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インナージャーニー "インナージャーニーといっしょvol.4 -ラストソング編-" 横浜club1000 2023.10.06

インナージャーニーのkaitoさんを含むメンバーでの最後のライブに行ってきました。
"少女"に撃ち抜かれてから一年と少し。私自身が大切にしている、自分にとって二回目のライブであり、バンドとしても最大キャパでメンバー脱退という大きなトピックを孕むライブだということで、めちゃくちゃ気合いを入れて臨みました。

横浜club1000は初めての会場。フロアの雰囲気がとても好きです!アイドルの公演が多い会場なのだろうか、ステージに赤い幕があって、ちょっと厳かな感じがしました。駅から会場までの道のりはなかなかアレでしたが…。

開演前のBGMに知ってる曲が多く、既に楽しい!スピッツが流れるのはアツい。コーラスをあてて楽しむなど、既にボルテージは天井に。
この日のセットリストは全て、kaitoさんが選んだとのこと。印象的だったのは、ギターを替えたり時間をかけてチューニングを整えている回数が多く感じたこと。私はあの静まり返った時間・空間がとても好きなので楽しめた!本当に好きなように並べたんだなぁというのが伝わってきて、なんだか嬉しかった。


一曲目は"平行線"で、今回改めてがっつり聴く中でめちゃくちゃ深みにハマっていた曲なので、初っ端からクライマックスかのような気分!
ギターソロから最後のサビへの流れがたまらない!
そこから、"クリームソーダ"、"fang"へと流れていく。まだ、客席の方に歌って良いのかどうなのかという迷いを感じた。多分これは、これからの活動の中でライブの数が増えるにつれてどんどん変化していくのだろう。それも含めて、私は心から、このバンドのこの先を楽しみにしている。

次のブロックは、3rdEPのリードトラックである"PIP"から。怒りのような感情を楽しげな曲調で歌いあげる曲で、生で聴いたらどう聴こえるのかとても楽しみにしていた曲。爆音で奏でられることで、怒も楽も等しく増幅されて、自然と動く身体がどんどん熱を帯びていく感じがした。


楽しくなり過ぎて、この辺りから記憶は飛び飛びです!
このブロックでは、3rdEPからもう一曲、"ステップ"が演奏された。初めて聴いたときの印象は、インナージャーニーの新境地という感じ!めちゃくちゃ好きな曲です。なんと言えば良いんだろうか。全部が心地よい!その中でも表情をコロコロ変えながら聴ける曲で、どんな気分のときに聴いてもこの曲の気分にしてくれる。
ライブで聴くと、とにかく楽しくて、上がりきったテンションがもう一段階踏み込まれた。

MCを挟んで、"夜が明けたら私たち"。
この曲は3rdEPの中で一番すんなり聴けるのだけど、一番自分の中でも固めるのが難しい曲。そのときの状況で聴こえ方が全然変わる。まだ掴みきれていない。この日の私の気分には、とにかくギターソロが沁みこんだことだけを記しておく。
"深海列車"から"エンドロール"への流れは、とても完成されているように感じる。これはアルバムを聴いたときに感じた感覚が、そのままライブにもあてはまる。凄い。
そこからの"少女"は圧巻で、そりゃ急にこの曲聴かされたら好きになっちゃうよな、と妙な納得をしながら聴いていた。そこから"ペトリコール"へと繋がるのだけど、あのアウトロからのフィードバックで、来るぞ!と分からせてくる感じがたまらんですね。ああいうのは、本当たまらないです。

kaitoさんが脱退することに絡めたMCがで少ししんみりしたフロアに、"Walking Song"が鳴り響く。私がこの曲に抱いている感覚は、爽やかな熱風なのだけど、まさに温度を上げて吹き抜けていきました。
このライブで個人的に一番驚いたのが、"予感がしている"という曲について。新曲かなと思いながら聴いていたら、去年初めて行ったライブでも演奏されていたとのこと。音源化はまだされていないので、聴くのはこれが2回目だから、そう感じるのもやむなし。そう言われると、この曲名を見てニヤついたのは記憶にある。驚いたというのは、知らない曲を聴いているはずなのに、身体の動きが曲を掴めていたこと。普段ライブで新曲を聴くときは、探りながら音の動きを確かめる作業と並行しながら身体が勝手に動くのを楽しんでいる。しかし、この曲に対しては、まるでライブで何度も聴いてきた曲であるかのように乗っかっていけた。なんでだ。分からない!でも、とても嬉しかった。

脱退についてkaitoさんが自分の言葉で想いを語り、最後の曲は"ラストソング"。
私はこの曲がとても好きだ。生涯を通して共に過ごす曲になるだろう。だからこそ、ライブのどのタイミングで演奏されてもこの曲に入り込めるように、この2週間ほど気合いを練り続けてきた。
実際にライブで聴けて嬉しかった。凄まじいパワー!この曲にはきっと、私が好む全ての要素が含まれているのだと思う。それを言語化出来るようになりたいですね。最高でした!


アンコールでは、まず、カモシタサラさんとkaitoさんによるアコースティック編成で、"手の鳴る方へ"が演奏された。この曲はバンド編成でやると思っていたので度肝を抜かれたけど、どこまでも楽しそうに演奏している様子がよりシンプルに伝わる形だったように思う。本当、めちゃくちゃ楽しそうだったし、私もとても楽しかった!

バンドメンバーが全員合流し、kaitoさんへの感謝状が授与され、アンコールの二曲目は"グッバイ来世でまた会おう"!
代表作らしい堂々とした響きでした。失礼な言い方でなければ良いのだけれど、アンコールでのバンドサウンドの極まり方が凄まじかったんですよ。あぁ、この編成で見られるのは今日が最後なんだな、という感情をブーストさせてくるかのような。
メンバー紹介をした後に、この日最後の曲は、"会いに行け"!最高!間違いない!この演奏を生で見られて良かったな、と魂の底から思わせてくれる演奏だった!



kaitoさんの今後の活躍を祈っています。願わくば、またドラムを叩いている姿をスクリーンで見たいですね。
そして、インナージャーニーというバンドのこの先が、どこまでも楽しみになるライブでした!どういう編成になっても間違いないだろうなと思わされました。ありがとう!



いやいやこっちのセリフですよー

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