藍坊主 "僕らは星の子どもたち" shibuya eggman 2024/03/10
藍坊主のショートツアーのファイナルに行ってきました。
名曲"テールランプ"からつながる、新曲"流れ星になったんだ"が絵本とともにリリースされたことにともない、「星」にまつわる歌詞の曲でセットリストが構成されたこのツアー。
発表された瞬間からとても楽しみにしていて、そのときに浮かんだ曲は、前述の2曲と、"星のすみか"、"あなたと空と星と夜明け"、"アンドロメダ"、"セブンスター"で、あとは月にまつわる曲がどうなるのかなと思っていた。
同時に、当日までの期間、セットリストに入る曲を探すような聴き方はせずに過ごした。なんとなく、その方がこの日の楽しさが爆増するような気がしたからだ。
そして当日!
ものすごいセットリストでしたほんとに。
1曲目から、"アンドロメダ"、"生命のシンバル"、"サンダー"とアツい並び!
気のせいかもしれないけれど、特に"生命のシンバル"のイントロなどのギターの音が、ざらついた感じではなくて、散りばめられた星のような粒状の音に聴こえて、テンションが上がり切った。
先ほど挙げた"あなたと空と星と夜明け"とともに、アルバム「ココーノ」から、"ラブミーテンダー"、"鬼灯"を合わせて3曲が演奏された。私がこれらの曲をライブで聴くのは、9年前、eggmanのはす向かいにあった渋谷公会堂でのリリースツアー以来だった。藍坊主のアルバムはすべて、それぞれに異なる素晴らしさがあるのだけれど、この「ココーノ」は漸進的な良さがエグいんですよ。文字通り、聴けば聴くほど好きになっていく。これはもちろん、どのアルバムにもある要素なんだけど、「ココーノ」はその度合いがずば抜けている。それでいて収録曲の多くがライブでなかなか演奏されないものだから、今日この日の喜びはこれだけでもひとしおであった。
すべての曲で、始まった瞬間に時が止まるような感覚があった。
久しぶりといえば、"創造的進化"も2017年末以来だった。その時は、「現像」という、ライブDVDに収録されたライブを再現するというものだった。その作品は「ミズカネ」のリリースツアーであり、この日のアンコールでは、今夏「ミズカネ」の再現ツアーが行われることが発表された。流れを感じる!この曲がまだ"シータムン2"というタイトルで演奏されていた頃から知っているので、感慨深いものがある。
"セブンスター"、"空"、"ハローグッバイ"と、客席から大声が出る曲が続いたあと、このツアーのメインである"テールランプ"、"流れ星になったんだ"が演奏された。終わりではない。旅は始まり、続いていく。この曲たちに込められたものは、これからの私を強かに支えてくれる。そう感じました。
本編最後は"ホタル"で、歌詞はわりと切ない要素も多いのに、どんなシチュエーションで演奏されても客席から笑顔を感じる曲だなと、改めて実感した。すごい!
アンコールは"星のすみか"!そう。"生命のシンバル"の話していた聴こえ方は、この曲のリフに近い感じ。煌めきの粒が舞っているような!
「僕らは星の子どもたち」という演目の最後に聴くこの曲は、いつもより迫ってくる圧を感じました。歌われている内容が、より強く訴えかけてくる感じ!これからも真摯に聴いていく。
とても楽しい時間でした。
予想だにしていなかった曲を聴けたことはもちろん、その曲に対してしっかりライブでぶつかれたことが嬉しかった。
しばらくライブで聴けていない曲もちゃんと普段聴いてて良かったなと、報われたような気持ち!これからも聴き続けるモチベーションが、天元突破した。待ってろよ百景24。
そして、「ミズカネ」のリバイバルツアーに向けて、今度はアルバムとその時期の曲たちを鬼のように聴きこむ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?