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髪のハリがなくなってきました。

祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらはす

驕れる者久しからず

ただ春の夜の夢の如し

ひとへに風の前の塵に同じ


なんかとっつきにくい始まりかたしてるなあと思った方もおられるでしょう。

すみません。

このブログ自体が、何に特化しているわけでもなく、この一週間で「石田の頭の中」私の頭に浮かび出てきたことをメモしており、その中から考察してみるというもの。

なので今週は、お客様との会話の中で出てきた
 「髪のハリがなくなってきました」 という
キーワードに、私の思考が連想したのがこのタイトルです。

さて、この祇園精舎の鐘の声〜は、なんだかおわかりでしょうか?

そうです、「平家物語」の冒頭に出てくる一文です。

皆さんも国語の時間で習ったことがあるかと思います。

私自身の記憶では、ただひたすらに暗記させられたなくらいの思い出しかありません。

ただ昔よりも今だったら、日本の歴史というものに興味もありますし、機会をつくってじっくり読もうと思います。

今回は平家物語について、ではありません。

諸行無常」、「盛者必衰」という言葉。

なんだか興味をそそられませんか?

これは仏教のお言葉なんですね。

どおりで説得力もあり、有り難く感じるわけです。

諸行無常とは、諸行=この世のすべては、無常=常が無い。

盛者必衰とは、盛者=盛んな者も、必衰=必ず衰える。

つまり、この世のすべてが絶え間なく変化し続け、流行っているものも永くは続かないということなんですね。

人生でいえば、生まれた瞬間から往生するまで、
さまざまな経験をし成長し熟成され老いてゆく。

どんな偉人にも永久はない。

仕事も然り、どんなに今が良くても永遠にバズり続けることはあり得ない。

時間軸は違えど、この世の真理で、原理原則で、
ありとあらゆるものにも必ず当てはまる。

ですから、年齢を重ねれば髪も変化してハリもなくなっていくのは納得ですね。

さて、人生は、一回きりです。

一回きりだからそこそ、時間を大切にし、成長し続け、変化してまた新しい波を作り出すことができると学んできました。

変化することに恐れずチャレンジできるかどうか。

私は、現状に満足しない。

向上心をもって、常に上を目指す。

まだまだ私はこんなもんじゃない!

日日是好日。

今日もご一読くださり、有難うございました。






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