「人生は行動が全て」というのは半分正しく半分間違っている
「人生は努力次第。正しい心を持ち、前向きに行動し続ければ、最高の人生を実現できる」
努力すれば幸せになる。努力しなければ不幸になる。この因果関係が明瞭であるならば、人生はとてもシンプルで分かりやすくなる。
しかしあなたがこの記事を目に止めて読み始めたということは心のどこかで、「努力すれば報われる?行動すれば幸せになれる?人生そんな単純な話ではないでしょう」と感じているからかもしれない。
「自助」という言葉がある。世の中の一般的な考え方として「行動こそが人生を変えるカギ」であり、行動する意義や価値を否定することは空想主義者や怠け者の戯言と考えられている。
確かに人生は「行動」という具体的なアクションを起こすことによって「結果」という反応が生じるため、行動が人生を変える要因となりうる点は間違ってはいない。
しかし、「行動する」という努力によって私たちは必ず報われるのか?思い通りの現実を実現することができるのか?それが本noteのテーマだ。
なお本noteは「私は最善を尽くしています。ですが、現実は思うようにはいきません・・・」とお悩みの方のための記事である。「努力?行動?興味ないね」という方のお役には立てないということを、予めご了承いただきたい。
はじめに
まず結論から。人生が行動で決まるというのは必ずしも間違いではないが、いくら行動しても、それが「悪い行動」であれば、あなたは行動する意味を感じることができず、努力否定論者になるだろう。
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