【書評:破天荒フェニックス】かっこいい生き方をしていますか?
今回紹介する本は、「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」です。
メガネブランド「OWNDAYS」代表取締役社長の田中修治さんがオンデーズを企業買収してから、軌道に乗せるまでをストーリー調で描いた作品です。
「これはさすがにフィクションでしょ笑」と思うぐらいのピンチの連続、田中さんの常軌を逸した決断力が面白くて、読んでいてこっちがハラハラしました。
田中さんもすごいですが、スタートから共に入り振り回されまくっている奥野さんに感情移入する人が多いはず笑
物語としても面白く読めて、なおかつビジネスについて勉強させられた一冊でした。
今回この本を読んで感じたことは、「自分が選んだ選択肢はかっこいい選択か」です。
全ての物事は、最終的に自分が決めている
私が田中さんを知ったのはNewspicksの動画です。
初めて見た時は、「若くして成功してすごい人だなー」ぐらいにしか思っていませんでした。
この本を読み、成功の背景には幾度もの挑戦と失敗を繰り返しがあったことを知りました。
当然ですが今うまくいっている人たちは何度もの挑戦を乗り越えて今があるのだと感じました。
田中さんは常人では絶対打たないような選択をとり、周囲の反対を押し切ってでもチャレンジしている姿が描かれていました。
大抵の人であれば周囲から強い反対があれば、一度考え直そうと思ったりやめてしまうことが多いでしょう。
「社長だからああいう決断ができる」と思う方も多いかも知れません。
確かにそうかもしれませんけど、そう考えてしまうのはもったいない気がします。
私の周囲には、「上司が反対するから」「社長に言われたから」と言いながら仕事をする人をよく見かけます。
確かに会社という組織にいる以上、上司の命令は聞かなければいけません。命令を無視してしまうと組織として崩壊してしまうからです。
ただし、その言葉を都合よく捉えて他責思考になる人も多く見えます。
それもまた、違うのではないかと思います。
「じゃあ私のこの場合はどう思うんですか!」と会社のメンバーがこの記事を読んでいたら突っ込んできそうですが、「気持ちはわかるけど、他責にしても環境は変わらないよ」と伝えたいです(というか伝えてます)。
何かに決断を迫られた時に最終的に決めるのは自分です。
仮に周りからの圧力によって「もうこれでいいや」という決断は一見他人のせいでと思いがちですけど、「これでいい」と自分で選んでいるのです。
少し厳しい言い方かもしれませんけど、決断を他人に任せるのはその場では自分が楽になるかもしれませんけど後から大変な目に合うことが多いです。
仕事、プライベート、自分の人生は自分で決めるものです。
他人に決められるものではありません。
他人に決めさせて上手くいかなかったら、その人のせいでしょうか。
ベストセラー本の「嫌われる勇気」にも記載がありますが、「人は他人の期待に応えようとするから不自由になる」とあります。
自分が幸せになる方法は、自分で決めるしかないのです。
かっこよく生きる
田中さんのすごい所は「失敗を恐れずに挑戦している」ことです。
私もこの本を読んでから、仕事で選択を迫られた時は「どっちを選んだ方がかっこいいか」という視点で選ぶようにしています。
とりあえず上司に合わせてイエスマンで仕事をこなすのではなく、その選択をすることでお客さんや社内にどういう影響が起きるのか。
忙しい、面倒くさいという感情は極力排除して、その選択肢を取ることで自分を客観的に見てかっこいいと思えるか、で考えています。
自分を主人公として捉えるならやっぱりかっこいい方がいいですよね。
思考停止で仕事をこなすのではなく、主体的にどうすれば周囲の役に立てるか、喜んでもらえるかを考えて行動していきたいと改めて思った素敵な一冊でした。
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