調子が悪い日

私には定期的に調子が悪い日が訪れる。
今日もその日だ。
片頭痛がひどく、何もやる気が起きない。考えることはネガティブなことばかり。
気がついたら一日中、部屋から一歩も出ずにスマートフォンをいじっていた。何の生産性もない行動だとわかっているのにやめられない。頭ではわかっているのになぜだ。

現在、私は無職だ。この先、就職活動をしなければならないがこんな私を雇ってくれる企業があるのだろうか。何のスキルもない、前科持ちとなる予定の私を。

先日、裁判所から電話があった。「弁護士会には連絡したか？」と。私は弁護士会の方から連絡をくれるものだと勘違いしていた。裁判所の方には勘違いしていたことを謝り「こういうことが初めてなので」と言い訳した。我ながら情けなかった。しかしこんなことに慣れたくはない。結局、裁判所で国選弁護人をつけてくれることになった。

こういう弱っている時には、何かに甘えたくて仕方ない自分がいる。今までだったら妻に調子が悪いことを伝えていた。妻の「早めに休みなね」という言葉を聞いたあと、少し安心して床に就いていた。でもその相手はもういない。自分が妻を裏切った行動をしたのに、時々妻に裏切られたように感じる。本当に身勝手で甘ったれな自分が許せない。

毎日同じ時間に稼働してくれるお掃除ロボットだけが自分の唯一の味方のように感じている。「こんな自分のために毎日掃除してくれるなんて」と本気で感動する日がある。「たまには休んでください」という思いで、明日の掃除スケジュールを削除した。お掃除ロボットに気遣いができるのに、自分には気遣いができないのはなぜだろう。

もう末期かもしれない。
とにかく今日は調子が悪い。
早めに寝よう。