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覚悟の磨き方

3月1週目

覚悟の磨き方
超訳:吉田松陰
編訳:池田貴将

短文集。吉田松陰は幼い頃から「しきたり」を破り、物事の本質に迫ることを自らの信念として行動していた。松下村塾では、教えるものの生き方が、学ぶものを感化して、はじめてその成果が得られるという姿勢で指導を行い、伊藤博文や山縣有朋といったエリートを輩出している。また、本人が死した後も、松下村塾の弟子たちにその意志は引き継がれ、史上最大の改革である明治維新をおこし、近代国家の基礎を作り上げた。

気づき
自分の人生とはなんのためにあるのか。周囲に気を使い、安心・安全な場所に留まり続けるためにあるのか。逆境を恐れず、自分のあるべき姿を追求し、理想を現実にするためにあるのか。人生について改めて考える際に必要なマインドセットに関しては先週読んだ「道をひらく」の内容と重なる点が多かったように感じた。その人の生き方やあり方を更新し続けているからこそ、他者から共感や信頼を得られる。その結果として、当人がいなくなってからもそのマインドや行動指針が風土となり、後の世代にも引き継がれていく。コーチとしても、クライアントのマインドが変化するだけではなく、その変化がクライアントの周囲にも波及していくような、そんな関わり方ができると最高だなと感じた。

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