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#エッセイ

イタリア人について

10年以上イタリアで、 イタリア人たちと接してきて思ったんだけど イタリア人は、総じて聡明な人が多いと感じた。   表面的なものにあまり左右されないで  本質を見抜くというか 察しの良さや観察眼の鋭さ、 それに勘の良さみたいなものを 彼らからはよく感じた。 そのなかでも特に「人間」ていう生き物に対する理解が深いように思えた。 人間のだめな部分も、尊い部分も、 全てわかったうえで受け入れている底の深いやさしさが、  イタリア人の心にはあるように見える。 別に褒め

外国に3ヶ月住んでもヒュー・グラントにはならない。

2022年元日の朝 新年の乾杯前に、夫が2枚の写真を子供達に見せた。 「これは父さんがイギリスへ向かった日」 スーツケースを手に、アパートの階段を降りる、20年前の夫の写真。 「で、これが、その3ヶ月後に、あびかと娘がこっちに合流して住んだ部屋」 がらんと何もない部屋の写真。 「父さんは、このスーツケース1つでイギリスへ来た。そして20年かけて、少しづつ家具をそろえ、車も買い、家も持った。 でも俺はまだ全然100点ではないんだよ。挑戦すべきこと、やってみたいことが、

イタリア滞在記[2]_37【快楽の代償】(2022.8.30)

昨日8/29(月)から、テニスコートに落ちた松の葉っぱを熊手で集める生活がまた始まると思っていたのだが、それは僕の勘違いで、テニスクラブの仕事再開は来週の月曜日からだった。 そんなわけで、午前中は自動車代理店へ、購入したシボレーの受け取りと、売却したオペルの受け渡しに出かけた。 無事、受け取りと引き渡しが済み、オペルから取り出しておいた標準装備品をシボレーに積み終えると、いつもならそのまま昼食をとるためレストランへ直行するところなのだが、昨日はスーパーマーケットに寄って昼