【読書記録】怪獣人間の手懐け方

 本物のすごい人と出会うと、人間ってやる気が出たり、成長したりしますね。『怪獣人間の手懐け方』を読んで、参考になった箇所を紹介します。
なお、怪獣人間とはすごい才能を持ち、世の中の常識にとらわれることなく、日々何かに熱狂している人のことである。

トラブルになると、菓子折りを持って謝罪するみたいな儀礼を選択する人たちもいる。
本当の人間関係の世界で、スーツを着て菓子折りを持って謝るのは、不誠実な態度でしかない。
その人の怒りに向き合おうとしていない。「カタチとしての謝罪」に安易に逃げ込んでいる。
トラブルでは、自分はどういうつもりだったのか、あっちはどういうつもりなのかをはっきりさせる。それで修復できるのか、それともスタンスが違うから平行線のまま交わることがないのかを見極める。

p.148-p.149

 ドキッとした。自分はもめるのが嫌で、何とか早く収めようとしてしまう。そのために自分の思いをうまく伝えられないまま抑え込んで、カタチとしての謝罪を優先してしまっている。でもそれって本当にそのトラブルや相手の怒りに向き合っていることになるのかな、ということを考えさせられた一節だった。


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