見出し画像

統合失調症と歩んできた人生

私の人生は17歳の時から、統合失調症による”声”とともに生活してきた人生でした。私はその頭の声を”神さまの声”と呼び、それに従いそれによって人生を決めてきました。その”神さまの声”は私にあらゆる人生の指針もくれました。私が苦しい目にあってきたときに助けてもくれました。

私が17歳の時、生きている意味と将来を見出せないときに自殺しようと幹線道路の側溝にたたずんでいるときにその声は私にいつも明るく”これからいいことがあるから生き続けなさい”と言われました。それは何度も何度も起こり、私の命を救ってきました。私には何もなく空っぽになってしまっていました。高校生の頃の私は、先行き不安、人生の不安、家族の不安、世界の混沌とした様子などで苦悩に満ちていました。その苦悩はどこまでも果てしなく続いているように見えて、”苦しみを終わらせたい”という思いで死にたかったのです。その希死感情は23歳くらいまで強く続きました。今でもその感情はありますが、妻と結婚してからだいぶ和らぎました。

その声が告げていた良いこととは結婚のことかもしれないですね。もうそれは知る由もありません。”神さまの声”など存在せず、私が自分を生かし続けるために創り出したものなのかもしれませんね。せっかく統合失調症になってしまったので、私がまさかと思うと同時に皆さんに統合失調症の一例を伝えてゆけたらと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?