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《2》「夫が最大のクライアント」とはどういう事か?

夫なのにクライアントとはどういう事か?

《1》で書いた通り、私の人生色々ありまして、この思考法にいきついたわけです。

昔からこういった思考をしていたわけではありません。

ちなみに、前提として、私たち夫婦はとても良好な関係性を築いています。
少なくとも今のところは。

気も合うし、仲も良いと言えるでしょう。

ただ。

我が家は【絶対君主制】です(笑)

夫はある種独裁者ですし、
絶対君主なので、彼の発言が法律のような感じですので、昨日は右へ進めと言ったけれど、今日からは左に進むことが正しくなったりは日常茶飯事ですね。

私はそれをヨシとしています。
夫の好きなように生きてもらいたいと思っています。

繰り返しますが、夫婦関係は良好です(笑)

私はそもそも、この人を再婚相手に選んだのには理由があって、これはまた長くなるので改めて書きますが、これで良いのです。

一度離婚した経験を踏まえて、
私は”夫”という立場の人と、
中長期に渡って良好な関係を継続する方法を考えていました。

相手が誰であってもです。

世の中によくある、
「夫婦関係があまり良好ではない」😕
「相手に不満がある」😣
「なんなら鬱陶しい」😱
みたいな状態を考えて、そうならないようにしようとしてみました。

人生のパートナーに選んで、
一生を共にすると(少なくともその時は)決めた相手に日々イライラしていたり、なんならムカついたりウザいと思うことって、おかしい状況ですよね。(経験者...)

一過性のものじゃなく、日々そんな風に思うのって、悲しいですし、だったら離れたら良いのでは?とさえ思います。

これらの状況が起こる過程を想像すると、
結婚して、安心して、ドキドキしていた新婚生活も日常と化し、

その日常が続く中で、慣れ、馴れ合い、
徐々に小さな不満がお互い目についてきたりする。

そりゃ、生きてきた環境が違うのだから100%同じ感覚、考え方になるはずはない。

で、更にそこに、
「夫なんだから」
「妻なんだから」
このくらいやってくれて当たり前では?
みたいな思いに駆られたりもする。

家事なんか最たる例だと思いますが、
そもそも、もし1人暮らしだった場合、
掃除も洗濯も料理も自分で自分のためにやりますよね?
(もちろんアウトソーシングでも良い)

なのに、
結婚した途端、分担して当たり前思考に陥る。
(2人分だから、2倍大変理論は分からなくはないし、こっちばっかり!だと、お前の家政婦じゃないんだよ!になるのはめちゃくちゃ理解してるし、そのイライラも経験済み)

しかも付き合っていた時は、
好んで相手のためにやっていたりもするのに、
結婚契約が結ばれた瞬間から、
「責任の所在」を探り合う。

(もちろん、様々なご夫婦の形態があるので、超円満なご夫婦もいらっしゃるし、家事の分担も完璧だぜ!というご家庭があるのももちろん分かっています)

そうなってしまうと、家庭が居心地の悪いものになってしまう。

でも、ほとんどの方は、家から一歩出て、仕事モードに入ると、満面の笑みで周囲や上司や取引先やその他ありとあらゆる「外」で会う人には気を遣えてますよね?

先回りして配慮したり、丁寧な態度で接するように心がける。

そう対応されて、悪い気はしませんよね?
悪い気を起こさせないように気を遣っているのだから当然です。

なのに、
なのに、

一生添い遂げたい!と思った、1番大好きなはずの家族には、それができない。

・・・・?

・家でもそんなに気を遣っていたら疲れる

・家は会社ではない

・家族なんだから気をゆるして当然

かもしれない。
かもしれないですが、
1番大切だと思った相手に気を遣えなかったら、誰を大事にしたらいいんでしょう。

なので、私は、
「絶対にめちゃくちゃ気を遣う」であろう、
クライアントへの対応を、夫にしていこう。

と考えました。

外で周りの人に接しているのと同じ、もしくはそれ以上に丁寧な態度で夫に接すると決めました。

・挨拶は笑顔で

・報連相はまめに

・家事もできるだけ先回りするけど、お互い忙しいので、やれる方がやり、感謝し合う。
まぁ、これに関しては夫の家事スキルが高すぎるので、先回られる事も多くありがたい限り。
やってもらったらしっかりお礼。

・料理を作ってくれたら、食レポしているタレントばりに笑顔で感想を伝える。

・頼まれごとには即座にお返事と対応。
返事は基本「はい!」。仕事などですぐの対応が難しい場合は、いつやるのかをなる早で伝える。完了したら報告。

・夫の提案(やりたいこと)は基本的に実現する方向で進める。よほどの事がない限りは反対しない。

・LINEの会話は基本的には「了解です!」「分かりました!」「〇〇しておきました!」のような少し丁寧な感じ。これは対クライアントには出来ないけど、さすがに「承知いたしました」は変なのでちょっとフランク気味。

・外出時の見送りは玄関までちゃんと行く

などなど。

もちろん、いつもこんなガチガチではないですし、ふざけたりもしますが(笑)
ベースは丁寧に。

どんなにムカつく事があっても、その場で大きく言い返したり、感情的になって反論して火に油を注ぐようなことはしません。

夫が居心地の良いように振る舞っていくことを生活の根本にしています。

もちろん、私にもこの人を夫にしているメリットがあるので、やれていることです。

ビジネスなら商品やサービスの提供と引き換えに対価が支払われるのと同様に。

・・・・・・・・・・

私が今の夫を選んだ理由や享受しているメリットなどについてはまたの機会に。

このnoteは、あくまでも私の人生のお話。
ノンフィクションです。

ですので、こうあるべき、こうするべき、という提案ではございません。

「世の中、こんな考えをする人もいるんだなぁ」という程度に覗いていただけたら幸いです。

よろしければまた次もご覧くださいませ。

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