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メタ思考 「頭のいい人」の思考法を身につける

3月5週目

メタ思考 「頭のいい人」の思考法を身につける
著:澤円

メタ思考とは自分の認知活動や性格を俯瞰で見て認識する活動
自分自身を会社という小さな枠の中で考えるのではなく、社会という大きな広場にいる自分の立ち位置を客観的に把握する
エイリアス:特定の場所にいる自分それぞれを、自分の名前をまとった分身として捉える
▶今の会社や組織、コミュニティなどにいる自分を、自分の人生やアイデンティティと同一化する必要は無い
▶会社=器 その中で自分のどの機能を提供するか

・正解にとらわれない観察力
ものさしは1本じゃない、何本あってもいい
ジョブ型雇用=役割が明確化する
一方で、与えられた役割はできてあたりまえ、差別化できない
▶余人を持って変えがたい存在であること
この人にはこんな特性があると周りが認めるような
自分だけにしかない別の要素をみつける
外の世界を知らなければ、自分が囚われているものを客観的にみて、自分にとってそこにいることが幸せなのか否かをはっきりと認識することは出来ない

・思い込みから自由になる思考法
失敗を失敗とみなさないのは意志による
自分に課すルールを「べからず集」にしない
「これさえ守ればOK」にすることで他人と比べなくなる
自分の定義で行動する時代
変えられないのは「変えない意志」があるから

・課題を解決していく認知力
ポイントはどこか、どんな課題が潜んでいるかを直ぐに言語化出来る力
対象となる事象から離れて、考えて、また離れてを繰り返し、徹底的に思考を深める
議題をみんなの共通の課題になるように抽象化し、自分ごと化させる

・新時代のマネジメント
マネージャー、プレーヤーともにお互いが見ている視点が異なる
相手に合わせて膝をおり、視座を合わせる
相手の思考を受け入れる
問題点を指摘するとき、ファクト事実を共有する

・視野を広げる人間関係術
物事は解釈や評価次第
世の中には色々な視点があることをしっかり認識し、いつもの人間関係の外に出て、多くの人と知り合う姿勢が大切
ギバーの精神を持ち、ボトルネックを最適化しながら前進する
他者ができなくて困っていることを見つけて、自分ができることをGIVEし、他者に貢献することで人間関係はうまく回っていく
アンガーマネジメントは怒らないではなく怒りをコントロールする
怒りで後悔しないためのテクニック
事実=ファクトを共有する
余裕がないときはファクトや今の心理状態を相手に伝えて間を取る
相手と自分はちがう、相手のことはコントロールできないという理解をする
自分のコントロールできることに注力する コミュニケーションを取る

人生には色んなものさしがあっていい
長さも、形も色も自分で決めていい
長所も自分で決めていい
人と比べて…とかじゃない、自分できめる
短所は課題として理解する


気づき
自分に対するメタ認知:自己理解
スコトーマに気づき、外すアクションを取る
今までにない環境に飛び込む、たくさんの人と会話することで自分とは別の価値観があることを実感できる

相手に対するメタ認知:前提、自分と相手は違う
考え方や今までの経験、価値観、何を重視するのか
同じ事象に対してどうリアクションを取るのか
まずは相手を理解すること
相手の見ているもの、相対しているものは何なのか興味を持ってみる
良し悪しの判断はせず、あくまでも横に座って同じ方向を見るイメージ

コーチングを学び始めていろいろな方と1on1をする機会が増え、物事の捉え方には様々な視点があることを実感できている
今までは自分の基準と異なる考え方に対して、やや否定的な感情が生まれていたが、最近はその考え方に至った背景にどんな思考があるのか、その人はいまどんな状況にいるのかということに興味が湧くようになってきた

初対面の人との1on1は正直まだ少し抵抗があるが、難しく考えすぎず、相手の事を知るというスタンスで臨んでいく

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