなど、とても勉強になったし、刺激にもなった。やはり一流のプロの人たちとの交流はとても刺激になるし、自分の考えや意見を整理して、あらたな方向性や可能性を示唆してくれる。

40年のあいだ金融サービスを提供する側ににいて、また30年のあいだFPとして、日本の一般家庭、一般消費者の金融?お金、経済との関り様について、両方の観点から見つめてきた者として、漸くここまで来たのかという思いと、まだまだこんなところまでしか来ていないのかという思いが交錯する。

現在の60代前半、ちょうど私の世代だが、多くが戦中生まれの親の下に生まれ、高度成長と激増する社会問題の時代に学校教育を受け、オイルショック後の就職、バブル経済とその崩壊、ITバブルと規制緩和、ポケベル、携帯からスマホ、パソコンからネット、メタバースへと大きな社会変動から変化速度が劇的に加速する時代を駆け抜けてきた身として、振り返るとこの時代はとんでもないリスクだらけの時代だったように思う。様々な変化はこれからもさらに加速し、あらゆる分野でその影響の度合いが増大して行くに違いない。

FPの業務は多岐にわたる。その教育内容も聞き手の集団の属性、主催者、目的、会場や場面、話し手の専門性、対面やオンライン等の提供方法、使用するツールなどによって様々に異なる。自分の知識や経験、プレゼンスキルや提供法やツール使用の習熟度、またツールや資料の調達や作成などで、出せるアウトプットの種類や形、場所などは決まってくる。早い話が、自分にできることしかできないし、それが自分にしか出来ないことであれば、それが一番だし、それしかできないのだ。

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