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ロックプライマー

カレーには希望がある。

えー、こんばんわ神明です。

東京に引っ越してくる前の今は昔。両隣を10階建てのマンションに挟まれている4階建てのアパートに住んでいた事があります。

そのアパートはエレベーターなどという近代設備はなく、薄暗い階段だけが部屋までたどり着く唯一の道でした。

神明は当時3階に住んでおりまして、ある日の事…お腹がすいたな…と真夜中に部屋を出てコンビニへ行こうと階段を降りたところ…

2階の階段に見知らぬおばあさんが座り込んでおりまして。

一旦スルーしてコンビニに向かい、買い物を済ませて帰ってきたところ、さっきと同じ場所で同じポーズのまま見知らぬおばあさんが座り込んでおりました。

血圧でも上がって具合でも悪いのかな?と思い「大丈夫すか?」と声をかけてみると…

「鍵を無くしてしまって部屋に入れないの」と予想外のお返事をいただきました。

これ、この感じ知ってるやつ…

神明は少しばかりプチトラブルに見舞われる確率が多い傾向がありまして、この時もちょっときな臭い匂いがしましたが、ほっておいてその場を去るわけにもいかず…

「部屋の窓は空いてるの?」と聞くと、空いてるとの事だったので、外から侵入して内側から鍵を開けるという古典的な手法を試みる事にしました。

で、一度外に出てアパートの外壁を登っていると…通行していたカップルにその様子を見られまして。

「どろぼうじゃない?」と話しているのが神明の耳にも聞こえるように言われまして…

ちゃうねん…これはほんまにちがうの…

と、思いながら登攀に成功して無事に内側から鍵を開けてあげました。


この事から学べる教訓としては、同じアパートで階段に座り込んでいるおばあさんがいたら、コンビニに向かわず漫画喫茶などで時間を潰した方が、どろぼうと間違われないで済んだ。

という事です。

それでは良き週末をお過ごしください。


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