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アート批評、展評など

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#アート

あいトリから引き受けるべきこと

久々のノート。

前の水曜日に、AMSEAで津田大介さんにレクチャーをしていただいた。これは、あいちトリエンナーが社会的に大きな話題となる前からお呼びする予定だったもので、当初はジェンダーバランスとか、ジャーナリストがディレクターをすることの意味とか、日本における社会とアートの関係についてとかをお話しいただくという想定でしたが、結果的には、最後の「社会とアートの関係」について、今回のあいトリを具体

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美術教育の転換期、かも

美術科教育学会滋賀大会で滋賀大に行ってました。
今回強く感じたのは、美術観に関する世代間ギャップがいよいよ明確化され始めたなということです。多分、旧世代はそのことに気づいていなくて、イライラしてたり、お前らわかってないみたいな捉え方で終わってるのかなと。まだ、年配の先生たちに盲従するタイプは多いですよ、若い人でも。でもね、若い世代の研究が少しずつ変わりつつあるのが感じられ、それは喜ばしいと思います

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2016年の田中功起展について書いたこと

今日、東京大学で行っているAMSEA(社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)で、竹久侑(水戸芸術館)さんにレクチャーをしてもらったので、備忘もかねて再掲しておきます。(2016年5月4日にFBに書いたもの)

水戸芸術館で開催されてる田中功起展を見てきた。
まず最初に言うべきなのは、コミュニティやコミュニケーションに関心のある人は見るべき。一日美術館で時間を過ごす価値がある。
ただ

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