音楽に生かされて

音楽に生かされているな、と思う。

季節の変わり目というのは、体調が安定せず、そこに生活のあれやこれやで溜まるストレスが合わさることで、あらゆることに対して不満を募らせて生きている。判断力が失われ、思考も定まらなくなる。

そうすると、そもそもこの人生とは、みたいなことを考え出す訳です。私は、何人かの他人が私をそう評したことがあるように、積極的に自分から死のうと考えるタイプではない。それでもまぁ、生きていること自体に対して、別に無理してやっていく必要はないよな、という思いが強くなる。強くなるというのは、普段からある程度そういう思いは持っているが、それが強まることで人生がより面白くなくなる、ということだ。生存に対する消極性は、コロナ禍で強く感じ言語化されたことで、より鮮明になった。

音楽が私を生かしているよな、と思うのは、特にそういう時期だ。
素晴らしい音楽との出会い。また、これまでに聴いていた音楽をより身近に感じられるような瞬間。
こういったときに、積極的に生きていたいと思うことが出来る。何年だって生きていたい。この感動は、驚きは、何度あったって良い。そのためなら、何年だって生きていて良い。死んだ後も音楽が聴けるのなら話は別だが、今のところそういう話は聞かない。
生活を潤わせてくれている、のではなくて、音楽を聴くことを生活として、そのために生存していく。


こういうふうに思える事柄を、自分の中で少しずつ増やしていけたら良い。
俺は音楽を愛していると、まず自分に自信をもって示せるような生き方を、これからも模索し続ける。

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