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仙腸関節部の痛みに対しての刺鍼

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こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。

今回は仙腸関節部への刺鍼と仙腸関節痛について書いていこうとおもいます。まず刺鍼についての動画はこちらになります。


仙腸関節部刺鍼についても動画より細かく静止画でご説明していきます。

この記事は単体では数量限定で試し読みであとは有料マガジンになります。よろしくおねがいします。

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仙腸関節由来の痛みは少なくなく臨床ではよく遭遇する事もあると思います。
刺鍼に関してなかなかイメージがつかず刺入が出来ていない事もあると思います。

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今回の記事でわかるのは
✓仙腸関節の機能解剖
✓仙腸関節の押手のコツ
✓仙腸関節の刺鍼のコツ

になります。

是非最後までご覧になってください。


仙腸関節の機能解剖

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仙腸関節は上の写真でいうと赤い部分ですね。
恐らく仙腸関節障害のモデル的に造っていると思うのですが、これを見るとむちゃくちゃ痛そうですよね!?

実際はここまで炎症などがある事はないとは思いますが・・・

まず仙腸関節部を理解するのに大切だと思うのが解剖学です。
その中で靭帯の走行などをイメージしておくと安定性に関していえば理解をしやすいと思います。

骨盤後面の靭帯

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骨盤前面の靭帯

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このように抜粋しただけでも多くの靭帯で仙骨と腸骨は強固に連結していることがわかると思います。

この強固な作りで上半身を支えつつ、地面からの衝撃を受け止めています。

それでは次に可動性を少し考えていきましょう。

仙腸関節は動くのか!?動かないのか!?って私がこの業界に入った時にはすでに議論は熱かったですねw

現在の多くの意見は【動く】との見解ですが、動くといっても

仙腸関節は【ほとんど動かない】

っていうのが多くの意見だと思います。

ここから少し紐解いていきましょう。

仙腸関節は可動性がかなり少ない関節といわれています。

では実際にどれぐらい動くのでしょうか!?

矢状面上では
1〜4°の前後傾
1〜2mmの並進

程度しか動かないといわれています。


しかし、この程度しか動かないですがこの多少の動きがある事で衝撃の吸収が出来ていると思うと少しでも仙腸関節に不適合があると機能障害や痛みがでると容易に考えられます。


まあ数字上ではこれぐらいの動きがあると理解してもなかなか臨床でこの動きを把握、確認するのはかなり難しい事だと思います。

臨床でみる場合、仙骨の前後屈や腸骨の動きなどで動きを確認していく事が多いと思います。

このあたりは鍼灸領域ではなかなか覚えるものではないので覚えてもらえるといいかなと思います。

まず仙骨の動きから覚えていきましょう。

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