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クジラ夜の街 "夜景大捜査" 渋谷WWW X 12/19

まずは、メジャーデビューおめでとうございます!
客が寄せ書きをしていく旗が設置されていて、「世界一になれ!」と書き込みました。
スペースにチキって書ききれなかったことがあって、「背中は任せろ!」です。
全力で聴いて、誰にも負けないリアクションを返す。これはもちろん、誰よりも目立とうとする姿勢ではない。どこまでも音楽を聴き込んで、一音も漏らさない気概で曲に乗りに行く。どんな難解な曲が来ても、俺は絶対に向き合う。そういう気持ちでいる。
これはずっと心掛けていることではあるけれど、ライブに行くなら誰よりも曲に乗っていたい。その気持ちを、いま一度新たにした。

クジラのライブに行くのは2回目だ。前回はこちらが多少浮き足立っていたけれど、今回はとても冷静に、しっかりと音を聴けた。素晴らしい演奏だった。ギターの音がとても良く聴こえた。私はもともとギターの音が大好きなのだけれども、山本薫のギターサウンドに鷲掴みにされていることを確信した。動きがサウンドに反映されている。ギターヒーローです。
確実に前回聴いた時よりもさらに、音の厚みが増している。バンド全体で鳴らす音は言わずもがな、一人ひとりの魅せ方が素晴らしい。各人のソロパートのぶちかまし方が物凄い。あれだけしっかりした世界の曲を、いっぺんたりとも損なうことなく、それでいて強い音を魅せながら演奏出来る。これから先も、本当に楽しみで仕方がない。
私にとって、まだ出会って一年とは思えないほどの存在感があるバンドだ。末長くね、よろしくどうぞ。

アンコールで、宮崎さんから各メンバーへの手紙が読まれた。ライブでこういうのを見るのは、いろんなバンドを通して今までにない経験だった。
このライブの素晴らしさも相まって、こちらもジーンと来た。畏れ多くも共感するところが多かった。
間違いなく素晴らしいギターヒーローであること、ヒーローには弾けないベースを弾ける人であること、主人公のようで才能では足らない言葉を、曲を紡ぐドラムを叩くこと。
また、サポートメンバーに対しても、このうえない賛辞を、相手を最大限に尊重しながら最高にカッコよく口説いていた。凄いよ。本当に綺麗な言葉だった。
そして、宮崎一晴という人の大きさを見た。大袈裟に言えば、ライブ本編の感想が吹き飛ぶほどに感動した。あんなに素晴らしかった時間が、これは決して誇張ではなく、今年を振り返っても有数の素晴らしい演奏を聴けたのだけど、その時間すら霞ませるような言葉だった。


これからも長く続く物語を、スーパースターたちの冒険を、少しでも長く拝み続けられれば嬉しい。
新しく出来るzeppでヨエツアルカイハ一番街の時計塔をやりたいと言っていたし、私個人としては、武道館で風のもくてきちを聴きたい。
それよりもやっぱ、早くシンガロングがしたいよな。これはまあ時節に左右されるだろうけど、その時も近いのでしょう。より楽しい空間を、より広い空間で楽しめる。そのことを思うだけで、心に火が灯る。

何度も言うし言い足りないが、楽しみでしょうがないんです。
これからも、末永くよろしくどうぞ!



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